2004.06.20 Sunday
http://www.sponichi.com/base/200406/20/base159941.html
抗議で覆る「疑惑の判定」には閉口。その事後処理のグズグズにはもっと閉口。野球という競技そのものをダメにするような酷いものだった。機構、なんとかせい。
ここしばらく良くなかった福原が、勇気あるカーブ、勇気あるストレートで復調を見せた。しかし、打線発「萎縮の連鎖」は止まらず、バントをする赤星の手にも、藤本の手にも、安藤の腕にも伝わってしまった。とうとう連打すらなく、二塁に走者をおいたのは3回一死鳥谷の二塁打だけという惨状で、4試合連続の「超貧打」。ペナントレース展開を考えれば、もちろん事態は大変深刻だが、打線は水物、いかに不調の波を短くするかという発想が必要だ。特に異常とも言える昨季の「繋がりすぎる打線」の残像に縛られればイップスになってしまう。「これが普通」「そのうちなんとかなるわい」と開き直ればなんてことない。また、たとえ失敗しても盗塁、エンドランをどんどん仕掛けていくような、前につんのめってしまうような姿勢が必要だ。鳥谷の走塁を見習え。
ここは一つ視点を変えて、首位を走る巨人が、この2試合をどのように感じたか想像してみたい。「阪神恐るるに足りず」と思っているだろうか?あの強力打線を1点ずつ、しかもこの日は10イニングゼロを並べたのである。もしも阪神打線がこのようなどん底でさえなければ、巨人が2連続完封されていた可能性大なのだ。「阪神投手陣恐るべし」「去年のチャンピオンチーム、打線が乗ってきたら恐い」これが巨人が抱く阪神への偽らざる印象だろう。自分たちで勝手に諦めなければ、山はまだまだ、何度でもやってくる。おごる巨人は久しからず。
抗議で覆る「疑惑の判定」には閉口。その事後処理のグズグズにはもっと閉口。野球という競技そのものをダメにするような酷いものだった。機構、なんとかせい。
ここしばらく良くなかった福原が、勇気あるカーブ、勇気あるストレートで復調を見せた。しかし、打線発「萎縮の連鎖」は止まらず、バントをする赤星の手にも、藤本の手にも、安藤の腕にも伝わってしまった。とうとう連打すらなく、二塁に走者をおいたのは3回一死鳥谷の二塁打だけという惨状で、4試合連続の「超貧打」。ペナントレース展開を考えれば、もちろん事態は大変深刻だが、打線は水物、いかに不調の波を短くするかという発想が必要だ。特に異常とも言える昨季の「繋がりすぎる打線」の残像に縛られればイップスになってしまう。「これが普通」「そのうちなんとかなるわい」と開き直ればなんてことない。また、たとえ失敗しても盗塁、エンドランをどんどん仕掛けていくような、前につんのめってしまうような姿勢が必要だ。鳥谷の走塁を見習え。
ここは一つ視点を変えて、首位を走る巨人が、この2試合をどのように感じたか想像してみたい。「阪神恐るるに足りず」と思っているだろうか?あの強力打線を1点ずつ、しかもこの日は10イニングゼロを並べたのである。もしも阪神打線がこのようなどん底でさえなければ、巨人が2連続完封されていた可能性大なのだ。「阪神投手陣恐るべし」「去年のチャンピオンチーム、打線が乗ってきたら恐い」これが巨人が抱く阪神への偽らざる印象だろう。自分たちで勝手に諦めなければ、山はまだまだ、何度でもやってくる。おごる巨人は久しからず。