2008.01.14 Monday
原油が高騰し、いろんなものが値上げをした中に、小麦粉というのがあった。その話題の中で、小麦粉がいったん国で買い上げたものを各製粉会社を通じて販売されているのだと初めて知った。スーパーでいくつかのブランドが並んでいて、値段も違ったりするから、他の商品と同じように、各メーカーで製造したものを競い合って売っているのだと思っていたが、そうじゃなかったんだねぇ。アメリカの産業構造のひとつとして、日本という国で小麦粉を買わされているということだ。なるほどいつの間にか食の欧米化について警鐘をならさなくなったわけだ。「防衛植民地」としての国策ということか。
MLBの話も似たところがあるのだろう。日本は国策としてMLBを買わされている。日本の広告代理店最大手電通がMLBと結んだ放映権契約は5年総額2億7500万ドル、ざっくり300億円、年平均60億円。これをNHKはじめ放送局に切り売りして、バーチャル広告を(読売新聞などに)売ったり、おそらくグッズ販売に関する権利を(ユニクロなどに)売ったりしているのだろう。
目指すところは、日本のスポーツマーケットのシェアを拡大したいという国策だろう。現在のところ日本プロ野球が中心にあるが、このスターを吸い上げてしまえば相当な市場を確保できると踏んだのかも知れない。今のところ順調とは言い難いが、この先どんな二の矢三の矢を放ってくるのか。
NHKでは教育を含めて、かつてはいろんなスポーツを放送していた。各競技の最高峰の大会だけは流していた。今はその多様性は影もなく、一にも二にもMLB、あって少しのNPB、ほんの少しのJリーグ…。まったくこんなんで良いのかねぇ。
「国防」を格安で買おうとすると、割高で国の基本に打撃を与える「食糧と娯楽」がセットで付いてくる…って感じか。
国防の必要性は、戦争の危機がなければ生まれない。かつての冷戦構造が崩れて、その市場価値が低迷した頃、日本は伸び伸びと発展した。今は、まるでマッチポンプかと思われるような「テロリズムとの戦争」のせいで、また国防の値段が上がる。NHK視聴料というまさに「税金」で、国防とMLBを不当に高く買わされているようで腹立たしい。
日本のプロ野球経営は、こんな事情で高騰するMLB日本人選手の値段とは一線を画する必要がある。いつかは必ず健全性が報われるのだから、日本プロ野球は自分が健全になることだけを考えていれば良いんじゃないだろうか。
「ボクシング=ヘビー級」の国も良いだろう。「ボクシング=軽量級」の意味をわかろうとしないなら仕方ない。「ボクシング=キックボクシング」の国があるという多様性まで認められる国際感覚でありたい。日本はそうありたいね。
MLBの話も似たところがあるのだろう。日本は国策としてMLBを買わされている。日本の広告代理店最大手電通がMLBと結んだ放映権契約は5年総額2億7500万ドル、ざっくり300億円、年平均60億円。これをNHKはじめ放送局に切り売りして、バーチャル広告を(読売新聞などに)売ったり、おそらくグッズ販売に関する権利を(ユニクロなどに)売ったりしているのだろう。
目指すところは、日本のスポーツマーケットのシェアを拡大したいという国策だろう。現在のところ日本プロ野球が中心にあるが、このスターを吸い上げてしまえば相当な市場を確保できると踏んだのかも知れない。今のところ順調とは言い難いが、この先どんな二の矢三の矢を放ってくるのか。
NHKでは教育を含めて、かつてはいろんなスポーツを放送していた。各競技の最高峰の大会だけは流していた。今はその多様性は影もなく、一にも二にもMLB、あって少しのNPB、ほんの少しのJリーグ…。まったくこんなんで良いのかねぇ。
「国防」を格安で買おうとすると、割高で国の基本に打撃を与える「食糧と娯楽」がセットで付いてくる…って感じか。
国防の必要性は、戦争の危機がなければ生まれない。かつての冷戦構造が崩れて、その市場価値が低迷した頃、日本は伸び伸びと発展した。今は、まるでマッチポンプかと思われるような「テロリズムとの戦争」のせいで、また国防の値段が上がる。NHK視聴料というまさに「税金」で、国防とMLBを不当に高く買わされているようで腹立たしい。
日本のプロ野球経営は、こんな事情で高騰するMLB日本人選手の値段とは一線を画する必要がある。いつかは必ず健全性が報われるのだから、日本プロ野球は自分が健全になることだけを考えていれば良いんじゃないだろうか。
「ボクシング=ヘビー級」の国も良いだろう。「ボクシング=軽量級」の意味をわかろうとしないなら仕方ない。「ボクシング=キックボクシング」の国があるという多様性まで認められる国際感覚でありたい。日本はそうありたいね。