自称阪神タイガース評論家（跡地）

・カープの石井琢朗。「若手が結果を出している中で邪魔はしたくない。そう思えるのも成長したところ」「優勝の喜びを、カープの若い選手にもぜひ味わってもらいたい」（スポニチ）

・新卒「ニート」３万人　働き手減少に拍車（日経）

・読売のナベツネ氏。（ＷＢＣの日本代表監督問題について）「落合君しかないんじゃない。軍師として采配力、一番じゃないですか」（デイリー）

・ニホンカワウソ “絶滅種”に指定（NHK）

　「継続は力なり」努力を続ける人は尊敬を集める。でももし一代限りの栄華で、次世代に何も継がれていかないようなら、「宇宙的視点」で見れば大した意味はない。

　アップルが企業としてとてつもない成功をとげたという。希代の天才ジョブズがいたからだというのは否定しないが、その底流には何世代にも渡る数え切れない科学者たちの研究開発があり、その知が受け継がれたからこそ繁栄がある。

　人間に限らず生命に与えられた使命は、次の世代に命を送ること。「使命」という語をながめても、missionという英語をながめても、そこに込められた意味は、自分の生存期間を使って次の世代に繋ぐことしかイメージできない。

　人間も動物だからそれを感覚でわかっていたのだろう。現代になって失われつつある風習の中に、「いかに受け継いでいくか」に主眼をおいたものが多く見られる。そしてここ数代の範囲で、どんどんそれらが廃れている。

　生命体にとってただ一つの使命であり、価値であったはずの「次世代にすべてを継承すること」。その価値を正しくとらえられなくなり、ついには生命体としての目的を失って、人間は何をすれば良いのかわからなくなってしまっているような気がする。
…そんなことをなんとなく思った。