自称阪神タイガース評論家（跡地）

　１２月もこの時期になると、選手は野球外の用事を片付けるモード。結婚式をやる選手、ラジオに出る選手、地元の会合に出る選手。ちょっと気になっているのが、支配下から育成に変わった選手たちの背番号が発表されてない件。プロ野球選手にとって背番号は大切な持ち物なんだから、ちゃんとつけてあげて欲しいな。サインする時、困っちゃうと思うんだよな。私が心配することないけど（笑）。

　こっちもだらりだらりと自由気ままな妄想空間をたゆたうことができる時期なのだけれど、どうにも今年はつかみどころがない気分。ひとえに最重要のセンターラインが変わることに対して、想像力が働かないせいじゃなかろうか。
　去年の今頃は、矢野は手術したけどまあ間に合うんやろうな、しかしさすがに次世代捕手を主にしていかんとな、まあ狩野だろうな…なんて感じだった。来季は城島が扇の要に座ることが決まっているが、どうにもこうにもそれがどんな感じになるのか想像できない。いつも最悪の事態に対して警戒を緩めなかったマスク越しの矢野の目ではなく、どこか不安げな様子を隠しきれなかったマスク越しの狩野の目でもなく、なんだかいつでも自信ありげで「いいから、まっかせなさい」と訴えるマスク越しの城島の目が投手陣を引っ張る。きっとそういうことになるのだろうが、まだイマイチ想像できないんだよなぁ。

　センターに至っては、真弓監督が誰を中心に考えているのかがまったく想像できない。最右翼の一人、平野本人は二塁でレギュラーと訴えているし、秋季キャンプでも二塁守備に時間を費やしていたようだ。マートン、浅井、柴田にルーキーズの競り合い、数人による併用というのが現実的なのかも知れないが、この機会に守備力重視でセンターラインを固めたいという欲求がおきそうだ。

　やっぱり軸が固まらないから、まだ私の妄想もフワフワ雲の上を漂うようだ。キャンプイン直前までには、「真弓監督はこう考えているに違いない」の第１回目を考えられるようにしようと思う。