2005.06.15 Wednesday
人気ブログランキング経由で、米マイナーリーグ審判・野中雅貴さんのブログを知る。とても刺激的。
ロッテの交流戦1位確保が決定。ヤクルトとの残り2つもこっそり応援。阪神の交流戦優勝はなくなったが、セの1位として、ぜひソフトバンクより上になりたいので横浜をこっそり応援。そして大事なリスタートを控え、オリックスを激しく応援(笑)。
地元・鳥谷が右に左に素晴らしい守備。特に三遊間の打球に飛び付き、立ち上がってすぐ送球するプレーには、思わず大声を出してしまう(笑)。守備範囲の広さ、肩の強さ、スローイングの正確さをグレードアップしつつ、課題のグラブさばきも格段に柔らかくなった。藤本が二塁に入った時の二遊間の固さは、かなり頼もしい。加えてこの日の鳥谷は、試合展開に重要な意味を持つ2本のヒットを放つ。先制タイムリーはピッチャー返し、満塁を作る繋ぎのヒットは三遊間。物足りないと思い続けて来たが、毎日一歩ずつ階段を登っているのかも知れない。
井川が作った試合。リリーフ陣も呼応した。「井川が勝利投手になって、うれしいね」ジェフのコメントこそ嬉しい。
シーツの異変を知らなかったので、6回二死からのビッグチャンスで代打・濱中が登場したのにはぶっ飛んだ。いくら満塁男でも、前の打席で二塁打を打っている3番打者を代えるとは思わなかった。映像を確認すると、鳥谷の打席ですでにネクストに控えていたので予定の起用ということだろう。高めに浮いた直球を逃さない濱中の打力は感動的だ。
それにしてもシーツは心配。
3点リードした6回ウラ、四球と連打で一死満塁のピンチ、打者フェルナンデス。井川は肩で息をし、ここまで張りつめてきた緊張と集中力が限界に達しているように見えた。初球のチェンジアップがワンバウンドになり、2球目のスライダーが高めに抜けるが打ち損じでファール。(もう打たれたらしゃあない、ここは信じて真っ直ぐほうらせるしかない)矢野は、この日井川が復活を賭けたストレートで勝負することを決めたのではなかろうか。3球目はこの日井川を助けて来た角度の良い直球が低めに決まる。前回登板時、球速計時はそこそこあっても、抑えが効かず浮いていた直球が、高いリリースポイントから低めに決まっていた。ビデオ映像を重ねてみればほんのわずかな差なのだろうが、短期間にバランスの修正ができたのかも知れない。2−1からの4球目はベストピッチ。アウトローへの直球144km/h。ところがフェルナンデスも食らいついてファールで逃げる。画面に映った井川の表情は明らかに先程のアップアップの顔と違っていた。セットで構え、打者を睨み付ける。怒りにも似た顔つき…チャンスで打席に入った時の今岡と同じ表情だ。そして5球目、渾身のストレートを投げた後、マウンド上で井川が舞った。昨年ノーヒットノーランを決めた試合で報じられた写真と同じように。直後、真ん中高めをフェルナンデスが空振りすると、井川は腹の底から吼えた。
次打者中島を遊ゴロに仕留め、井川はこの日のマウンドを降りた。この試合で井川が訴えたものはとてつもなく大きかった。少なくとも私にはその叫びが届いた。
ロッテの交流戦1位確保が決定。ヤクルトとの残り2つもこっそり応援。阪神の交流戦優勝はなくなったが、セの1位として、ぜひソフトバンクより上になりたいので横浜をこっそり応援。そして大事なリスタートを控え、オリックスを激しく応援(笑)。
地元・鳥谷が右に左に素晴らしい守備。特に三遊間の打球に飛び付き、立ち上がってすぐ送球するプレーには、思わず大声を出してしまう(笑)。守備範囲の広さ、肩の強さ、スローイングの正確さをグレードアップしつつ、課題のグラブさばきも格段に柔らかくなった。藤本が二塁に入った時の二遊間の固さは、かなり頼もしい。加えてこの日の鳥谷は、試合展開に重要な意味を持つ2本のヒットを放つ。先制タイムリーはピッチャー返し、満塁を作る繋ぎのヒットは三遊間。物足りないと思い続けて来たが、毎日一歩ずつ階段を登っているのかも知れない。
井川が作った試合。リリーフ陣も呼応した。「井川が勝利投手になって、うれしいね」ジェフのコメントこそ嬉しい。
シーツの異変を知らなかったので、6回二死からのビッグチャンスで代打・濱中が登場したのにはぶっ飛んだ。いくら満塁男でも、前の打席で二塁打を打っている3番打者を代えるとは思わなかった。映像を確認すると、鳥谷の打席ですでにネクストに控えていたので予定の起用ということだろう。高めに浮いた直球を逃さない濱中の打力は感動的だ。
それにしてもシーツは心配。
3点リードした6回ウラ、四球と連打で一死満塁のピンチ、打者フェルナンデス。井川は肩で息をし、ここまで張りつめてきた緊張と集中力が限界に達しているように見えた。初球のチェンジアップがワンバウンドになり、2球目のスライダーが高めに抜けるが打ち損じでファール。(もう打たれたらしゃあない、ここは信じて真っ直ぐほうらせるしかない)矢野は、この日井川が復活を賭けたストレートで勝負することを決めたのではなかろうか。3球目はこの日井川を助けて来た角度の良い直球が低めに決まる。前回登板時、球速計時はそこそこあっても、抑えが効かず浮いていた直球が、高いリリースポイントから低めに決まっていた。ビデオ映像を重ねてみればほんのわずかな差なのだろうが、短期間にバランスの修正ができたのかも知れない。2−1からの4球目はベストピッチ。アウトローへの直球144km/h。ところがフェルナンデスも食らいついてファールで逃げる。画面に映った井川の表情は明らかに先程のアップアップの顔と違っていた。セットで構え、打者を睨み付ける。怒りにも似た顔つき…チャンスで打席に入った時の今岡と同じ表情だ。そして5球目、渾身のストレートを投げた後、マウンド上で井川が舞った。昨年ノーヒットノーランを決めた試合で報じられた写真と同じように。直後、真ん中高めをフェルナンデスが空振りすると、井川は腹の底から吼えた。
次打者中島を遊ゴロに仕留め、井川はこの日のマウンドを降りた。この試合で井川が訴えたものはとてつもなく大きかった。少なくとも私にはその叫びが届いた。