2010.01.07 Thursday
あらましを書くと、共同通信が配信した「NPB、新野球協約を公表 コミッショナー権限を強化」という記事とスポーツ各紙の報道を受けて、去年の1/6このブログに「ニュースは自分で不足なく」という記事を書いた。
その記事の大意は、
ってことだった。
ばかぼん父さんから教えてもらった衝撃の事実は、その後全文公開された(といってもNPB発ではなくて、選手会のHPにて)新野球協約は、なんと、その「わが国の野球を不朽の国技にし、野球が社会の文化的公共財となるよう努めることによって、野球の権威および技術にたいする国民の信頼を確保する」をはじめとする目的の文言がごっそり削られているというのだ。なぞり書きもなんなので、ぜひそちらの記事を読んで欲しい。
→根来前コミッショナーが最後に遺した負の遺産(野球協約改定)
〜迷解!スポーツ観戦記(by ばかぼん父さん)
なお記事中に紹介されているブログの作者竹内浩史氏は、04年オリ近合併問題の際、プロ野球選手会が合併は不当であると提訴した裁判の裁判官であるそうな。それを調べる過程で、04年問題をまとめたサイトを読み返す。関心をお持ちなら、じっくり振り返って欲しい。
→プロ野球再編問題〜高裁決定を受けて〜
→(その親ページ)プロ野球再編問題〜合併をめぐる攻防〜(by 時事問題・法律問題を考えるページ)
なーるほど、新野球協約の目的は、別にプロ野球を社会の文化的公共財にすることでも、野球の権威に対する国民の信頼を確保することでもなくなっちゃったから、情報は自分たちの都合の良いようにすれば良いってワケだったんだね。ご存知の通り、日本プロ野球はマスコミとの接点が非常に強い。というよりマスコミ企業が中心になって運営に当たっている。ハッキリ言って、そういうご都合主義な情報操作が一番野球のイメージを低下させ、インチキ臭さを醸し出しているということに気づかない。
一応、新協約の変更箇所を最後までざっくり目を通した。表現の訂正や時代に即した改訂は認められるし、P.51「第21章 註補」に
そして1年後、共同通信が配信したのはこのニュース(サンスポ)。
国際的に激しい動きを見せる今こそ、野球協約には理念と哲学が必要なのではないか。
それにしてもまんまと姑息な情報操作にやられてしまった。選手会もなんとも思わないんだろうか。リアクションがまったく見えない。
個別の球団の営業現場では、地道な努力や工夫が積み上げられているように思うけれど、「おおもと」がコレだもんね。は〜あ…
その記事の大意は、
1.「新野球協約を公表」したハズなのに、NPBの公式サイトなどで一般の人が全文を見られるようにしてないってダメじゃん。
2.なぜなら、野球協約(変更前)には目的として、「わが国の野球を不朽の国技にし、野球が社会の文化的公共財となるよう努めることによって、野球の権威および技術にたいする国民の信頼を確保する」って書いてあるじゃん。それには情報公開が大事じゃん。
ってことだった。
ばかぼん父さんから教えてもらった衝撃の事実は、その後全文公開された(といってもNPB発ではなくて、選手会のHPにて)新野球協約は、なんと、その「わが国の野球を不朽の国技にし、野球が社会の文化的公共財となるよう努めることによって、野球の権威および技術にたいする国民の信頼を確保する」をはじめとする目的の文言がごっそり削られているというのだ。なぞり書きもなんなので、ぜひそちらの記事を読んで欲しい。
→根来前コミッショナーが最後に遺した負の遺産(野球協約改定)
〜迷解!スポーツ観戦記(by ばかぼん父さん)
なお記事中に紹介されているブログの作者竹内浩史氏は、04年オリ近合併問題の際、プロ野球選手会が合併は不当であると提訴した裁判の裁判官であるそうな。それを調べる過程で、04年問題をまとめたサイトを読み返す。関心をお持ちなら、じっくり振り返って欲しい。
→プロ野球再編問題〜高裁決定を受けて〜
→(その親ページ)プロ野球再編問題〜合併をめぐる攻防〜(by 時事問題・法律問題を考えるページ)
なーるほど、新野球協約の目的は、別にプロ野球を社会の文化的公共財にすることでも、野球の権威に対する国民の信頼を確保することでもなくなっちゃったから、情報は自分たちの都合の良いようにすれば良いってワケだったんだね。ご存知の通り、日本プロ野球はマスコミとの接点が非常に強い。というよりマスコミ企業が中心になって運営に当たっている。ハッキリ言って、そういうご都合主義な情報操作が一番野球のイメージを低下させ、インチキ臭さを醸し出しているということに気づかない。
一応、新協約の変更箇所を最後までざっくり目を通した。表現の訂正や時代に即した改訂は認められるし、P.51「第21章 註補」に
第194条 (制裁の範囲)に、旧協約の理念の一端が残っていることを認めたが、「社会の公共財」「国民の信頼確保」「プロ野球の発展」「世界選手権を争う」という誇らしい文言はすべて削除されていた(PDFはテキスト検索できるからね)。
コミッショナーは、野球を不朽の国技とし、利益ある産業とする目的を阻害するすべての行為については、この協約に明文上の定めがない場合であっても、これを制裁し、あるいは適当な強制措置をとることができる。
そして1年後、共同通信が配信したのはこのニュース(サンスポ)。
加藤C、日米王者によるシリーズを提案される
米大リーグ機構幹部との会談を終えたプロ野球の加藤良三コミッショナーが6日、同機構のセリグ・コミッショナーから日米王者で争う「グローバル・ワールドシリーズ」の開催を提案されたことを明かした。
国際的に激しい動きを見せる今こそ、野球協約には理念と哲学が必要なのではないか。
それにしてもまんまと姑息な情報操作にやられてしまった。選手会もなんとも思わないんだろうか。リアクションがまったく見えない。
個別の球団の営業現場では、地道な努力や工夫が積み上げられているように思うけれど、「おおもと」がコレだもんね。は〜あ…