自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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読売ダイナスティー崩壊の足音が聞こえる
3回までで勝負が決まる。打線は初回から巨人先発林を打ち込み7得点。一方、阪神先発三東は、思い切りの良い腕の振りで攻め込み3回をパーフェクト。この時点で巨人は諦めていた。三東は4回、5回と打ち込まれ6失点。大量リードに守られながらも疲労困憊だった。やはり長距離砲ばかりが並ぶ打線に精神的に追い込まれていたのだろう。自信も得ただろうし、課題も見つかった。良い経験だ。
二番手桟原が巨人の反撃ムードを鎮火して態勢決し、藤川、久保田、安藤で幕。特に藤川が素晴らしかった。低めへの直球が重力に反するようによく伸びていた。さらに遅いカーブ、曲がりの鋭いスライダーをテンポ良く配し、打者をたちまち追い込んでいた。この伸び方なら、ドラ1で選んでくれたスカウトに恩返しできるぞ!
ここに来て、打線にモチベーションが満ちてきた。金本に打点王を!関本に規定打席を!人のことを考えると、不思議なことに打線は繋がる。
♪フルタ フルタ いけいけフルタ♪(by Baseball Bloggers)という声によりストライキがなくなったこの日の試合。日テレの中継も、次から次へとスタンドの子供たちを映し出して、ファンに支えられているプロ野球を演出していた。意図は買うが突然のメッセージ色にちょっとヒイタ。ていうか「お前がいうな」(苦)。そしてあまりの大差の展開、次の放送予定番組が相当率が取れそうなものだったために、いわば予定を変更して放送終了。巨人−阪神といえども、この時期にこんな試合してちゃいかんわ。「超満員」「誰一人帰りません」と伝える、客席の青さも大いに気になった。
今後、読売の「あるべき野球界の姿」は、国際化(アジアリーグ→メジャーリーグ挑戦)で行くらしい。こうしてあの手この手で、読売独占支配への攻撃を忘れさせるつもりだ。「今はそんなことを言っている場合ではない、一致団結して世界チャンピオンを目指すのだ!」というわけ。これは、中国や北朝鮮など、内部に矛盾をはらんだ状態で支配を続ける王朝が、その末期的状況の中で必ずとる手法、すなわち「外敵をつくる」というやつだ。国際化は国内リーグの健全な発展の上に成り立つ。もう誰も暴君の恫喝に屈する者はいないだろう。それより読売グループ内部の「北朝鮮化」が本気で心配だ。

Posted by torao at 09:41 | comments(1)
[野球全般]球界
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日テレは放送姿勢もさることながら、アナウンサーの「しゃべり」が非常に胡散臭い。慇懃無礼である。根っこに姑息を隠し持っている。ご贔屓チームを通じて野球を楽しむ、のではなく。営業部隊チームを通して野球を利用する。ある放送局のアナウンサーはほとんど解説まで担当できる。解説者は技術論と内部情報とOBとしての経験談を語る。それらがマッチして試合を盛り上げるが、対戦相手を悪者扱いにはしない。最初からタイガースを応援する放送局ですよ、というスタンスから入って、野球全体を盛り上げる。公平無私ですよといった偽りの姿勢とは対極にある。この、現れ方、の違いは何だろう。一つにはコメントの、ウマイヘタではなく、意識が何処へ向けられているか、どうか。アナウンサーという「立場」上、自分の所属する集団から意識の離れない人々は内向きのコメントしかできない。一方、仕事が野球を見るための方便にまで昇華した(!)アナウンサーが発するコメントはTVセットの向こう側にいるファンにまで届く。この構図は残念なことに監督の前任者と現任者のコメント力の違いでもあります…。
| BSミツルH | 2004/09/26 1:17 PM |

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