2009.11.07 Saturday
現在まで公式HPに記述はないが、各紙が伝えるところによると阪神球団は6日、ジェフ・ウィリアムス投手(37)、スコット・アッチソン投手(33)、アーロム・バルディリス内野手(26)、ケビン・メンチ外野手(31)の退団を発表したとのこと。
ウィリアムスが退団=プロ野球・阪神(時事)
阪神は6日、ジェフ・ウィリアムス投手(37)の退団を発表した。オーストラリア出身の同投手は2003年に阪神入りし、05年は75試合に登板するなど、救援陣「JFK」の一人として、2度のリーグ優勝に貢献した。
来日7年目の今季は左肩痛などで31試合の登板に終わり、1勝1敗、防御率3.58。8月に渡米して左肩を手術した。
沼沢正二球団本部長は「リハビリに相当の時間がかかり、来季の戦力としては厳しい。彼のおかげで優勝できた。非常に感謝している」と話した。
また、家族の生活環境などを理由に米国でのプレーを希望していたスコット・アッチソン投手(33)との契約更新を断念。アーロム・バルディリス内野手(26)、ケビン・メンチ外野手(31)とも来季の契約を結ばないと発表した。(2009/11/06-19:48)
バルディリスを解雇すると、今岡、秀太、前田忠、藤原、ひょっとしたらFAの藤本と、ずいぶんたくさんの内野手が抜けることになる。が、まあ中堅の主力、期待の若手がいるので枠を課題の投手にまわすという判断。まだ27と若いし、ゼニの取れる三塁守備と大化け含みの打撃で、職にあぶれることはあるまい。
アッチソンは「家庭の事情」。痛いし、残念だけれど諦めなければならない。彼にとっては素晴らしいキャリアになっただろうし、タイガースにとっても本当に助かった。実力的にMLB復帰は間違いないだろうから活躍の便りを楽しみにしたい。
ジェフ・ウィリアムスはリハビリ中。本来なら休職手当を支給して養生に努めてもらうところだが、その費用はすでに「前渡し」してあるようなもんだ。再来年の戦力として39歳のジェフが戻って来ないと決まったワケじゃない。
個人的にはなんとかこの危機をしのいで、「日本人扱い」になるまで契約続行してもらって、40歳代の外国人投手、場合によっては「ジェフ柳」に登録名変更、引退後も投手コーチとしてブルペンを鼓舞して欲しいと思っていた。
まあとにかく来季契約を結ばないというのは、来季ベストの布陣を整えるという意味では至極まっとうな判断であり、それを非難するつもりもない。
でも、これが偉大な救援左腕ジェフ・ウィリアムスとのお別れだとは思っていない。ジェフ自身がチャレンジを続けている限り、たとえ選手籍を失ったとしても阪神タイガースの一員、虎戦士として応援する。だから、「ありがとう」も「おつかれさま」もまだ言わない。言うべき時は必ず来るのだろうけど、今はまだその時だとは思わない。だから…
だから、待ってるぜ、ジェフ!