交流戦については, Toraoさんも書かれているように「普段見慣れぬ選手とチームと野球を見ることができた」ということがやはり一番ですね。和田コーチも書かれていたように,選手にとってもそれは同じで,藤本なんかはオリックス・平野の名前をあげて刺激されたと話していましたし。
個人的には,やはり浜中の活躍がうれしかった。相手としては,チーム,選手,ファンも含めて千葉ロッテにとても魅かれるものがありました。
今年の結果をどう生かすかというのはファンにとっても課題ですよね。
今日の話題には合わないかなと思いつつ…
昔話:関東でタイガースの試合情報を知りたい・その2(笑)。
昔々,まだケータイもインターネットもBS,CS放送もないころ…
ドラゴンズファンの友人(東京生まれ)に教えてもらったんですが,夜中になると,関東でも,名古屋のラジオ局がけっこう聞けるというんです。
彼は,当時ちょっとしたブームだった,ごついラジカセ(バンド数が多く,中波もかなりキャッチできる)を持っていたのでそれを活用して,中日戦の中継を聞いていました。
私も,ナゴヤ球場での中日×阪神戦はこの方法でなんとか中継を聞こうとトライしました。
ただ,ウチのラジオは普通のものだったので,なかなかつかまえられない。窓際にラジオを持っていき,細かくチューニングをしながら,内臓アンテナが名古屋の方を向くようにしたり(実際の効果はないが気分の問題で)して,きれぎれに聞こえてくるCBCや東海ラジオの中継をどうにか聞き取ろうとしていました。
実際,午後9時半を過ぎ, 10時くらいになるとけっこう聞こえるんですよね,これが。
…ただ問題は,その時間にはたいてい試合は終わっているということですね(笑)。
翌日件の友人と,ラジオが聞こえなくてたいへんだったと話していたら,オリオンズ(ロッテ)ファンの後輩から「どこかでラジオ中継があるというだけで幸せじゃないですか」と言われてしまった。なるほど,彼にとってはスポーツニュースでさえ,ひいきチームの試合の画像が流れることはまれであり,東京版スポーツ紙の中では比較的「オリオンズに紙面スペースを割くことが多い」という理由で宅配にしたスポニチを読むほかに,まとまった情報を得る機会がなかったのだ。
彼は今年の交流戦のことをどう思っているのか…31年ぶりの優勝が見えてきてそれどころではないのかも。
県民性というお国柄を基盤にして都市対抗的な戦いを遊んじゃおう!…というお気楽さは深くて楽しくて面白いと思うんですね。そのためには企業名なんかどうでもよく、ましてやニックネームでもなく、地域名でチームが愛されて初めて実現する状況であろうかと思います。そこまの一足飛びは難しいとしても、マスコミサイドでは少なくともニックネームでチーム名を記載したり呼び慣わしたりすることくらい、コミッショナーの権限でマスコミにお願い(?)してもいいのではないかと思います。そうすればチームを親会社の広告塔としか考えないオーナー連にはご退場願えるわけです(笑)。ただし、政治的な火花が散った後に…ですが(笑)。
日本人に一番、地域密着性が根付いているスポーツは、高校野球です。まず地区予選で母校を応援し、次に甲子園では県代表、隣県、同一地方の勝ち残りを応援していく。自分と関わりが深い順に応援するのは、年に一度の夏祭りでの楽しみ方のようなものだと思います。
でもプロは客が来てなんぼ、客を呼べるプレーをしてなんぼであって、地元だから無条件に応援するものではありません。
球場へ行って、そこで「面白い」「プロって凄い」って思い、球場は楽しいところという経験の積み重ねが、チームへの愛着になり、サポーターになっていくものでしょう。
子供が球場へ行って、大人になって、自分の子供をつれていって、その子供が大人になって・・・という繰り返しが歴史であり、どこがええのかわからんけどファンという、「刷り込み」が起こるのではないでしょうか?昔、甲子園の外野に「阪神勝って今日も家庭円満」という横断幕がありましたが、親の機嫌が阪神の勝敗で変わるので、子供はやはり阪神に勝って欲しいと思うようになり・・・、「刷り込み」です。w
地方への進出は、最初は新たな娯楽として客は集まりますが、球場へ来た人がリピーターになり、子供をつれてくるようになり・・・ということが起こらなければ成功しません。楽天も、日ハムも、これから数十年のスパンで努力しないと、地域密着まではたどり着けないでしょう。
去年の1リーグ制への騒動の時には、12球団の2強として、それぞれ違った魅力的な野球を見せてくれている、ダイエーとロッテを合併させようという動きまでありました。現場の気持ちやチーム力、なによりファンの気持ちを全く考えない連中が、球団経営を行っているのが現実です。
球界全体の繁栄を考えれば、完全ウエーバー制を導入し、戦力を均衡させると同時に、入場料収入は各球団それぞれの努力の報酬だが、セに偏っているTV放映権料は、12球団での分配にするとかの共存共栄の道を考えるべきでしょうね。
to なぽーさま
コメントありがとうございました。理想と現実とは違うというのが現状かも知れませんね。今季については、もうなんとかまわしていくのが精一杯でしょう。タイムスケジュール的に仕方なかったと。ホークスがオール九州のチームになるためにもずいぶんと時間がかかったのではないでしょうか。その間、九州各地のお客さんをずいぶん無料招待したやに聞いています。時間と金をふんだんに使って育てて来たのですよね。
「東北」と謳ったからには、その覚悟はあるのでしょう。でも現在の球場のキャパと、興業内容では「仙台楽天」が良いところ。単なるフランチャイズの移転ではなく、寄せ集め球団からのスタートである点でも、ホークス、ファイターズより厳しい条件を強いられていることは考慮しないといけないでしょう。
まずは今オフの取り組みを見てから。そこまではあまり印象を固めないようにしようと思っています。そして今のところは三木谷オーナーにその覚悟ありと見込んで、応援する気持ちを持っていたいと思っています。いや正直、阪神以外まで手が回らないんですけどね(笑)。
to いわほーさま
例えばこの交流戦を境に、千葉近辺の多くのタイガースファンが、千葉マリンへ「地元のチーム」を観に行きたいと思うようになったり…というようなことが、仙台でも福岡でも札幌でも所沢でも神戸でも(これはちと難しいか)起こってくれたら良いなあと思います。せっかく近くに素晴らしい球団があるんだから、別リーグではここを応援しようなんてね。ただ単にジャイアンツ戦と、タイガース戦で客が増えました。全国放送の放映権料が入ってきましたでは、つまんないですよね。そういう意味で、パの各球団はみな必死で頑張ったと思います。これに対し、単に減収を理由に試合数を減らせだのなんだのとセの球団が言い出さないように、しっかり対策を立てて欲しいと思います。こう言っちゃなんですが、たかが金のことでガタガタ言うなと(笑)。それが一番大切なんでしょうが。
to おかぼんさま
この交流戦、名場面、名シーンがけっこうあったと思いますよ。一戦必勝の雰囲気が作りだしたものかもしれませんね。
それ、私もやっていましたよ。スピーカーに耳をくっつけながら、微妙にダイヤルを回してチューニング(笑)。時々外国語の放送なんかも聞こえるんですよねぇ。
ああそうか、まだ当時は毎日新聞とロッテとの関係も今よりは近かったでしょうから、スポニチは義理があったんでしょうねぇ。本当に、オリオンズ、ファイターズの扱いは小さかったですからね。とにかく、何の情報もないのにファンになることはあり得ません。ですから今後のプロ野球運営は、いかに「偏向報道」を是正するかも大きなテーマになります。
to BSミツルHさま
まずは野球好きが一方的に実施したら良いんですね。たとえばこちら様など、意識的にされています。
http://blog.goo.ne.jp/hot_soul0803
ということでこれからは、かしこまる場合は正式名称を使うとして、それ以外はニックネームのみで呼ぶようにしたいと思います。つい省略の意味で阪神とか中日ってしてしまうんですけど、もう企業名で呼ぶのやめましょう(笑)。阪神ファンじゃなくてタイガースファンね(笑)。
to ばかぼん父さま
地域密着は難しいけれど、ホークスが成功モデルとして存在しているということに勇気を持ってもらいたいと思います。南海からダイエーに変わり、そして福岡に移転すると聞いた時、誰がここまでの成功を予測できたでしょう。もちろん故根本氏というスーパープロデューサーの存在があり、会社が傾いても投資を惜しまなかった親会社があったからこそチームも強くなり、球団としての基盤ができたのですが、一つでも成功例があるのは心強いと思います。
全国放送など、全体を見据えた情報の管理、全体が得るべき利益をいかに分配するしくみを作るか。戦力均衡ともども考えねばならないのはご指摘のとおりだと思います。キーワードは「プロ野球・脱読売の支配」で変わりはありません。