自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
ABOUT
八木裕 やぎ・ひろし(タイガース歴史研究室 〜猛虎歴研〜)
http://www.jttk.zaq.ne.jp/genmatsu/list/yagih.html
パのプレーオフはいよいよ決戦へ。「元年」としてはイイ感じだ。「セでも」については議論の分かれるところだとは思うが、リーグ優勝決定から日本シリーズまでの白けた空気だけは、システムとして大いに改善の余地がある。
まるで野球の進行状況を考慮しながらのような動きだが、ダイエー本社の問題がそろそろ…という感じだ。実際のところ、先日のゴタゴタで、「プロ野球を粗末に扱うと支持率に影響しかねない」ということが政治家にもわかっただろう。球団についてもそれなりのシナリオを用意している最中か。
仕切直しの八木選手引退試合は、4万8千の大観衆。まずは甲子園を埋めた阪神ファンの皆さんに敬意を表したい。世間一般では、セ・リーグはとっくに終了している。テレビ中継もほとんどない。それでもこうして(大スターでもない)まじめな一選手の引退試合にはせ参じるのだ。本当に素晴らしいファンだと思う。
今年チームに最も欠けていたもの、それはモチベーションだ。だがこの日モチベーションの鬼と化したタイガースに対し、普通にフヌケたジャイアンツが太刀打ちできるはずもなく、最高に緊迫した場面で「代打…八木」という理想の展開は得られなかった。それでもセレモニーに協力してくれた巨人には感謝。ちなみに八木選手の最後の打席で対戦した巨人の南和彰投手は兵庫県出身で、小さい頃からの阪神ファンだったという。
三東にとってはやりにくい試合だったろうが、また勝った。8月の段階で、三東が先発で5勝すると思った人などいなかったろう。投げれば必ず打線の援護がある強運の持ち主。来季は、それに加えて課題のスタミナ向上を果たすべし。
八木選手最後の出場試合に、初出場を果たした林威助選手。初球を積極的に弾き返した鋭い打球は惜しくもセンター正面のライナーに終わった。今後が楽しみな一振りだった。
大観衆の盛大な拍手と歓声に送られて八木裕選手が引退した。リードされた終盤、チャンス到来、当然代打はこの人、八木。熱狂のスタンド、ビビる相手投手。さすが「代打の神様」、期待に応えてタイムリーヒット!何度このような場面を演出したことだろう。暗黒時代と呼ばれた時期でも、ほぼ毎試合スタンドが沸く一瞬を作ってきた。代打稼業はなりたくてなるものではない。しかし「代打の神様」という称号を得てからの八木選手には、「代打屋」へのプロ意識と誇りを感じた。去年優勝できて良かったね、八木選手。感謝。

Posted by torao at 08:17 | comments(4)
[コーチ]八木
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4万8千人の生き証人のひとり(正確にはせがれをいれてふたり)になって
きました。場内でもスクリーンで八木選手の通算成績がディスプレイされて
いましたが、タイガースファンの意識の中にある八木選手の大きさと、数字
に表れる成績のギャップに驚くとともに、やはり野球は数字で表れない「何
か」があるんだなと実感しました。(くたばれ「名球会」。失礼)

「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」

三東、鳥谷、林威助達、若い息吹に乾杯!
| いわほー | 2004/10/11 1:39 PM |
>いわほーさま
行かれましたか。お疲れ様でした。
良いセレモニーでしたね。
野球は基本的に数字のスポーツです。
ルールは数字だらけ、記録も重視されます。
一方で、野球はノスタルジックなスポーツでもあります。
いつまでも一つのプレーを語り継いだりします。
そして野球は毎日のように試合が行われているため、
「依存症」になりやすいスポーツでもあります。
だからいつもいるはずの人がいなくなるのは本当に寂しいことです。
若手はどんどん出てきています。
特にこの日デビューの林選手、これも何かの縁。飛躍を期待します。
| torao | 2004/10/11 3:05 PM |
インコースにアウトコースに、え?それストレート?というボール球。ちょっと心配になってきた。おいおいフォアボール出すなよ…。そして3球目をライト前へ、吉田さんが絶賛したヒット。くらいついて叩いて振り抜いて、気迫で持っていった八木らしいヒットだった。守備機会があるとは思っていなかったが、この演出は良かった。いきなりのファーストゴロを少しハンブルして慌てるも1塁ベースへ。ショートゴロで2アウト。おいおい久保田、三振取るなよ、とちょっと心配したが、ピッチャーゴロをよくジャンプして送球。八木の3刺殺。
始球式やセレモニーを演出したのは広報の横谷さん。ふだんはヒーローインタビューのヒーローを決めている人だ。この横谷氏と八木が岡山県大会でライバルだったとは、知らなかった。タイガースでも3塁手のポジションを争った。その横谷氏にバックアップされ、いいセレモニーだった。球界やチームメートやチームに向けて、短い言葉の中に熱い思いを感じた。八木裕の応援歌には文語調がピッタリとくる。
| BSミツルH | 2004/10/11 6:14 PM |
主役の出番はいつになるかとやきもきしました。
ガチガチの場面で代打というのも良いけれど、
お祭りっぽくて、これはこれで良かったですね。
正直なところ、解説者、指導者というのがピンと来ませんが、
きっと真面目にこなすのでしょうね。
| torao | 2004/10/12 7:18 PM |

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