2008.11.17 Monday
故障者続出、日シリで完全燃焼、外国人選手は帰っちゃったで、西武ライオンズは苦戦の連続だったが立派に防衛した。
それにしても冠スポンサーだったコナミが撤退し、読売新聞が後援をやめた今大会は、中継はCSのみ。地上波、BS、ラジオなし。主催のNPBは、今後この大会をどう育てたいのか、何のためにやって行くのかを明確にして、有効な歩を進めなければいけない。 韓国、台湾、中国のプロ野球リーグを活性化させるためなのか、MLBチャンピオンとのリアルワールドシリーズを実現させるためなのか、この大会そのものを日本シリーズやそれ以上の権威あるものにしたいのか。それらや、また別の目的との複合だというのなら、段階や順位を決めて、コツコツやっていかないとね。せっかく選手たちは一所懸命やっているのに、このままではもったいないと思う。
NPBと選手会の話し合いにより、今年から2年間はFA改革が試行される。期間が短縮され、FA移籍時の補償が大幅に軽減された。特に、年俸がチームの上位10人に入っていない者については、「補償なし」となった。どうやらこの改革によって、「非トップスター選手」のFA移籍が活発化しそうだ。
タイガースの野口とドラゴンズの中村ノリ、どちらも年俸はチーム11位以下。どうやらどちらも、現状よりずっと良い待遇と「ポスト」を用意してもらって、より必要としてくれる球団へのFA移籍が確定的らしい。彼らのようなベテランになってくると、「残り時間」というのも重要な考慮ポイントになってくる。自分が現役としてやれる時間には限りがあるから。望まれて、チャンスが大きくなるんだから幸福なことだ。
昔から思っていた素朴な疑問。フリーエージェントって、訳せば「自由契約」ちゃうん?日本では、どっちかというとクビになる時の手続で出てくる、「あんたもう要らん」というのが「自由契約」で、選手が努力で勝ち取るのが「フリーエージェント」ってことになっているけど、本当は違うんだよね。
雇用者と被雇用者の立場はあくまで対等。それが圧倒的に雇用者有利になっている状況を打破するために出来たのが、条件を満たせば自由契約になれる制度、すなわちFA制。しかし一部のスター選手を除いては、自由契約を勝ち取っても、補償のために不自由になってしまって、まったく機能していなかった。もし当時からこの制度が試行されていれば桧山だって…あ、治りかけていた傷口を…ゴメン(笑)。
MLBはもっともっと凝っていて、専門のランキング会社が選手のランクを決めて、そのランクに応じた補償(ドラフト指名権を複雑に使う)を定めている。そこら辺、正しくはどこを読めば良いのかわからないので、安直にウィキペディアのリンクで済ます(笑)。
桧山や前のノリの時もなんとなく感じたけど、業界がヨコの繋がりで「干す」みたいなんは、見ていて実に醜い。もっと健全な競争意識と競争状態のあるプロ野球界でなきゃいけないと思う。
追記:あ、別に当時の桧山は「干された」ワケでもなく、制度的に手が上がらなかっただけでしたね。桧山選手失礼しました。って書く方が失礼な気もするけど…。
それにしても冠スポンサーだったコナミが撤退し、読売新聞が後援をやめた今大会は、中継はCSのみ。地上波、BS、ラジオなし。主催のNPBは、今後この大会をどう育てたいのか、何のためにやって行くのかを明確にして、有効な歩を進めなければいけない。 韓国、台湾、中国のプロ野球リーグを活性化させるためなのか、MLBチャンピオンとのリアルワールドシリーズを実現させるためなのか、この大会そのものを日本シリーズやそれ以上の権威あるものにしたいのか。それらや、また別の目的との複合だというのなら、段階や順位を決めて、コツコツやっていかないとね。せっかく選手たちは一所懸命やっているのに、このままではもったいないと思う。
NPBと選手会の話し合いにより、今年から2年間はFA改革が試行される。期間が短縮され、FA移籍時の補償が大幅に軽減された。特に、年俸がチームの上位10人に入っていない者については、「補償なし」となった。どうやらこの改革によって、「非トップスター選手」のFA移籍が活発化しそうだ。
タイガースの野口とドラゴンズの中村ノリ、どちらも年俸はチーム11位以下。どうやらどちらも、現状よりずっと良い待遇と「ポスト」を用意してもらって、より必要としてくれる球団へのFA移籍が確定的らしい。彼らのようなベテランになってくると、「残り時間」というのも重要な考慮ポイントになってくる。自分が現役としてやれる時間には限りがあるから。望まれて、チャンスが大きくなるんだから幸福なことだ。
昔から思っていた素朴な疑問。フリーエージェントって、訳せば「自由契約」ちゃうん?日本では、どっちかというとクビになる時の手続で出てくる、「あんたもう要らん」というのが「自由契約」で、選手が努力で勝ち取るのが「フリーエージェント」ってことになっているけど、本当は違うんだよね。
雇用者と被雇用者の立場はあくまで対等。それが圧倒的に雇用者有利になっている状況を打破するために出来たのが、条件を満たせば自由契約になれる制度、すなわちFA制。しかし一部のスター選手を除いては、自由契約を勝ち取っても、補償のために不自由になってしまって、まったく機能していなかった。もし当時からこの制度が試行されていれば桧山だって…あ、治りかけていた傷口を…ゴメン(笑)。
MLBはもっともっと凝っていて、専門のランキング会社が選手のランクを決めて、そのランクに応じた補償(ドラフト指名権を複雑に使う)を定めている。そこら辺、正しくはどこを読めば良いのかわからないので、安直にウィキペディアのリンクで済ます(笑)。
桧山や前のノリの時もなんとなく感じたけど、業界がヨコの繋がりで「干す」みたいなんは、見ていて実に醜い。もっと健全な競争意識と競争状態のあるプロ野球界でなきゃいけないと思う。
追記:あ、別に当時の桧山は「干された」ワケでもなく、制度的に手が上がらなかっただけでしたね。桧山選手失礼しました。って書く方が失礼な気もするけど…。