2008.04.24 Thursday
長年にわたってこの場所で積んでしまった歴史の重み。去年のクラシリセ1で受けた傷の深さ。
それがわかっているから、もう島野さんにだって頼っちゃう。あんなよく見える所に島野さんの遺影を掲げていたんだね(サンスポ)。おかげで粘って食らいついて島野的勝利。
序盤はDペース。大学社会人を経た4年目の左腕川井が、スローカーブを交えた緩急と制球力で3回まで一人も走者を許さない完璧な立ち上がり。さすがは今季ブレーク気配の男。
一方の下柳は初回四球の井端を李の右中間オーバー二塁打で簡単にかえされてしまった。
0−1とリードされ、円陣を組んだ4回表、先頭赤星がスローカーブを遊内野安打。三塁線を絞るシフトの逆をつく打球、ナイス。関本空振り三振の間に赤星盗塁成功、一死二塁。ここで新井が1−1からの低めスローカーブを三塁線突破二塁打。ノリの守備範囲かとも思ったが、それだけ打球が速かったのだろう。1−1同点。その後金本四球で一死一二塁となったが、今岡はスローカーブを見逃し三振、鳥谷が初球スローカーブを打ってポップフライでチャンス生かせず。しかし、カウント球で使ってくるスローカーブを狙い打てというベンチの指示がはまって、早いうちに同点にしたのは大きい。
そのウラ、Dはすぐさま反撃。先頭ウッズがレフト線二塁打。しっかしD打線は怖さがあるね。荒木、井端は機動力によって一瞬で得点機を作る怖さ。李、ウッズ、和田、森野、ノリ、谷繁は勝負強さと一発長打の怖さ。チーム打率やチーム得点はウチと大して変わらないのだけど、HR数は3倍だからね(T8:D24、4/22まで)。
だけどこの日も下柳は粘りの投球。巧みな配球と制球で和田、森野をポップ、ノリの痛烈なゴロはハッとしたけれどサード今岡の正面へ。走者釘付けで0点。これで中盤の主導権を握った。
5回表、一死から矢野がカーブをバットの先で拾ってレフト線に落とす二塁打。下柳強行、一二塁間を緩く破るかと思われたが、さすが荒木に追いつかれて一塁アウト。二死三塁、だけどシモがやるべき仕事としては満点。赤星四球で二死一三塁。しかし関本はバットの先、二ゴロでチェンジ。関本二番になったら急にしおらしくなっちゃったね。
こっちもあと1本が出ない。
5回ウラ、二死から荒木が四球、すかさず盗塁を決められる。これなんだよね、一瞬で大ピンチ、気を抜けない。井端の当たりは鋭くセンター前へ!と思ったら、そこに鳥谷がいて、ショートライナー。フォークが甘くなった。いやあ危ない危ない。
D川井も頑張る。100球を超える6回表も続投、一死から金本がカーブをバットの先ですくい上げる、右中間手前、センター森野が飛び込むがグラブに当たらず打球は後方へ、ライト李が最深部で追いつくが、金本は三塁へ、中継乱れて送球できず、セーフ。一死三塁。森野としてはいっぱいのプレーだが、これはラッキー。もちろんラッキーを呼び込むのは島野さんに褒められる全力疾走だ。
一死三塁前進守備、打者今岡。初球の直球を強振、鋭い打球がノリのすぐ右、グラブをかすめてレフトに抜ける!タイムリー、逆転!2−1!
今岡をどうするつもりなんだろう。この1本はとても素晴らしい仕事なんだ。だけど世間はこの1本で許してくれない。これまでのマイナスが多少薄まったくらいにしか見てくれない。活躍に見合った「格下げ」をしないことへの不満があるからだろう。ポツポツでは、打っても打っても許してくれないかも。
だけどおそらくこのまま、またしばらく使い続けるんだろうなぁ。岡田監督は今岡の「格」を大切にしているのだろう。今岡にとっては、「格下げ」の方がずっと楽だと思うけどね。岡田監督に言わせれば「ン億ももらってるんやからしゃあないやん」てとこなのかな。
しかし6回ウラ、二死から今度は和田がライト線へ二塁打。打者はやっちゃった森野。ここは熱くなっている打席だ。でもここで今日のシモを救う投球。まるでチェンジアップのようなフォークが決まりまくった。シモのフォークと言えば、ワンバウンドに近いような低めのボールゾーンに落とすのがいつもの使い方。この日はまるでストレートの軌道でど真ん中、むしろやや高めにすーっと出てきて、打者がキターっと振るが、球はいつまで待ってもやってこない。森野はこの球に面白いようにひっかかって空振り三振。シモあと1本は許さない!
さらに7回も怖い下位打線を寄せ付けず。今日も7回までお疲れさん!立派立派!
8回表、Dは3戦目の先発と目されていた川上にスイッチ。しかし調整登板はあまり良い内容では無かった。先頭関本は、あわやのセンター大飛球。そして新井が2−0と追い込まれてから低めのフォークに食らいついて、右中間フェンスオーバー、移籍第1号がここで出た。しかしすげえなぁ。本当に低いところ、下半身の力、背筋、体幹。あんな球をあんな風にしかもあんな所に放り込んじゃうんだ。広島のパワーは違うよなぁ。3−1、これはデカい。3点取られなきゃ負けないんだからね。
8回ウラ久保田は、そういう計算をするファンの心をもてあそぶイケナイ人。先頭荒木にヒット、井端に四球で無死一二塁。ヤツはぜったいワザとやってる(笑)。
李の三ゴロ、5−4−3と渡るが一塁セーフ、一死一三塁でウッズ、「えーとあかんやん」と思わず最悪の場合の計算をした阪神ファン多数(笑)。ウッズセンターへの犠飛、これで2−3となって二死一塁。まずは一息、和田の当たりは三遊間、鳥谷追いついて、二塁へジャンピングスロー、3アウトチェ…え〜〜〜!?今岡の代走から守備固めに入っていた二塁平野、ベースカバーの足がベースについていない、セーフ!確かに鳥谷の送球も多少それたが、はじめからベースよりずっと前にいたような気もする。お前ら、みんなワザとやってるやろ!
久保田ガンバレよ、打者森野、もういややー。打った、あかん、うおーーーー!
(解説:森野の打球は完全にセンター前に抜けたと思われるライナー、だけどなぜかそこに平野がいてこれをキャッチ。またしてもあと1本を防いだ)。
ワザとだ!絶対にワザとだ!お前らなんかキライだ!(笑)
最終回は藤川。藤川は安定飛行に入ったね。フォークが完全に武器になって、すっかり安心して見ていられるようになった。久保田と二人ともってならないのがおかしいんだけど(笑)。ノリ二ゴロ、谷繁三振、立浪二ゴロ。みんなウラ、ウラを取っていた。
はー疲れた。こんなに疲れさせるんだから、責任取ってもう一つ勝ちやがれよ!(笑)
それがわかっているから、もう島野さんにだって頼っちゃう。あんなよく見える所に島野さんの遺影を掲げていたんだね(サンスポ)。おかげで粘って食らいついて島野的勝利。
序盤はDペース。大学社会人を経た4年目の左腕川井が、スローカーブを交えた緩急と制球力で3回まで一人も走者を許さない完璧な立ち上がり。さすがは今季ブレーク気配の男。
一方の下柳は初回四球の井端を李の右中間オーバー二塁打で簡単にかえされてしまった。
0−1とリードされ、円陣を組んだ4回表、先頭赤星がスローカーブを遊内野安打。三塁線を絞るシフトの逆をつく打球、ナイス。関本空振り三振の間に赤星盗塁成功、一死二塁。ここで新井が1−1からの低めスローカーブを三塁線突破二塁打。ノリの守備範囲かとも思ったが、それだけ打球が速かったのだろう。1−1同点。その後金本四球で一死一二塁となったが、今岡はスローカーブを見逃し三振、鳥谷が初球スローカーブを打ってポップフライでチャンス生かせず。しかし、カウント球で使ってくるスローカーブを狙い打てというベンチの指示がはまって、早いうちに同点にしたのは大きい。
そのウラ、Dはすぐさま反撃。先頭ウッズがレフト線二塁打。しっかしD打線は怖さがあるね。荒木、井端は機動力によって一瞬で得点機を作る怖さ。李、ウッズ、和田、森野、ノリ、谷繁は勝負強さと一発長打の怖さ。チーム打率やチーム得点はウチと大して変わらないのだけど、HR数は3倍だからね(T8:D24、4/22まで)。
だけどこの日も下柳は粘りの投球。巧みな配球と制球で和田、森野をポップ、ノリの痛烈なゴロはハッとしたけれどサード今岡の正面へ。走者釘付けで0点。これで中盤の主導権を握った。
5回表、一死から矢野がカーブをバットの先で拾ってレフト線に落とす二塁打。下柳強行、一二塁間を緩く破るかと思われたが、さすが荒木に追いつかれて一塁アウト。二死三塁、だけどシモがやるべき仕事としては満点。赤星四球で二死一三塁。しかし関本はバットの先、二ゴロでチェンジ。関本二番になったら急にしおらしくなっちゃったね。
こっちもあと1本が出ない。
5回ウラ、二死から荒木が四球、すかさず盗塁を決められる。これなんだよね、一瞬で大ピンチ、気を抜けない。井端の当たりは鋭くセンター前へ!と思ったら、そこに鳥谷がいて、ショートライナー。フォークが甘くなった。いやあ危ない危ない。
D川井も頑張る。100球を超える6回表も続投、一死から金本がカーブをバットの先ですくい上げる、右中間手前、センター森野が飛び込むがグラブに当たらず打球は後方へ、ライト李が最深部で追いつくが、金本は三塁へ、中継乱れて送球できず、セーフ。一死三塁。森野としてはいっぱいのプレーだが、これはラッキー。もちろんラッキーを呼び込むのは島野さんに褒められる全力疾走だ。
一死三塁前進守備、打者今岡。初球の直球を強振、鋭い打球がノリのすぐ右、グラブをかすめてレフトに抜ける!タイムリー、逆転!2−1!
今岡をどうするつもりなんだろう。この1本はとても素晴らしい仕事なんだ。だけど世間はこの1本で許してくれない。これまでのマイナスが多少薄まったくらいにしか見てくれない。活躍に見合った「格下げ」をしないことへの不満があるからだろう。ポツポツでは、打っても打っても許してくれないかも。
だけどおそらくこのまま、またしばらく使い続けるんだろうなぁ。岡田監督は今岡の「格」を大切にしているのだろう。今岡にとっては、「格下げ」の方がずっと楽だと思うけどね。岡田監督に言わせれば「ン億ももらってるんやからしゃあないやん」てとこなのかな。
しかし6回ウラ、二死から今度は和田がライト線へ二塁打。打者はやっちゃった森野。ここは熱くなっている打席だ。でもここで今日のシモを救う投球。まるでチェンジアップのようなフォークが決まりまくった。シモのフォークと言えば、ワンバウンドに近いような低めのボールゾーンに落とすのがいつもの使い方。この日はまるでストレートの軌道でど真ん中、むしろやや高めにすーっと出てきて、打者がキターっと振るが、球はいつまで待ってもやってこない。森野はこの球に面白いようにひっかかって空振り三振。シモあと1本は許さない!
さらに7回も怖い下位打線を寄せ付けず。今日も7回までお疲れさん!立派立派!
8回表、Dは3戦目の先発と目されていた川上にスイッチ。しかし調整登板はあまり良い内容では無かった。先頭関本は、あわやのセンター大飛球。そして新井が2−0と追い込まれてから低めのフォークに食らいついて、右中間フェンスオーバー、移籍第1号がここで出た。しかしすげえなぁ。本当に低いところ、下半身の力、背筋、体幹。あんな球をあんな風にしかもあんな所に放り込んじゃうんだ。広島のパワーは違うよなぁ。3−1、これはデカい。3点取られなきゃ負けないんだからね。
8回ウラ久保田は、そういう計算をするファンの心をもてあそぶイケナイ人。先頭荒木にヒット、井端に四球で無死一二塁。ヤツはぜったいワザとやってる(笑)。
李の三ゴロ、5−4−3と渡るが一塁セーフ、一死一三塁でウッズ、「えーとあかんやん」と思わず最悪の場合の計算をした阪神ファン多数(笑)。ウッズセンターへの犠飛、これで2−3となって二死一塁。まずは一息、和田の当たりは三遊間、鳥谷追いついて、二塁へジャンピングスロー、3アウトチェ…え〜〜〜!?今岡の代走から守備固めに入っていた二塁平野、ベースカバーの足がベースについていない、セーフ!確かに鳥谷の送球も多少それたが、はじめからベースよりずっと前にいたような気もする。お前ら、みんなワザとやってるやろ!
久保田ガンバレよ、打者森野、もういややー。打った、あかん、うおーーーー!
(解説:森野の打球は完全にセンター前に抜けたと思われるライナー、だけどなぜかそこに平野がいてこれをキャッチ。またしてもあと1本を防いだ)。
ワザとだ!絶対にワザとだ!お前らなんかキライだ!(笑)
最終回は藤川。藤川は安定飛行に入ったね。フォークが完全に武器になって、すっかり安心して見ていられるようになった。久保田と二人ともってならないのがおかしいんだけど(笑)。ノリ二ゴロ、谷繁三振、立浪二ゴロ。みんなウラ、ウラを取っていた。
はー疲れた。こんなに疲れさせるんだから、責任取ってもう一つ勝ちやがれよ!(笑)