2009.11.17 Tuesday
背番号変更が正式に発表され、柴田が2→00、水田が15→32(公式)。
発表遅れの理由は「いいから秋季キャンプ終了まではそれ着とけ」ってことだけだな(笑)。これで「重複の3日間」が終わり、背番号2は一人になった。
安芸の秋季キャンプ、鳴尾浜の秋季練習ともに打ち上げ。例年のことではあるが、成績のふるわなかった今年はなおのこと、来季への期待が膨らむナイスな秋だった。情報源といえば、相変わらず各紙の文字、写真だけではあるが、妄想するにはそれで十分だ(笑)。投手たちはいっぱい走り込んだということだが、中でも今季期待を裏切った上園と久保田がワイルドな感じに変化しているらしい。来季はパワフルで熱い投球が見られるかな。野手では、上本、大和、柴田、W野原の名前が連日挙がっていた。これまで暗に「まだ差がある」とほのめかすことの多かった真弓監督が、「近い」と評価することが多くなった。その気にさせるというのもあるだろうが、これらの選手たちがステップアップしたのは間違いなかろう。少なくとも今春は「一軍キャンプ or 二軍キャンプ、どっち?」という位置にいた選手たちが、一年たって「もちろん一軍キャンプ、ベンチを確保してさらに上を食うぐらいでなくちゃ困る」という位置に来ているのだと思う。
桜井、平野、鳥谷らも充実した練習ができたようだし、オフの戦力構想が実に楽しい。
そんな中、藤本がFA宣言し球団に書類を提出した。二遊間の戦力層に不安があるスワローズが獲得に名乗りを上げそうだとのこと。晴れてどこの球団とも自由に交渉できる立場になったわけだけど、飛行機嫌いで有名な藤本のことなので、パ・リーグ移籍は考えていないんじゃないかな(笑)。
藤本の境遇を「不運でちょっと可愛そうだった」と見ている人は多い。規定クリアで3割を記録し、優勝に貢献したというのに、直後、ルーキー鳥谷にポジションを奪われる。長期ビジョンでチームを編成して行くにあたり、これは決して間違った策ではない。全体のために個が犠牲になる、そんな類の話だと思う。それでも藤本は腐らずに頑張っていたと思う。辛い状況でも、辛いようには見えない風貌のせいもあるけれど、なんというか、そこにいるだけで周囲が和むというか、ペットのモンキーというか…。そして時より見せる、とんでもない好プレー、その猿技一つで黙らせる、そんな格好良さもある。
ただ、その悔しさをバネにさらなる成長…ということには残念ながらならなかった。特に小技を含めた打撃面での「低成長」が出番を減らす原因になってしまった。だからなおのこと「不運」という印象がいつまでも残ることになった。
たぶん真弓監督もそうだったのではないか。今年はここ数年になく藤本を使っていく姿勢を明確にしていた。しかしシーズンに入ると腰痛のために思うような働きができず、二軍暮らしが多くなってしまった。
上本、大和が伸びてきたとは言え、経験豊富な「守り屋」はタイガースにとって貴重な戦力。といっても、来季は若手へのチャンスを増やすであろうから、藤本の出番増は期待薄。ここはより多くの活躍場所を求めて、タイガースを出るべきだろう。
サヨナラの場面ではいつもいち早くヒーローのところに駆けつけて大喜びしているお調子もん。藤本がいなくなったら寂しくなるだろうけど、試合に出るのが野球選手。悔いのない選択をして欲しいと思う。
安芸の秋季キャンプ、鳴尾浜の秋季練習ともに打ち上げ。例年のことではあるが、成績のふるわなかった今年はなおのこと、来季への期待が膨らむナイスな秋だった。情報源といえば、相変わらず各紙の文字、写真だけではあるが、妄想するにはそれで十分だ(笑)。投手たちはいっぱい走り込んだということだが、中でも今季期待を裏切った上園と久保田がワイルドな感じに変化しているらしい。来季はパワフルで熱い投球が見られるかな。野手では、上本、大和、柴田、W野原の名前が連日挙がっていた。これまで暗に「まだ差がある」とほのめかすことの多かった真弓監督が、「近い」と評価することが多くなった。その気にさせるというのもあるだろうが、これらの選手たちがステップアップしたのは間違いなかろう。少なくとも今春は「一軍キャンプ or 二軍キャンプ、どっち?」という位置にいた選手たちが、一年たって「もちろん一軍キャンプ、ベンチを確保してさらに上を食うぐらいでなくちゃ困る」という位置に来ているのだと思う。
桜井、平野、鳥谷らも充実した練習ができたようだし、オフの戦力構想が実に楽しい。
そんな中、藤本がFA宣言し球団に書類を提出した。二遊間の戦力層に不安があるスワローズが獲得に名乗りを上げそうだとのこと。晴れてどこの球団とも自由に交渉できる立場になったわけだけど、飛行機嫌いで有名な藤本のことなので、パ・リーグ移籍は考えていないんじゃないかな(笑)。
藤本の境遇を「不運でちょっと可愛そうだった」と見ている人は多い。規定クリアで3割を記録し、優勝に貢献したというのに、直後、ルーキー鳥谷にポジションを奪われる。長期ビジョンでチームを編成して行くにあたり、これは決して間違った策ではない。全体のために個が犠牲になる、そんな類の話だと思う。それでも藤本は腐らずに頑張っていたと思う。辛い状況でも、辛いようには見えない風貌のせいもあるけれど、なんというか、そこにいるだけで周囲が和むというか、ペットのモンキーというか…。そして時より見せる、とんでもない好プレー、その猿技一つで黙らせる、そんな格好良さもある。
ただ、その悔しさをバネにさらなる成長…ということには残念ながらならなかった。特に小技を含めた打撃面での「低成長」が出番を減らす原因になってしまった。だからなおのこと「不運」という印象がいつまでも残ることになった。
たぶん真弓監督もそうだったのではないか。今年はここ数年になく藤本を使っていく姿勢を明確にしていた。しかしシーズンに入ると腰痛のために思うような働きができず、二軍暮らしが多くなってしまった。
上本、大和が伸びてきたとは言え、経験豊富な「守り屋」はタイガースにとって貴重な戦力。といっても、来季は若手へのチャンスを増やすであろうから、藤本の出番増は期待薄。ここはより多くの活躍場所を求めて、タイガースを出るべきだろう。
サヨナラの場面ではいつもいち早くヒーローのところに駆けつけて大喜びしているお調子もん。藤本がいなくなったら寂しくなるだろうけど、試合に出るのが野球選手。悔いのない選択をして欲しいと思う。