2010.01.17 Sunday
でも、「そんなに好きなんや」てのが世間にバレるにしたがって、少しずつ「あんたが持っていた方がいいだろうから、これあげる」って感じでモノが増えている。
いくつかある超ド級のお宝(自己評価)の中でも自信があるのが、ヒビの入ったサイン入りバット2本だ。1本は虎印の焼き印が入った美津和タイガーの「掛布雅之31」。もう1本はゼットで「S56.5.5 若菜嘉晴39」。こればかりは…と、家人の実家にあったものを強奪した(笑)。
昭和56年というと優勝の4年前、安藤監督の時で、戦力が徐々に整っていくあたり。タイガースは中位を行ったり来たりという実力。働き盛りの年齢に良い選手がたくさんいたが、優勝には一歩も二歩も届かない。その頃安定して強かった広島や巨人に比べると、なんとなくダラダラしていて、自分勝手なチームという印象があった。力はあるクセに、どこか燃えない仕事ぶり…。まあ当時を知る人々の文献にもその理由が示されているから、単に印象だけではないのだと思う。若菜もまたそれにあてはまる捕手だったように思う。
少年の私には、大好きな田淵の代わりに捕手を守っている若菜を初めは好きになれなかったけれど、すぐに田淵よりずっと有用な捕手であることはわかった。少なくとも守りについては。見た目もちょっとワルっぽかったけど(ていうか当時のタイガースの選手たちは、皆、髪型も服装もスゴかったw)、カッコ良かった。
39若菜は、私にとってすごく印象深い捕手なのだが、タイガースでの実働はわずか4年。その4年すべてオールスターに出場していて(ファン投票選出3回)、初年度はダイヤモンドグラブ賞をもらっている。でも退団。掃いて捨てるほどあったゴタゴタ退団劇の一人だった。
昨日の話じゃないけれど、背番号39と言えば、若菜と矢野しか印象にない。実際のところはその間に、ストローター、八木茂、益山性旭、吉田康夫、グリーンウェルと挟むのだけれど…(笑)。
出身と現役時代で真弓と繋がり、背番号で矢野と繋がり、師弟関係で城島と繋がる。白木のバットを眺めながら、10タイガースと妙な縁を持つ昭和56年の若菜に思いを馳せた。
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(追記) 震災から15年、こちらにも思いを馳せて合掌。
いくつかある超ド級のお宝(自己評価)の中でも自信があるのが、ヒビの入ったサイン入りバット2本だ。1本は虎印の焼き印が入った美津和タイガーの「掛布雅之31」。もう1本はゼットで「S56.5.5 若菜嘉晴39」。こればかりは…と、家人の実家にあったものを強奪した(笑)。
昭和56年というと優勝の4年前、安藤監督の時で、戦力が徐々に整っていくあたり。タイガースは中位を行ったり来たりという実力。働き盛りの年齢に良い選手がたくさんいたが、優勝には一歩も二歩も届かない。その頃安定して強かった広島や巨人に比べると、なんとなくダラダラしていて、自分勝手なチームという印象があった。力はあるクセに、どこか燃えない仕事ぶり…。まあ当時を知る人々の文献にもその理由が示されているから、単に印象だけではないのだと思う。若菜もまたそれにあてはまる捕手だったように思う。
少年の私には、大好きな田淵の代わりに捕手を守っている若菜を初めは好きになれなかったけれど、すぐに田淵よりずっと有用な捕手であることはわかった。少なくとも守りについては。見た目もちょっとワルっぽかったけど(ていうか当時のタイガースの選手たちは、皆、髪型も服装もスゴかったw)、カッコ良かった。
39若菜は、私にとってすごく印象深い捕手なのだが、タイガースでの実働はわずか4年。その4年すべてオールスターに出場していて(ファン投票選出3回)、初年度はダイヤモンドグラブ賞をもらっている。でも退団。掃いて捨てるほどあったゴタゴタ退団劇の一人だった。
昨日の話じゃないけれど、背番号39と言えば、若菜と矢野しか印象にない。実際のところはその間に、ストローター、八木茂、益山性旭、吉田康夫、グリーンウェルと挟むのだけれど…(笑)。
恩師・若菜氏がゲキ「矢野から盗め」(デイリー)
阪神OBで、ダイエー時代にバッテリーコーチとして城島を育てた若菜嘉晴氏(56)が16日、佐世保市内で自主トレを積む教え子を激励に訪れた。
城島の自主トレを視察し「去年よりも体は仕上がっている。心に余裕もある」と太鼓判を押した若菜氏。柳川商の同級生で、79年の「世紀のトレード」の際に同じくクラウンから阪神に移った間柄の真弓監督には「4番だけは打たしてくれるな。勝つためにも」と仰天アドバイスを送ったことを明かした。
理由として「楽なところで走者をかえすのが一番いい」とポイントゲッターとしての資質を強調。さらに「今は打つことよりも投手陣をどう立て直すかが課題」と説明した。「守備でも矢野の良いところを聞き出して、盗んでほしい。それも捕手の仕事」と新天地に向かう教え子にゲキを飛ばしていた。
出身と現役時代で真弓と繋がり、背番号で矢野と繋がり、師弟関係で城島と繋がる。白木のバットを眺めながら、10タイガースと妙な縁を持つ昭和56年の若菜に思いを馳せた。
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(追記) 震災から15年、こちらにも思いを馳せて合掌。