2010.01.03 Sunday
昨日のようにあげつらうと、いかにもタイガースの投手陣がとても悪いかのごとくであるが、実はそうでもない。防御率3.28はリーグ3位だ。1位ジャイアンツ(2.94)はともかく、2位ドラゴンズ(3.17)とはそう遠くないし、4位カープ(3.59)、5位スワローズ(3.97)、6位ベイスターズ(4.36)とは差がある。
被案打率(=被安打×9÷投球回数)についても同じ傾向がある。1位G8.17、2位D8.21、3位T8.42までと、4位C8.81、5位S9.03、6位B9.44の間にはくっきりとした差がある。
さらに考慮してあげるべき点は、こういう投手成績は、同じ比較のようで実は同じ比較でないということ。ジャイアンツ投手陣は強力ジャイアンツ打撃陣と対戦せずに済み、しかも得点力の低いタイガース打線との対戦が記録に含まれている。それに比べてタイガース投手陣はタイガース貧打線で成績を稼ぐことができない。当たり前だけどそういうこと。
タイガース投手陣はそう悪くなかった…という論旨だが、目に見えて悪かった要素もある。それが四死球(カッコ内は敬遠除いた四球)の数だ。1位C387(341)、2位G405(342)、3位D419(372)、4位S476(411)、5位B485(425)、最下位がTで492(431)だ。四球だけでも最下位。
これを「コントロールが悪い」と言ってしまうのは簡単だが、打たれてはいけない、失点してはいけないと、投手が心理的に追い込まれているとも言える。ここにも打線の弱さが暗い影を落としていると言えるだろう。
と、投手陣を擁護するフリをしながら、もってまわって攻撃陣を嘆いてきたが、ストレートに行こうか(笑)。とにかく今季のセ・リーグはチームの攻撃成績が素直にチームの順位に現れた。投手、攻撃の各数値の中で、得点が最も順位、ゲーム差との相関が高いように見える。1位G650、2位D605、3位がSとTが同点で548、5位C528、6位B497。出塁率も勝率とまったく同じ並びである。
と、ぐちゃぐちゃ数字を持ち出すまでもなく、08シーズン後半からパタッと萎縮し、打てなくなった打線が、その流れを速めるような09シーズンであったと。引きずられるように腕が振れなくなった投手陣も輝きを弱くしてしまったと。
08年前半と後半のギャップを思い出すにつけ「打線は水もの」という使い古された言葉を思い出す。09年も主軸の当たりがもう少し良い時期に出ていれば、最終形はずいぶん違っていただろう。しかし、水ものなら水もので、水先案内人次第なのだ。主軸が打つも打たぬも流れ次第。上位がどう投手をいじめ、塁上で集中を乱すか。下位がどう存在感を見せて、上位への恐怖感を思い起こさせるか。チーム首脳陣が「主軸頼み」という考えでは話にならない。
と、ウソでもここまで嘆けば、今年の運気上昇は間違いなかろう。ウソでも、ウソでも…。
被案打率(=被安打×9÷投球回数)についても同じ傾向がある。1位G8.17、2位D8.21、3位T8.42までと、4位C8.81、5位S9.03、6位B9.44の間にはくっきりとした差がある。
さらに考慮してあげるべき点は、こういう投手成績は、同じ比較のようで実は同じ比較でないということ。ジャイアンツ投手陣は強力ジャイアンツ打撃陣と対戦せずに済み、しかも得点力の低いタイガース打線との対戦が記録に含まれている。それに比べてタイガース投手陣はタイガース貧打線で成績を稼ぐことができない。当たり前だけどそういうこと。
タイガース投手陣はそう悪くなかった…という論旨だが、目に見えて悪かった要素もある。それが四死球(カッコ内は敬遠除いた四球)の数だ。1位C387(341)、2位G405(342)、3位D419(372)、4位S476(411)、5位B485(425)、最下位がTで492(431)だ。四球だけでも最下位。
これを「コントロールが悪い」と言ってしまうのは簡単だが、打たれてはいけない、失点してはいけないと、投手が心理的に追い込まれているとも言える。ここにも打線の弱さが暗い影を落としていると言えるだろう。
と、投手陣を擁護するフリをしながら、もってまわって攻撃陣を嘆いてきたが、ストレートに行こうか(笑)。とにかく今季のセ・リーグはチームの攻撃成績が素直にチームの順位に現れた。投手、攻撃の各数値の中で、得点が最も順位、ゲーム差との相関が高いように見える。1位G650、2位D605、3位がSとTが同点で548、5位C528、6位B497。出塁率も勝率とまったく同じ並びである。
と、ぐちゃぐちゃ数字を持ち出すまでもなく、08シーズン後半からパタッと萎縮し、打てなくなった打線が、その流れを速めるような09シーズンであったと。引きずられるように腕が振れなくなった投手陣も輝きを弱くしてしまったと。
08年前半と後半のギャップを思い出すにつけ「打線は水もの」という使い古された言葉を思い出す。09年も主軸の当たりがもう少し良い時期に出ていれば、最終形はずいぶん違っていただろう。しかし、水ものなら水もので、水先案内人次第なのだ。主軸が打つも打たぬも流れ次第。上位がどう投手をいじめ、塁上で集中を乱すか。下位がどう存在感を見せて、上位への恐怖感を思い起こさせるか。チーム首脳陣が「主軸頼み」という考えでは話にならない。
と、ウソでもここまで嘆けば、今年の運気上昇は間違いなかろう。ウソでも、ウソでも…。