自称阪神タイガース評論家(跡地)

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“マウンドの夏男”粘投・下柳、無失点の7勝目
http://www.sanspo.com/tigers/top/tig200407/tig2004071902.html
下柳、野口の素晴らしい投げ合い。なぜかこういう試合は、より素晴らしい投球をしていた方が負けるから不思議。7回、野口が投じた甘めのスライダー、桧山がそのただ1球の失投を仕留めた。貴重な追加点となるタイムリーを放った葛城も同様で、甘い球を一度で仕留める集中力に酔わせてもらった。
それもこれも、いつも「みんなのおかげ」と口にする下柳のおかげ。運にも恵まれてハーラーダービートップと1差の7勝1敗。勝率.875はダントツだ。
下柳ほど「タフ」という言葉の似合う人を他に知らない。身体も頑丈だが、精神力の粘りが立派。桜庭和志ら格闘家たちと親交が厚いことは有名だが、相手の打撃をもらっても表情一つ変えず耐えて、少しずつズドンと重いボディーブローや、ローキックを淡々と重ねていく。キレキレの必殺技はないが、途中で相手は打ち疲れてペースにハマっていく。そんなタフなファイターを思わせる。第1ラウンドのゴング直後にKOパンチを食らう悪癖さえなければ最強なんだが…(笑)。
ワンサイド、競り負けと、首位中日にとっては尾を引く連敗となっただろう。全体的にピークを過ぎてしまったチーム状態を、落合流ハッタリでどこまで持ちこたえさせることができるか。対戦カードの妙で、中日はすっかり「らしく」なってきた巨人と、阪神はぼちぼち「落ち時」の横浜と対戦する。ここで後半戦序盤の大きな流れが見えてくるかも知れない。

Posted by torao at 09:14 | comments(0)
[投手]下柳
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