2007.12.24 Monday
12/23は、重要行事である綱島ボブルヘッズ忘年会をお断りして、かねて予定していた「塩谷哲(しおのやさとる)プロデュース SALTISH NIGHT vol.XI」というコンサートを観に中野サンプラザに行ってきた。
この塩谷"SALT"哲というミュージシャンは、知ってる人はみんな知ってるくらい有名なのだが、当サイト読者の方にはぜひとも知っていて欲しい情報が2つほどあるのだ。
その1は、前にも言ったけどこの塩谷哲は私が高校3年間一緒に遊んだ同級生であるということ。
もう一つは1週間後…
(情報規制中につき削除!ごめんなさい!12/24 17:20)
(情報規制は12/30より解ける。要は絢香「Peace loving people 〜スペシャル・ピアノ・バージョン〜」で紅白に出演するということが言いたかった)
塩谷自身は以前にもオルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとして紅白に出場したこともあるのだけれど、今回はそれよりもずっとずっと露出が大きいだろう。顔と演奏と名前が日本中に知れ渡るね。
さて、コンサート。音楽業界で数多くのミュージシャンのレコーディングやライブに参加している塩谷が、ピアノ1本で多彩なゲストたちと競演するという企画で、なんと今年で11回目。今回のゲストも超豪華。
「SALT&SUGAR」というユニットも結成しているシングライクトーキングの佐藤竹善はレギュラーというか相棒って感じ。抜けるような高音の響きが相変わらず良いね。個人的にはビリー・ジョエルのピアノマンが格好良かった。
その弟分という新人の岡野宏典というシンガーソングライターが良いよ。もうブレイク直前だと思うよ。「青春ポップ」という感じの楽曲と、強く伸びる声、来年注目だ。
そして今井美樹。ニューヒットの「年下の水夫」も妖しかったけど、やっぱり生で聴く「PRIDE」は痺れた。生は違うぜ。それとピアノ1本が良く合う歌手だね。
その「PRIDE」で見事なハーモニーを入れたのが、スターダスト★レビューの根本要。しゃべりが面白いので有名な人なんだけど、この日も冴えまくって、ドッカンドッカン(笑)。この日、笑いの神は、根本要とサンドウィッチマンに降りていた(笑)。
だけど根本要は歌えば凄いわ。そこまでのお笑いムードはどこへやら、高い音になってしゃがれてからの声のパワー。
「木蓮の涙」ピアノバージョン聴いてみ。泣くよ。いやあ、ほんと感動したわ。
その魂のシャウトがはまりまくっていたビートルズの「Oh! Darling」。それまでムーディーなバラードを歌い上げていたピアノが、まるで別の楽器になったように根本の声とともに唸り上げて、叫び上げる。塩谷本人は「ああいう曲が一番自分には難しい」と言っていたが、なんのなんのものすごいパワフルだった。個人的にはこの日は根本要にメロメロにされたな。
イベントのアクセントになっていたのが津軽三味線の上妻宏光。民謡の基礎をバッチリ固めた上で、新しい音楽との融合に挑戦している気鋭。ジャズサウンドに合うんだな、これが。そして青森出身の佐藤竹善が歌った「りんご追分」、ジャズピアノ、三味線とのマッチングが決まっていた。
挙げた以外にも素晴らしい楽曲目白押し、最後はイベントテーマ曲を全員で歌って、塩谷のソロピアノで締め。いやあ素晴らしかった。
聴いていてずっと頭の中に巡っていた言葉は、塩谷の「親和性」。音楽に対する深い理解と、高い技術は言うに及ばず。しかし塩谷の音楽家としての最大の魅力は、個性あるミュージシャンの細胞の隙間に、心地良く浸透していく能力だと思う。その個性はより潤いを増し、力を得て、主張を強める。塩谷自身の主張の無さと表裏一体ではあるが、特異な才である。
控え室でお疲れさま!を伝えた後、同級生仲間が集まって中野で飲み。途中で塩谷ファミリーも合流して、お疲れさんのカンパイ。2千人超のチケットが即完売する人気イベントの後で、主役を独占できる特権に浸りながら、夜更けまで楽しく飲んだのであった。
なお、このコンサートの模様は、NHKFMで来年2月に放送されるって、場内アナウンスがあったような気がする。
【参加ミュージシャン公式サイト】
・塩谷哲
・シングライクトーキング
・スターダスト★レビュー
・今井美樹
・上妻宏光
・岡野宏典
この塩谷"SALT"哲というミュージシャンは、知ってる人はみんな知ってるくらい有名なのだが、当サイト読者の方にはぜひとも知っていて欲しい情報が2つほどあるのだ。
その1は、前にも言ったけどこの塩谷哲は私が高校3年間一緒に遊んだ同級生であるということ。
もう一つは1週間後…
(情報規制中につき削除!ごめんなさい!12/24 17:20)
(情報規制は12/30より解ける。要は絢香「Peace loving people 〜スペシャル・ピアノ・バージョン〜」で紅白に出演するということが言いたかった)
塩谷自身は以前にもオルケスタ・デ・ラ・ルスのピアニストとして紅白に出場したこともあるのだけれど、今回はそれよりもずっとずっと露出が大きいだろう。顔と演奏と名前が日本中に知れ渡るね。
さて、コンサート。音楽業界で数多くのミュージシャンのレコーディングやライブに参加している塩谷が、ピアノ1本で多彩なゲストたちと競演するという企画で、なんと今年で11回目。今回のゲストも超豪華。
「SALT&SUGAR」というユニットも結成しているシングライクトーキングの佐藤竹善はレギュラーというか相棒って感じ。抜けるような高音の響きが相変わらず良いね。個人的にはビリー・ジョエルのピアノマンが格好良かった。
その弟分という新人の岡野宏典というシンガーソングライターが良いよ。もうブレイク直前だと思うよ。「青春ポップ」という感じの楽曲と、強く伸びる声、来年注目だ。
そして今井美樹。ニューヒットの「年下の水夫」も妖しかったけど、やっぱり生で聴く「PRIDE」は痺れた。生は違うぜ。それとピアノ1本が良く合う歌手だね。
その「PRIDE」で見事なハーモニーを入れたのが、スターダスト★レビューの根本要。しゃべりが面白いので有名な人なんだけど、この日も冴えまくって、ドッカンドッカン(笑)。この日、笑いの神は、根本要とサンドウィッチマンに降りていた(笑)。
だけど根本要は歌えば凄いわ。そこまでのお笑いムードはどこへやら、高い音になってしゃがれてからの声のパワー。
「木蓮の涙」ピアノバージョン聴いてみ。泣くよ。いやあ、ほんと感動したわ。
その魂のシャウトがはまりまくっていたビートルズの「Oh! Darling」。それまでムーディーなバラードを歌い上げていたピアノが、まるで別の楽器になったように根本の声とともに唸り上げて、叫び上げる。塩谷本人は「ああいう曲が一番自分には難しい」と言っていたが、なんのなんのものすごいパワフルだった。個人的にはこの日は根本要にメロメロにされたな。
イベントのアクセントになっていたのが津軽三味線の上妻宏光。民謡の基礎をバッチリ固めた上で、新しい音楽との融合に挑戦している気鋭。ジャズサウンドに合うんだな、これが。そして青森出身の佐藤竹善が歌った「りんご追分」、ジャズピアノ、三味線とのマッチングが決まっていた。
挙げた以外にも素晴らしい楽曲目白押し、最後はイベントテーマ曲を全員で歌って、塩谷のソロピアノで締め。いやあ素晴らしかった。
聴いていてずっと頭の中に巡っていた言葉は、塩谷の「親和性」。音楽に対する深い理解と、高い技術は言うに及ばず。しかし塩谷の音楽家としての最大の魅力は、個性あるミュージシャンの細胞の隙間に、心地良く浸透していく能力だと思う。その個性はより潤いを増し、力を得て、主張を強める。塩谷自身の主張の無さと表裏一体ではあるが、特異な才である。
控え室でお疲れさま!を伝えた後、同級生仲間が集まって中野で飲み。途中で塩谷ファミリーも合流して、お疲れさんのカンパイ。2千人超のチケットが即完売する人気イベントの後で、主役を独占できる特権に浸りながら、夜更けまで楽しく飲んだのであった。
なお、このコンサートの模様は、NHKFMで来年2月に放送されるって、場内アナウンスがあったような気がする。
【参加ミュージシャン公式サイト】
・塩谷哲
・シングライクトーキング
・スターダスト★レビュー
・今井美樹
・上妻宏光
・岡野宏典