2005.07.09 Saturday
ロンドン五輪から、野球とソフトボールが除外。日本代表の「ドリームチーム」が金メダルを目指す興奮がなくなるという単純な理由で残念。また、世界各地で野球をプレーすることの楽しさを伝えようと地道に活動をしている人たちにとって、これほど悲しい決定はないだろう。
しかしその競技の最高峰と言われる米メジャーが、ドーピング疑惑に断固たる姿勢を示さないという現実を見ると、圧倒的多数の野球に興味のない国々からNoと言われても仕方ないように思う。
「残念」と言えるのは、五輪出場を夢見て努力している人だけ。それによって利権を失うだけの人々や、メダルが減るなどと発言しているナントカ委員の「残念」などは取るに足らない。
最後に、WBCの利権獲得に邁進している、巨人・渡辺恒雄球団会長のお言葉。「ワールドカップとか、いろいろなのをじゃんじゃんじゃんじゃんやればいいんだよ」
オールスター監督推薦が発表され、出場選手が決まる。下柳と矢野が加わり、タイガースは総勢8人。マリーンズ10人は多すぎ、イーグルス1人は寂しい。苦労人33歳の宮地(H)の初選出は嬉しいだろう。藤川、鳥谷、青木、西岡らの若々しさも楽しみだ。
すでに医師からは完治宣言が出ているという濱中だが、いよいよ本格的な守備練習を始め、後半戦からライトスタメンが予想されるとか。スペンサー、桧山とも打撃は上昇気配、三人の中ではもっとも代打適性があり、もっとも守備面での不安がある濱中だけに、その構想に万歳を叫べないのは私だけだろうか。と言いながらも、ズレータに負けない6番となると、やはり濱中しかいないと思う。
監督推薦された下柳と矢野は、試合前早々に選んでくれた落合セ・リーグ監督にお礼を言ったのだろう。しかし決して目を合わさないよう細心の注意を払ったに違いない。あやうくこの試合を丸め込まれるところだった(笑)。
山本昌と下柳による芸術的投げ合い。またの名を「狐と狸の化かし合い」、そう言えばそんな顔してるなぁ(笑)。和田コーチ曰く、「ほとんどの投球がストライクゾーンの四隅にしか来ない」。こんな面白い投手戦ならいつまでも見ていたいと思った。
3回表、昌対策として入れた関本がザワザワと風を起こす、ストレートの四球。下柳が一発で送る。チームの調子が良いと犠打も決まり出すから不思議。得点には結びつかなかったが、こういう「形」が少しずつパワーバランスを変えていく。そして4回表二死から今岡、スペンサー、矢野の繋ぎ3本で、この日も山本昌唯一の得点機で2点をものにする。強いとしか言いようがない。
9回表、投手が平井に変わる。前回対戦時に打ち崩している投手。一死から出た走者を関本が進められず、好機ついえたかに思われた。しかし二死一塁から代打桧山がヒット、代打濱中が四球、連続安打記録が止まってしまったと思われていた鳥谷に繋ぎ、ものの見事にタイムリーヒット。これを何という?強いとしか言いようがない。
6回ウラ先頭の荒木がヒットで出塁。カウント1−2で下柳−矢野のバッテリーは、エンドランを警戒し、4つも牽制球。絶対にストライクしか投げられないからこその警戒と思わせておいて、クイック&ウェスト、井端空振り、荒木を二塁で完璧に刺した。その瞬間、ナゴヤドームを覆っていた、モヤモヤした薄い膜がシャキーンと消えた。落合妖術敗れたり!
しかしその競技の最高峰と言われる米メジャーが、ドーピング疑惑に断固たる姿勢を示さないという現実を見ると、圧倒的多数の野球に興味のない国々からNoと言われても仕方ないように思う。
「残念」と言えるのは、五輪出場を夢見て努力している人だけ。それによって利権を失うだけの人々や、メダルが減るなどと発言しているナントカ委員の「残念」などは取るに足らない。
最後に、WBCの利権獲得に邁進している、巨人・渡辺恒雄球団会長のお言葉。「ワールドカップとか、いろいろなのをじゃんじゃんじゃんじゃんやればいいんだよ」
オールスター監督推薦が発表され、出場選手が決まる。下柳と矢野が加わり、タイガースは総勢8人。マリーンズ10人は多すぎ、イーグルス1人は寂しい。苦労人33歳の宮地(H)の初選出は嬉しいだろう。藤川、鳥谷、青木、西岡らの若々しさも楽しみだ。
すでに医師からは完治宣言が出ているという濱中だが、いよいよ本格的な守備練習を始め、後半戦からライトスタメンが予想されるとか。スペンサー、桧山とも打撃は上昇気配、三人の中ではもっとも代打適性があり、もっとも守備面での不安がある濱中だけに、その構想に万歳を叫べないのは私だけだろうか。と言いながらも、ズレータに負けない6番となると、やはり濱中しかいないと思う。
監督推薦された下柳と矢野は、試合前早々に選んでくれた落合セ・リーグ監督にお礼を言ったのだろう。しかし決して目を合わさないよう細心の注意を払ったに違いない。あやうくこの試合を丸め込まれるところだった(笑)。
山本昌と下柳による芸術的投げ合い。またの名を「狐と狸の化かし合い」、そう言えばそんな顔してるなぁ(笑)。和田コーチ曰く、「ほとんどの投球がストライクゾーンの四隅にしか来ない」。こんな面白い投手戦ならいつまでも見ていたいと思った。
3回表、昌対策として入れた関本がザワザワと風を起こす、ストレートの四球。下柳が一発で送る。チームの調子が良いと犠打も決まり出すから不思議。得点には結びつかなかったが、こういう「形」が少しずつパワーバランスを変えていく。そして4回表二死から今岡、スペンサー、矢野の繋ぎ3本で、この日も山本昌唯一の得点機で2点をものにする。強いとしか言いようがない。
9回表、投手が平井に変わる。前回対戦時に打ち崩している投手。一死から出た走者を関本が進められず、好機ついえたかに思われた。しかし二死一塁から代打桧山がヒット、代打濱中が四球、連続安打記録が止まってしまったと思われていた鳥谷に繋ぎ、ものの見事にタイムリーヒット。これを何という?強いとしか言いようがない。
6回ウラ先頭の荒木がヒットで出塁。カウント1−2で下柳−矢野のバッテリーは、エンドランを警戒し、4つも牽制球。絶対にストライクしか投げられないからこその警戒と思わせておいて、クイック&ウェスト、井端空振り、荒木を二塁で完璧に刺した。その瞬間、ナゴヤドームを覆っていた、モヤモヤした薄い膜がシャキーンと消えた。落合妖術敗れたり!