2009.06.12 Friday
久保コーチの「登板機会がないから。もともとの予定通りです」を伝える報と、「左肩痛の再発か、ひじの故障も懸念される」とする報がある。
確かに残りの交流戦は飛び飛び日程、18(木)19(金)と空いて、さらには22(月)〜25(木)まで予備日ブレークもあるけれど、リフレッシュの必要もなく、チームの意気を盛り上げる岩田を残り6試合で使わないとなると故障の心配もしたくなる。何事もなかったことを願うばかりだ。
二軍戦では久保田でなく蕭が7回1失点の好投。待機軍が充実しているような印象がある。
この日中5日で下柳を先発させようと決めたのはいつなんだろう。たまには厳しいローテも回して欲しい、上昇気運を確たるものにするためベテランに踏ん張って欲しい…そんな感じだったのだろうか。まあ下柳だってそう毎回毎回素晴らしい投球ばかりできるわけはないから、たまにはコケる時もある。だけどいかにも粘りがなく、いつものシモじゃないなという投球を見せられると、どうしてもっと大事に使ってやれないんだろうと思ってしまう。ゆるゆる日程の交流戦は主軸投手をガンガン使うことで勢いに乗っていけるシリーズではある。そして下柳は間違いなく勝てる主力である。だけどマーくんやらダルやら涌井やらの若いスーパーエースとは違うのだ。
まあしかしあの投手ゴロがなんとかグラブの中に入っていて1−2−3の併殺になっていればね、そんなこと言っても仕方ないけどさ。
投手が余るというのなら、むしろ「スーパーエース化」を将来期待できる素材や、今何かを掴んで欲しいという若手に、ちょこちょこでもきっかけを与えるような、巧いな、絶妙だなという投手起用をして欲しいと思う。
下柳を2回58球で降ろした後、阿部の前に西村行って欲しかったな。逆転されて1−5、すぐに新井の2ランHRで取り返して3−5。まだまだこの試合わからんぞ!となったところで、ドキドキの新人を出すのはギャンブルだ。だけど1回を投げて3点取られて3−8になったってそれでもいいじゃないか。乱暴に言い放ってしまえば、その3点はこの試合の中で取り返せる可能性が高い3点だ。首脳陣が若手に、お前にチャンスをやる、頑張って来いよ!と気前よくあげた点は、いつか必ず、あるいはすぐに帰ってくる点だ。ウソだと思うならここ数年、タイガースがドラゴンズ相手に序盤大量リードを奪った試合を見なおしてみると良い(笑)。
逆にあわよくばその1回を西村が抑えたとする。見極めながら、欲をかかないように注意しながら、行けるとこまで西村を引っ張ってみる。そこで西村が得た自信は即急成長の糧になる。序盤でちょっとしたビハインドになった試合こそ大きなチャンスだと思う。
もう阿部はその役では不足。本当はこの日の先発だ。しかし決勝点となった二死からの暴投は痛かった。あれこそまさに「どうしても取り返せない1点」になると、みんなが思ってしまう、サヨナラと同じ1点だった。本当はサヨナラじゃないから取り返せる機会はあるのだけれど、なぜかそんな風に感じてしまう1点というのがある。直後のブラゼル2ランで1点差に迫るも、余計にそんな気分になった。たぶん「守れなかった」という印象なんだろうな。「攻めた結果失った点」は何点でも取り返せるような気がするけれど、「守りきれなかった点」はたった1点でも重いから不思議だ。
江草、アッチソン、ウィリアムスと逆転したい継投で行ったが、またしてもコスト高の1点差負け。せっかく「僅差勝ち&大差負け」のリズムになっていくかなと思ったけれど、またまた戻っちゃって4連勝の後3連敗。取られたらすぐに取り返す良い試合なんだけどね。なんだけどね…本当に。
確かに残りの交流戦は飛び飛び日程、18(木)19(金)と空いて、さらには22(月)〜25(木)まで予備日ブレークもあるけれど、リフレッシュの必要もなく、チームの意気を盛り上げる岩田を残り6試合で使わないとなると故障の心配もしたくなる。何事もなかったことを願うばかりだ。
二軍戦では久保田でなく蕭が7回1失点の好投。待機軍が充実しているような印象がある。
◇6月11日(木)西武−阪神最終戦(西武3勝1敗、18時1分、西武ドーム、28371人)
阪 神 012 002 000−5
西 武 050 010 00×−6
【阪神】●下柳(5勝3敗) 阿部 江草 アッチソン ウィリアムス
【西武】○ワズディン(2勝2敗) 三井 S小野寺(6セーブ)
[本塁打] 新井8号(神) ブラゼル2号(神)
この日中5日で下柳を先発させようと決めたのはいつなんだろう。たまには厳しいローテも回して欲しい、上昇気運を確たるものにするためベテランに踏ん張って欲しい…そんな感じだったのだろうか。まあ下柳だってそう毎回毎回素晴らしい投球ばかりできるわけはないから、たまにはコケる時もある。だけどいかにも粘りがなく、いつものシモじゃないなという投球を見せられると、どうしてもっと大事に使ってやれないんだろうと思ってしまう。ゆるゆる日程の交流戦は主軸投手をガンガン使うことで勢いに乗っていけるシリーズではある。そして下柳は間違いなく勝てる主力である。だけどマーくんやらダルやら涌井やらの若いスーパーエースとは違うのだ。
まあしかしあの投手ゴロがなんとかグラブの中に入っていて1−2−3の併殺になっていればね、そんなこと言っても仕方ないけどさ。
投手が余るというのなら、むしろ「スーパーエース化」を将来期待できる素材や、今何かを掴んで欲しいという若手に、ちょこちょこでもきっかけを与えるような、巧いな、絶妙だなという投手起用をして欲しいと思う。
下柳を2回58球で降ろした後、阿部の前に西村行って欲しかったな。逆転されて1−5、すぐに新井の2ランHRで取り返して3−5。まだまだこの試合わからんぞ!となったところで、ドキドキの新人を出すのはギャンブルだ。だけど1回を投げて3点取られて3−8になったってそれでもいいじゃないか。乱暴に言い放ってしまえば、その3点はこの試合の中で取り返せる可能性が高い3点だ。首脳陣が若手に、お前にチャンスをやる、頑張って来いよ!と気前よくあげた点は、いつか必ず、あるいはすぐに帰ってくる点だ。ウソだと思うならここ数年、タイガースがドラゴンズ相手に序盤大量リードを奪った試合を見なおしてみると良い(笑)。
逆にあわよくばその1回を西村が抑えたとする。見極めながら、欲をかかないように注意しながら、行けるとこまで西村を引っ張ってみる。そこで西村が得た自信は即急成長の糧になる。序盤でちょっとしたビハインドになった試合こそ大きなチャンスだと思う。
もう阿部はその役では不足。本当はこの日の先発だ。しかし決勝点となった二死からの暴投は痛かった。あれこそまさに「どうしても取り返せない1点」になると、みんなが思ってしまう、サヨナラと同じ1点だった。本当はサヨナラじゃないから取り返せる機会はあるのだけれど、なぜかそんな風に感じてしまう1点というのがある。直後のブラゼル2ランで1点差に迫るも、余計にそんな気分になった。たぶん「守れなかった」という印象なんだろうな。「攻めた結果失った点」は何点でも取り返せるような気がするけれど、「守りきれなかった点」はたった1点でも重いから不思議だ。
江草、アッチソン、ウィリアムスと逆転したい継投で行ったが、またしてもコスト高の1点差負け。せっかく「僅差勝ち&大差負け」のリズムになっていくかなと思ったけれど、またまた戻っちゃって4連勝の後3連敗。取られたらすぐに取り返す良い試合なんだけどね。なんだけどね…本当に。