2005.06.26 Sunday
交流戦明け初めての土曜日、パが繁盛している。L−E(長野)12,312人、B−M(神戸)22,411人、H−F(福岡)33,204人。夏だ!ビールだ!野球だ!
そして甲子園は前日より増えて48,548人。今「5万観衆」と言って良いのはココだけだ。前日の「信頼度抜群対決」から、うってかわって「何回もつか対決」。結果は、ブラウン、高橋尚ともに3 2/3で引き分け〜、レベル低ぅ(苦笑)。
鳥谷先制4号2ランHRと、逆転2点タイムリー。またもやお立ち台かと思われたが残念。そんなことは関係ないとばかりに、試合後、室内練習場で打ち込み黙々小一時間。頼もしい。
ジリジリして、やがて悔しい敗戦の中で、スッキリ爽快だったのが、藤川対清原の勝負。2ヶ月前のあの時とは、世の中すっかり変わっていて、もはや真っ直ぐだけでも清原が空振り三振することは誰でもわかっていたが、実際やってくれてありがとう。あの変化球一つ余分だったな(笑)。大阪スポニチ「清原を三振?タマタマです…」、カタカナで書くな(笑)。
まさかの3点ビハインドとなった9回ウラ二死から、金本、今岡で1点。相手のリリーフエースに簡単に勝たせなかったことは、どうでも良いことのようで、自軍にとっても敵軍にとっても、ものすごく大きいこと。これで「明日明日!」という言葉に真実味が出る。
ジャイアンツの意地。弱くてもYGマークにだけは負けたくないと立ち向かった、かつてのダメ虎同様、がむしゃらにかかってきた。そうこなくちゃ。
中継ぎ投手陣の意地。シコースキー、前田、久保、木佐貫。どの名前を聞いても怖さを感じない。打てそうな気がしてならない。しかしこの日、彼らは悔しさをぶつけるように、思いっきり腕を振っていた。中盤から後半、押しに押したタイガースだったが、あと1点が取れなかった。
とはいえ、点を取られるような気もしなかった。同点の7回表、藤川がマウンドに上がると、ジャイアンツは初球攻撃を敢行してきた。元木=初球をライトフライ、ローズ=初球を一塁ゴロ、小久保=3球目を三塁ゴロ。登板過多を気にし、この日も2イニング投げることになるだろうと気がかりな相手軍に対して、わずか5球でチェンジ。戦術の未熟さを感じた。
9回に登場したウィリアムスにも同じような攻撃。二岡=2球目をショートゴロ、江藤=初球を三塁ゴロ。その姿はまるで勝ち目のない相手に、やられてもやられても、泣きながら破れかぶれで突っかかっていく子供相撲のようだった。しかし…だ。そんな稚拙ながむしゃらさに、野球の神様、またの名を、甲子園に棲むという魔物が気まぐれを起こす。清水がまたしても初球を叩きつけると日照り続きで堅くなったグラウンドに高く跳ね上がって内野安打。続く元木も初球を振りにいくと、かすったような打球が、セーフティバントでもそうは転がらないという軌道を描く…。魔物はまずスタンドをファンの心に、嫌な予感となって蔓延し、その後ゆっくりと選手たちに襲いかかる。まったく打てないはずのローズを追い込みながら、「ここしか打てない」という真ん中低めに直球が吸い込まれる…。恐るべし魔物…ウィリアムスは餌食になってしまった。
甲子園を本拠にする限り、常に傲慢にならぬよう戒めること。魔物はいつでも狙っている。
そして甲子園は前日より増えて48,548人。今「5万観衆」と言って良いのはココだけだ。前日の「信頼度抜群対決」から、うってかわって「何回もつか対決」。結果は、ブラウン、高橋尚ともに3 2/3で引き分け〜、レベル低ぅ(苦笑)。
鳥谷先制4号2ランHRと、逆転2点タイムリー。またもやお立ち台かと思われたが残念。そんなことは関係ないとばかりに、試合後、室内練習場で打ち込み黙々小一時間。頼もしい。
ジリジリして、やがて悔しい敗戦の中で、スッキリ爽快だったのが、藤川対清原の勝負。2ヶ月前のあの時とは、世の中すっかり変わっていて、もはや真っ直ぐだけでも清原が空振り三振することは誰でもわかっていたが、実際やってくれてありがとう。あの変化球一つ余分だったな(笑)。大阪スポニチ「清原を三振?タマタマです…」、カタカナで書くな(笑)。
まさかの3点ビハインドとなった9回ウラ二死から、金本、今岡で1点。相手のリリーフエースに簡単に勝たせなかったことは、どうでも良いことのようで、自軍にとっても敵軍にとっても、ものすごく大きいこと。これで「明日明日!」という言葉に真実味が出る。
ジャイアンツの意地。弱くてもYGマークにだけは負けたくないと立ち向かった、かつてのダメ虎同様、がむしゃらにかかってきた。そうこなくちゃ。
中継ぎ投手陣の意地。シコースキー、前田、久保、木佐貫。どの名前を聞いても怖さを感じない。打てそうな気がしてならない。しかしこの日、彼らは悔しさをぶつけるように、思いっきり腕を振っていた。中盤から後半、押しに押したタイガースだったが、あと1点が取れなかった。
とはいえ、点を取られるような気もしなかった。同点の7回表、藤川がマウンドに上がると、ジャイアンツは初球攻撃を敢行してきた。元木=初球をライトフライ、ローズ=初球を一塁ゴロ、小久保=3球目を三塁ゴロ。登板過多を気にし、この日も2イニング投げることになるだろうと気がかりな相手軍に対して、わずか5球でチェンジ。戦術の未熟さを感じた。
9回に登場したウィリアムスにも同じような攻撃。二岡=2球目をショートゴロ、江藤=初球を三塁ゴロ。その姿はまるで勝ち目のない相手に、やられてもやられても、泣きながら破れかぶれで突っかかっていく子供相撲のようだった。しかし…だ。そんな稚拙ながむしゃらさに、野球の神様、またの名を、甲子園に棲むという魔物が気まぐれを起こす。清水がまたしても初球を叩きつけると日照り続きで堅くなったグラウンドに高く跳ね上がって内野安打。続く元木も初球を振りにいくと、かすったような打球が、セーフティバントでもそうは転がらないという軌道を描く…。魔物はまずスタンドをファンの心に、嫌な予感となって蔓延し、その後ゆっくりと選手たちに襲いかかる。まったく打てないはずのローズを追い込みながら、「ここしか打てない」という真ん中低めに直球が吸い込まれる…。恐るべし魔物…ウィリアムスは餌食になってしまった。
甲子園を本拠にする限り、常に傲慢にならぬよう戒めること。魔物はいつでも狙っている。