2009.05.23 Saturday
◇5月22日(金)オリックス−阪神1回戦(オリックス1勝、18時、京セラドーム大阪、23433人)
阪 神 100 000 200−3
オリク 020 011 31×−8
【阪神】●安藤(3勝3敗) 渡辺 江草 筒井
【オリックス】○金子(4勝3敗) 清水 香月 大久保 S加藤(7セーブ)
[本塁打] 金本10号(神)
ご覧のとおり阪神タイガースは大変弱い。5連敗で借金7というチームだから、これを「本当は強いのに」とかなんとか言ったところでダメだわな。弱いもんは弱い。
勝ち負け、打った打たない、抑えた抑えないの結果に対して「強弱」の判定をするのは、簡単だし、正しいと思う。
しかしなんとも不思議に思う。安藤はちゃんとそこそこ良いところに投げていて、たいした打球じゃないと思ってもそれがヒットになっちゃったりする。ちょっとした緩みで塁を失えばことごとく失点に繋がる。その一方相手投手の投球は、素晴らしい軌跡でここしかないという場所に決まる。これがチームの「強弱」なんだろうが、いったいこれって何なんだ?
結果を導くメカニズムについて、「なぜ」「どうしたら」をちゃんと考えておかないと、方向性を誤ることになると思うのだ。
「強いもの」を思い出してみる。突っ走っているチーム、手がつけられない打者、打ち崩しようのない投手、無敵のチャンピオン、大連勝を続ける横綱…。
「強い」とは、自信に満ちあふれ、失敗することなど考えもせず、最強の相手の最強の攻撃手段にまったくひるまず、積極果敢な姿勢を持っている状態のこと。
弱いものを思い浮かべてみる。「弱い」とは、自信を失い、勝手に悪い結果を予想し、どうせダメだと諦め、挑戦しなくなること。無難な落ち着き所を探し、「やっているポーズ」を作り、そこに安住している状態のこと。
すなわち、「強弱」が結果として現れるのは、「強くあるための姿勢」をとり続けているか、それとも「弱くなってしまう姿勢」をとり続けているかによるところが大きいということ。さらにその源を遡って行けば、その姿勢をキープするために必要な、思考・思想を持っているかどうかが重要だということ。
自分の弱さを知り、相手の強さを知る。いつでも狙われる、自分のもっとも弱い部分を強化し、相手の最強の武器を打ち砕く。「なにくそ、負けるもんか」そう強く誓って、ファイティングポーズをとり続けるしか道はない。正しく把握し、分析し、それをやらせながら、戦力の有効活用して行くしか道はない。その思想がなければ、どんな最強の武器を与えたって、どんな無限の可能性を与えたって、気がつけば無力化しているだろう。
安易な思考と姿勢でチームは決して強くならない。それは「外国人補強」にも「若手起用」にも同じように言える。思想があって、その思想が姿勢を取らせて、その姿勢を取り続けることによって、何らかの結果が出る。それでもその結果は時の運に左右されながら出たり出なかったり。だからこそ勝負の世界は厳しいと言われるのだ。
本当に欲しいものは、決して無難なエリアに落ちてはいない。自分がしんどいと感じるところ、辛いと思うところに踏み込まなければ手に入らない。
経営に求めることは二つ。真弓監督の思想を質すこと。そしてその思想を支持したのなら、それを実現するのに必要な後押しを全力ですること。
真弓監督に求めるのはただ一つ。自分の思想を常に行動に示し、それをひたむきにやり続けること。他にはなにも要らない。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」虎児は己の内にある。
勝ち負け、打った打たない、抑えた抑えないの結果に対して「強弱」の判定をするのは、簡単だし、正しいと思う。
しかしなんとも不思議に思う。安藤はちゃんとそこそこ良いところに投げていて、たいした打球じゃないと思ってもそれがヒットになっちゃったりする。ちょっとした緩みで塁を失えばことごとく失点に繋がる。その一方相手投手の投球は、素晴らしい軌跡でここしかないという場所に決まる。これがチームの「強弱」なんだろうが、いったいこれって何なんだ?
結果を導くメカニズムについて、「なぜ」「どうしたら」をちゃんと考えておかないと、方向性を誤ることになると思うのだ。
「強いもの」を思い出してみる。突っ走っているチーム、手がつけられない打者、打ち崩しようのない投手、無敵のチャンピオン、大連勝を続ける横綱…。
「強い」とは、自信に満ちあふれ、失敗することなど考えもせず、最強の相手の最強の攻撃手段にまったくひるまず、積極果敢な姿勢を持っている状態のこと。
弱いものを思い浮かべてみる。「弱い」とは、自信を失い、勝手に悪い結果を予想し、どうせダメだと諦め、挑戦しなくなること。無難な落ち着き所を探し、「やっているポーズ」を作り、そこに安住している状態のこと。
すなわち、「強弱」が結果として現れるのは、「強くあるための姿勢」をとり続けているか、それとも「弱くなってしまう姿勢」をとり続けているかによるところが大きいということ。さらにその源を遡って行けば、その姿勢をキープするために必要な、思考・思想を持っているかどうかが重要だということ。
自分の弱さを知り、相手の強さを知る。いつでも狙われる、自分のもっとも弱い部分を強化し、相手の最強の武器を打ち砕く。「なにくそ、負けるもんか」そう強く誓って、ファイティングポーズをとり続けるしか道はない。正しく把握し、分析し、それをやらせながら、戦力の有効活用して行くしか道はない。その思想がなければ、どんな最強の武器を与えたって、どんな無限の可能性を与えたって、気がつけば無力化しているだろう。
安易な思考と姿勢でチームは決して強くならない。それは「外国人補強」にも「若手起用」にも同じように言える。思想があって、その思想が姿勢を取らせて、その姿勢を取り続けることによって、何らかの結果が出る。それでもその結果は時の運に左右されながら出たり出なかったり。だからこそ勝負の世界は厳しいと言われるのだ。
本当に欲しいものは、決して無難なエリアに落ちてはいない。自分がしんどいと感じるところ、辛いと思うところに踏み込まなければ手に入らない。
経営に求めることは二つ。真弓監督の思想を質すこと。そしてその思想を支持したのなら、それを実現するのに必要な後押しを全力ですること。
真弓監督に求めるのはただ一つ。自分の思想を常に行動に示し、それをひたむきにやり続けること。他にはなにも要らない。
「虎穴に入らずんば虎児を得ず」虎児は己の内にある。