2005.06.12 Sunday
阪神タイガースを取り扱ったブログは実にたくさんある。人気もさることながら、「自称評論家」の多さがものを言っているように思う(笑)。この日は一部の虎ブロガーが集結する「祭り」があったそうだ。試合もまさに「祭り」。なんとも羨ましい。こっち(東京周辺)でもやりたいな(笑)。
交流戦も終盤、マリーンズ、ホークスがライバルたちを苦しめる。優勝賞金5000万円は謹んで差し上げるので、そこらへんのところ、なにとぞよろしく(笑)。
赤星、疲れのピークか胃炎。それでも同点の併殺崩れはよく走った。
あっという間に5点差をひっくり返して、逆に5点リードする…こんな劇的な試合を、陰ながら演出したのがスペンサー、いや全然「陰ながら」じゃないか(笑)。2つのヘナチョコ・スライディングキャッチ失敗で投手の足を引っ張る。白いスタンド、薄曇りの空、照明灯、判断の難しい打球…不運が重なったのはわかる。「彼なりに一生懸命やってはいるが、若いピッチャーだったから本当は守ってほしかった」という岡田監督のコメントのとおりだ。でも、少なくとも前に突っ込んでアウトにしようと思ったプレーで、そこに試合が死ななかった理由があると思う。打撃の不振も行くところまで行った。この日でコツンと底にぶつかる音がしたのではないか。そうあってくれ。
桟原、良くなっている。江草と同等に使って良い。
橋本、先頭小谷野に落ちないチェンジアップをHRされる。気乗りがしていないようだった。その後バタバタしないのはさすが。ところで吉野でしょ?そこは。
藤川、休養十分で逆に不安もあったろうが、調子戻る。素晴らしい速球!
江草、もっとも実力が発揮できる場面で余裕の投球。もう一度弾みをつけて。
先発・能見と浅井のバッテリーは、組み立てに苦しんだ。落差のある能見特有のスライダーがまったく見られなかったし、速球も伸びがなかった。課題としていたインコースへの制球に神経を使いすぎてしまい、緩急でタイミングを狂わせる「能見の本道」がおろそかになっていたように思う。この壁の向こうに「星野伸之」が待っているはずだ。
師匠仰木監督から教わったことをすぐ実践(笑)。6回の4人連続代打は盛り上がった。レギュラーと遜色ない準レギュラーが控えているからこそできる作戦。甲子園球場という地の利を最大限活用し、連敗中の日ハムの思考を「今日は勝てそう」から「ああ、今日も負けるんだ」に変えてしまった。桧山三振、片岡投ゴロ(のはずがタイムリー)、矢野四球、藤本遊ゴロ(のはずがタイムリー)と、大したことしたワケじゃないのに(笑)。
日ハムは苦しい。失った流れ、勢いを取り戻すのは至難の業だ。片岡や町田のヒットなど、打つ方が追い込まれた心境だったろうに。
それでもこの日、日ハムは先発で起用した奈良原がベテランらしい上手さで、ツキをもっていきかけていた。渋い打撃、バントヒットで良いムードを作った。しかし、連敗中のチームはほんの小さなことでネガティブイメージをふくらませてしまう。ことの起こりは、奈良原の本当にささいなプレーだった。
4回ウラ、二死走者なし、金本の三遊間の打球に奈良原が軽く追いつき、一塁送球…その時ほんの一瞬握り直してしまったため、内野安打としてしまう。グラブの網にひっかかったか、握り損ねたか。
満身創痍でも常に全力プレーで連続フルイニング出場記録を更新している金本のダッシュを見た今岡の目が変わる。あの走りをムダにしないと心に決めているのがわかった。ファーストストライクを振り切ると、あわやHRというタイムリー二塁打になった。この時点でまだ1−5。本来日ハム側はバタバタすべきことではない。しかし、タイガースにはこの1点で最後は逆転できるという予感が満ちあふれ、6回7回の猛攻に繋がる。
藤本の追撃のタイムリーは、奈良原の守備範囲。同点の併殺崩れは奈良原も遅滞なくさばいたが不運のジャッジ。金本の全力疾走が奈良原のツキを奪った。
交流戦も終盤、マリーンズ、ホークスがライバルたちを苦しめる。優勝賞金5000万円は謹んで差し上げるので、そこらへんのところ、なにとぞよろしく(笑)。
赤星、疲れのピークか胃炎。それでも同点の併殺崩れはよく走った。
あっという間に5点差をひっくり返して、逆に5点リードする…こんな劇的な試合を、陰ながら演出したのがスペンサー、いや全然「陰ながら」じゃないか(笑)。2つのヘナチョコ・スライディングキャッチ失敗で投手の足を引っ張る。白いスタンド、薄曇りの空、照明灯、判断の難しい打球…不運が重なったのはわかる。「彼なりに一生懸命やってはいるが、若いピッチャーだったから本当は守ってほしかった」という岡田監督のコメントのとおりだ。でも、少なくとも前に突っ込んでアウトにしようと思ったプレーで、そこに試合が死ななかった理由があると思う。打撃の不振も行くところまで行った。この日でコツンと底にぶつかる音がしたのではないか。そうあってくれ。
桟原、良くなっている。江草と同等に使って良い。
橋本、先頭小谷野に落ちないチェンジアップをHRされる。気乗りがしていないようだった。その後バタバタしないのはさすが。ところで吉野でしょ?そこは。
藤川、休養十分で逆に不安もあったろうが、調子戻る。素晴らしい速球!
江草、もっとも実力が発揮できる場面で余裕の投球。もう一度弾みをつけて。
先発・能見と浅井のバッテリーは、組み立てに苦しんだ。落差のある能見特有のスライダーがまったく見られなかったし、速球も伸びがなかった。課題としていたインコースへの制球に神経を使いすぎてしまい、緩急でタイミングを狂わせる「能見の本道」がおろそかになっていたように思う。この壁の向こうに「星野伸之」が待っているはずだ。
師匠仰木監督から教わったことをすぐ実践(笑)。6回の4人連続代打は盛り上がった。レギュラーと遜色ない準レギュラーが控えているからこそできる作戦。甲子園球場という地の利を最大限活用し、連敗中の日ハムの思考を「今日は勝てそう」から「ああ、今日も負けるんだ」に変えてしまった。桧山三振、片岡投ゴロ(のはずがタイムリー)、矢野四球、藤本遊ゴロ(のはずがタイムリー)と、大したことしたワケじゃないのに(笑)。
日ハムは苦しい。失った流れ、勢いを取り戻すのは至難の業だ。片岡や町田のヒットなど、打つ方が追い込まれた心境だったろうに。
それでもこの日、日ハムは先発で起用した奈良原がベテランらしい上手さで、ツキをもっていきかけていた。渋い打撃、バントヒットで良いムードを作った。しかし、連敗中のチームはほんの小さなことでネガティブイメージをふくらませてしまう。ことの起こりは、奈良原の本当にささいなプレーだった。
4回ウラ、二死走者なし、金本の三遊間の打球に奈良原が軽く追いつき、一塁送球…その時ほんの一瞬握り直してしまったため、内野安打としてしまう。グラブの網にひっかかったか、握り損ねたか。
満身創痍でも常に全力プレーで連続フルイニング出場記録を更新している金本のダッシュを見た今岡の目が変わる。あの走りをムダにしないと心に決めているのがわかった。ファーストストライクを振り切ると、あわやHRというタイムリー二塁打になった。この時点でまだ1−5。本来日ハム側はバタバタすべきことではない。しかし、タイガースにはこの1点で最後は逆転できるという予感が満ちあふれ、6回7回の猛攻に繋がる。
藤本の追撃のタイムリーは、奈良原の守備範囲。同点の併殺崩れは奈良原も遅滞なくさばいたが不運のジャッジ。金本の全力疾走が奈良原のツキを奪った。