2009.01.26 Monday
先日も「虎暮らし」をドカーンと取り上げてくれていて相当ビックリしたのだが、とにかく最近このブログは大変身をとげて、もっともコアな選手情報を届けるブログ、巡回コースに入れるべきブログになっている。
この日は自主トレ中に囲み取材を受けた赤星のネタで、スポーツ新聞サイトでも同じようにとりあげられているのだが、とにかく情報量が多い。まったく削っていないのでは?と思うほど、赤星の言葉がそのまま載っている。これはなかなか斬新なことだ。
テレビにしろ新聞にしろなんにしろ、メディアのスペースには限りがある。しゃべったままを載せても記事にはならないから、「ストーリー」を組み立てたり、データを絡めたりしながら記事として構成していく。当然、重要な部分を抜き出して大きく取り上げ、あまり重要でない部分は切り捨てる。その取捨選択こそがマスメディアの役割だった。
ところがインターネットというメディアはスペースをほとんど気にしなくて良い。しかも送信側が「マス」である必要もない。だからその情報が必要な人にとっては、まるごとそのままの生情報がありがたい。
例えばこの赤星の取材。各紙の記事さえ読んでおけば赤星発言の概要は確実に伝わる。ところが取材の冒頭、いきなり「仕上がり?100のうち5です・・・うそうそ笑」とたわいもない冗談から入ったという、まさにここでしか知り得なかった情報の方が、あるファンにとっては貴重だったりする(笑)。もちろん首周りのトレーニングに毎日3、40分、さらにもっとかけていて、すっかり強化に自信を深めているという赤星の心情も貴重だ。
インターネットで情報が氾濫することを危惧する論調がある。確かに子どもへの有害情報は問題で一定の対策が必要であるが、その他について言えば「情報不足」より「情報過剰」の方がよっぽど良い。たとえそれが玉石混淆であっても、あるいはデタラメや恣意的誘導が含まれていたとしても。
インターネットによって情報へのアクセスが可能になったとしても、一人の人が独力で得られる情報量には限りがある。そこで専門的に有用な情報を取捨選択する人が現れる。その取捨選択に利用者の評価が与えられる。複数現れる取捨選択者もまた利用者によって取捨選択される。本当に有用な情報選択者が「役立つサイト」として活用されていく。この機能は、従来マスメディアが担っていたことと何ら違いはない。
ネット時代だから「情報が多すぎる」のではない。もともと情報は多すぎるのだ。その情報を恣意的に取捨選択する人、取捨選択できる状況にある人が少なすぎたのだ。
だから情報を発信したい人はネットを使ってどんどん発信したら良い。その情報が誰かにとって有用なら、必ずそれを取り上げてくれる「メディア」が存在するから。
と、今さらながらにインターネットの持つメディアとしての破壊力を感じてしまったタイガース公式サイト「スタッフルーム」なのであった。
この日は自主トレ中に囲み取材を受けた赤星のネタで、スポーツ新聞サイトでも同じようにとりあげられているのだが、とにかく情報量が多い。まったく削っていないのでは?と思うほど、赤星の言葉がそのまま載っている。これはなかなか斬新なことだ。
テレビにしろ新聞にしろなんにしろ、メディアのスペースには限りがある。しゃべったままを載せても記事にはならないから、「ストーリー」を組み立てたり、データを絡めたりしながら記事として構成していく。当然、重要な部分を抜き出して大きく取り上げ、あまり重要でない部分は切り捨てる。その取捨選択こそがマスメディアの役割だった。
ところがインターネットというメディアはスペースをほとんど気にしなくて良い。しかも送信側が「マス」である必要もない。だからその情報が必要な人にとっては、まるごとそのままの生情報がありがたい。
例えばこの赤星の取材。各紙の記事さえ読んでおけば赤星発言の概要は確実に伝わる。ところが取材の冒頭、いきなり「仕上がり?100のうち5です・・・うそうそ笑」とたわいもない冗談から入ったという、まさにここでしか知り得なかった情報の方が、あるファンにとっては貴重だったりする(笑)。もちろん首周りのトレーニングに毎日3、40分、さらにもっとかけていて、すっかり強化に自信を深めているという赤星の心情も貴重だ。
インターネットで情報が氾濫することを危惧する論調がある。確かに子どもへの有害情報は問題で一定の対策が必要であるが、その他について言えば「情報不足」より「情報過剰」の方がよっぽど良い。たとえそれが玉石混淆であっても、あるいはデタラメや恣意的誘導が含まれていたとしても。
インターネットによって情報へのアクセスが可能になったとしても、一人の人が独力で得られる情報量には限りがある。そこで専門的に有用な情報を取捨選択する人が現れる。その取捨選択に利用者の評価が与えられる。複数現れる取捨選択者もまた利用者によって取捨選択される。本当に有用な情報選択者が「役立つサイト」として活用されていく。この機能は、従来マスメディアが担っていたことと何ら違いはない。
ネット時代だから「情報が多すぎる」のではない。もともと情報は多すぎるのだ。その情報を恣意的に取捨選択する人、取捨選択できる状況にある人が少なすぎたのだ。
だから情報を発信したい人はネットを使ってどんどん発信したら良い。その情報が誰かにとって有用なら、必ずそれを取り上げてくれる「メディア」が存在するから。
と、今さらながらにインターネットの持つメディアとしての破壊力を感じてしまったタイガース公式サイト「スタッフルーム」なのであった。