自称阪神タイガース評論家（跡地）

　狩野を外野へコンバート…なんていう話もちらほら出ているようだ。中盤、終盤はちょっとへばってしまったけれど、打てる走れる力を埋もれさせてしまうのは惜しい。惜しいけれども、こうなってしまっては（よっぽど困った事態にならない限り）捕手での出場機会はほとんどなくなるのが現実だ。すでに二軍では相当の外野出場もしているので、本人にとってはそれほど抵抗もないのかも知れない。

　「功労者矢野に対して冷たい仕打ちだ」というファンの声も目にするけど、功労者に報いるのは、引退の決断とか引退試合とか引退後の処遇とかの場面であって、現役競技者としての競争に手心を加えるということではないと思う。将来の指導者として有望な矢野にとっては、ここからの選手生活が非常に重要。それは本人も十分自覚しているだろうと思う。

　来季の打順、ポジションを自然自然と考えてしまう方が多いようだ。素晴らしい！それでこそ「楽しいオフ」だ。まだ１０月だから、まだまだたっぷり考えられるね（笑）。
　私の希望としては、１番、２番と８番に、守備重視俊足強肩小技系を配すること。ポジションとしては、セカンド、センター、ライトってことになる。それに該当しない外野手はレフトに挑戦するしかない。それに該当しない内野手は一塁、三塁に挑戦するしかない。そんな風に育成ポイント掲げて、自分が何を武器にして、誰と勝負しなきゃいけないのかを明確にして欲しい。そんな意識の秋季キャンプ、春キャンプにして欲しい。