2004.10.05 Tuesday
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200410/05/base170835.html
八木選手が正式に引退を表明した。10/8甲子園での巨人戦が引退試合。最後も代打で登場予定だという。代打の難しさを問われた時の言葉が印象的だ。
「ただひとつ言えるのは、自信を持って打席に入ることしかない。理由のない自信はないわけですし、自信がつく理由を整理して打席に入ることを、心がけました」
スタメン時代に比べ、代打業に専念してからは、結果はともかく、その打席で意図したスイングができていたと思う。練習、技術、技術を発揮するための準備がその秘訣だったようだ。
予備日の月曜、広島市民球場の観衆8千人。CS放送の生中継すらない消化試合。まったく誰も見ていないところで井川がノーヒッター。8回一死まで完全試合だっただけに関本のエラーが悔やまれるが、相当良い当たりだったようなのでエラーで良かったとも言える。
快挙の裏には数々の偶然やラッキーがあるのだろう。広島打線にとっては今季初先発マスクの野口のリードが読めなかったというのもあるようだ。
伝えられるところでは、野口は立ち上がりからミットを真ん中に構えたという。「タイミングさえ外せれば甘く入ったって大丈夫だ。さあ来い!」。ストレート、チェンジアップ、スライダー。井川は厳密なコントロールで勝負する投手ではない。力とタイミングが生命線だ。この一点をとっても、投球の6割以上で外角低めいっぱいにミットを構える矢野との違いがある。
また野口は「向こうが結構振ってくれたから」と言っているが、それは早めに追い込む投球が出来ていること、追い込んでからの勝負球が良いということで、決して偶然ではない。サンスポ工藤一彦氏も捕球した後、すぐに投手に返すことで井川が乗っていくリズムを作ったと指摘する。
今季132試合ほぼ全回マスクを被った矢野がなし得なかったことを、野口がたった1試合で達成したことには、「新鮮さ」だけでは片づけられない、それなりの必然があったのではないか。
この井川の快挙によって、オフの野口争奪戦がさらにヒートアップしそうであり、また、矢野のリードについての課題も見えたと思う。
八木選手が正式に引退を表明した。10/8甲子園での巨人戦が引退試合。最後も代打で登場予定だという。代打の難しさを問われた時の言葉が印象的だ。
「ただひとつ言えるのは、自信を持って打席に入ることしかない。理由のない自信はないわけですし、自信がつく理由を整理して打席に入ることを、心がけました」
スタメン時代に比べ、代打業に専念してからは、結果はともかく、その打席で意図したスイングができていたと思う。練習、技術、技術を発揮するための準備がその秘訣だったようだ。
予備日の月曜、広島市民球場の観衆8千人。CS放送の生中継すらない消化試合。まったく誰も見ていないところで井川がノーヒッター。8回一死まで完全試合だっただけに関本のエラーが悔やまれるが、相当良い当たりだったようなのでエラーで良かったとも言える。
快挙の裏には数々の偶然やラッキーがあるのだろう。広島打線にとっては今季初先発マスクの野口のリードが読めなかったというのもあるようだ。
伝えられるところでは、野口は立ち上がりからミットを真ん中に構えたという。「タイミングさえ外せれば甘く入ったって大丈夫だ。さあ来い!」。ストレート、チェンジアップ、スライダー。井川は厳密なコントロールで勝負する投手ではない。力とタイミングが生命線だ。この一点をとっても、投球の6割以上で外角低めいっぱいにミットを構える矢野との違いがある。
また野口は「向こうが結構振ってくれたから」と言っているが、それは早めに追い込む投球が出来ていること、追い込んでからの勝負球が良いということで、決して偶然ではない。サンスポ工藤一彦氏も捕球した後、すぐに投手に返すことで井川が乗っていくリズムを作ったと指摘する。
今季132試合ほぼ全回マスクを被った矢野がなし得なかったことを、野口がたった1試合で達成したことには、「新鮮さ」だけでは片づけられない、それなりの必然があったのではないか。
この井川の快挙によって、オフの野口争奪戦がさらにヒートアップしそうであり、また、矢野のリードについての課題も見えたと思う。