2005.08.24 Wednesday
スポーツ新聞風に11・11・22・66などと数字を並べてみる。なーんだ?
答えは「井川完投11勝目で11年ぶりのロード勝ち越しを決める。これで貯金は22となり、今季66勝目。これは昨季の最終勝利数と同じ」。
良いものをもっているのになぁ…と相手のことながら思ってしまうカープ先発大竹の投球。もっと強気に責めればどんどん勝てるだろうに。6回167球!11奪三振!7四球で9安打。惚れ惚れするような直球とスライダーと、うんざりするような制球と投球間隔の悪さを併せ持つ。なかなか攻撃の順番が回ってこなかったカープ野手陣は、待ちきれなかったかのように打席で早打ち。「ボール支配率」は、80%対20%くらいではなかったか。
鳥谷この日もヒット2本。ラッキーな当たりも含めて、調子良い。打率も.290台間近まで上げてきた。
勢いとラッキーに満ちた試合だったが、それを呼び込むだけのものはある。
試合開始直後はあまり良い流れではなかった。赤星を出すまいと意識しすぎて四球、走者赤星を意識しすぎて鳥谷も四球というのは、若手投手によくあるパターン。だがこの後、シーツには逃げるスライダーと、高めの直球を上手く配され三振。金本は膝元へのキレの良いスライダーにバットを根本から折られ一ゴロ、二塁鳥谷封殺。二死一三塁で、今岡は0−3となってから三振でチェンジ。荒れ球投手に手を焼く展開になるのかと思われた。
1回ウラ一死、山崎の当たりはセンターへのポテンヒット、普通は。だが赤星がこれをスーパーキャッチ。イヤな流れに陥りそうなところを未然に防ぐ。10mほど高く上がった打球なら、この人全部取っちゃうかも知れない(笑)。その直後、嶋が先制HR(普通、こういうところで打たれないと思うがw)。井川の「おかげでソロですみました」というのは素直な心境だろう。0−1。
取られた直後、2回表、桧山の打席は価値があった。ファーストストライクを積極的に振りに行き(空振り)、相手投手にプレッシャーをかけながら、ボール球はしっかり見極め、良いコースへの球に食らいついてファールで逃げる。今までできていなかった、カッチリとした打席を作って先頭打者として四球で出塁する。桧山はこの日、2安打2得点。三振に倒れた打席を含め、1球1球やるべきことをしっかりやっていた。
結果的に赤星のショート正面へのゴロが大きくイレギュラーし、桧山が同点のホームを踏む。1−1。
同点にされた2回ウラは、わずか5球でチェンジ。イヤらしいはずのカープ打線、積極策が裏目に出ていく。
3回表は、一死から4,5番が連続ヒット。さらに暴投と、三塁に送球した捕手倉の悪送球で金本生還。2−1と逆転。
試合の流れはまだわからない状態。「ごっつぁんゴール」はもらっているものの、最少に抑えられている。3回ウラは、先頭倉が二塁内野安打。大竹が送って一死二塁。だが緒方のライナーは藤本の正面、走者戻れず併殺。やはりツキはこちらにあり。
5回表、一死から今岡レフト前ヒット。力感はないが、それはいつものこと。ややスイングがしっかりしてきたように思う。桧山がレフト線への二塁打、一死二三塁。これが大きかった。二死後、藤本敬遠で満塁。井川は初球をフルスイング。打球は大きく弾み、内野安打。3−1。続く赤星は、よく球を見て圧力をかけ、カウント2−3からレフト前ヒット。5−1。ようやく出た綺麗なタイムリーヒットで、試合の大勢は決した。
8回表、二死一二塁の好機では、大活躍の桧山に、しっかりチームとしての方針を伝えた上で、代打濱中。濱中にも上昇してもらわなきゃ困るということだ。ここらあたりなかなかコーチングスタッフの細やかさが感じられた。濱中、意気に感じたか久々のタイムリーヒットで応える。6−1。矢野もライト前ヒットで続き7−1とダメのダメを押す。
井川にとっては楽な投球。7回終了時点で、1000投球回も記録。記念の花束ももらう。直球は148km/hを計時。最近抜け気味だったチェンジアップも良かったのだが、130km/h半ばの半速球(ツーシーム)を、初球や打者有利のカウントで投げたのが効果的だった。変化が一定しておらず、かつ打つ直前で変化するため、面白いように凡打になった。
ヒーローインタビューは、まったくぶっきらぼうに対応した井川。こんなもんじゃ満足できない。まだ全然足りないということだろうと思う。来週のD戦が楽しみだ。
答えは「井川完投11勝目で11年ぶりのロード勝ち越しを決める。これで貯金は22となり、今季66勝目。これは昨季の最終勝利数と同じ」。
良いものをもっているのになぁ…と相手のことながら思ってしまうカープ先発大竹の投球。もっと強気に責めればどんどん勝てるだろうに。6回167球!11奪三振!7四球で9安打。惚れ惚れするような直球とスライダーと、うんざりするような制球と投球間隔の悪さを併せ持つ。なかなか攻撃の順番が回ってこなかったカープ野手陣は、待ちきれなかったかのように打席で早打ち。「ボール支配率」は、80%対20%くらいではなかったか。
鳥谷この日もヒット2本。ラッキーな当たりも含めて、調子良い。打率も.290台間近まで上げてきた。
勢いとラッキーに満ちた試合だったが、それを呼び込むだけのものはある。
試合開始直後はあまり良い流れではなかった。赤星を出すまいと意識しすぎて四球、走者赤星を意識しすぎて鳥谷も四球というのは、若手投手によくあるパターン。だがこの後、シーツには逃げるスライダーと、高めの直球を上手く配され三振。金本は膝元へのキレの良いスライダーにバットを根本から折られ一ゴロ、二塁鳥谷封殺。二死一三塁で、今岡は0−3となってから三振でチェンジ。荒れ球投手に手を焼く展開になるのかと思われた。
1回ウラ一死、山崎の当たりはセンターへのポテンヒット、普通は。だが赤星がこれをスーパーキャッチ。イヤな流れに陥りそうなところを未然に防ぐ。10mほど高く上がった打球なら、この人全部取っちゃうかも知れない(笑)。その直後、嶋が先制HR(普通、こういうところで打たれないと思うがw)。井川の「おかげでソロですみました」というのは素直な心境だろう。0−1。
取られた直後、2回表、桧山の打席は価値があった。ファーストストライクを積極的に振りに行き(空振り)、相手投手にプレッシャーをかけながら、ボール球はしっかり見極め、良いコースへの球に食らいついてファールで逃げる。今までできていなかった、カッチリとした打席を作って先頭打者として四球で出塁する。桧山はこの日、2安打2得点。三振に倒れた打席を含め、1球1球やるべきことをしっかりやっていた。
結果的に赤星のショート正面へのゴロが大きくイレギュラーし、桧山が同点のホームを踏む。1−1。
同点にされた2回ウラは、わずか5球でチェンジ。イヤらしいはずのカープ打線、積極策が裏目に出ていく。
3回表は、一死から4,5番が連続ヒット。さらに暴投と、三塁に送球した捕手倉の悪送球で金本生還。2−1と逆転。
試合の流れはまだわからない状態。「ごっつぁんゴール」はもらっているものの、最少に抑えられている。3回ウラは、先頭倉が二塁内野安打。大竹が送って一死二塁。だが緒方のライナーは藤本の正面、走者戻れず併殺。やはりツキはこちらにあり。
5回表、一死から今岡レフト前ヒット。力感はないが、それはいつものこと。ややスイングがしっかりしてきたように思う。桧山がレフト線への二塁打、一死二三塁。これが大きかった。二死後、藤本敬遠で満塁。井川は初球をフルスイング。打球は大きく弾み、内野安打。3−1。続く赤星は、よく球を見て圧力をかけ、カウント2−3からレフト前ヒット。5−1。ようやく出た綺麗なタイムリーヒットで、試合の大勢は決した。
8回表、二死一二塁の好機では、大活躍の桧山に、しっかりチームとしての方針を伝えた上で、代打濱中。濱中にも上昇してもらわなきゃ困るということだ。ここらあたりなかなかコーチングスタッフの細やかさが感じられた。濱中、意気に感じたか久々のタイムリーヒットで応える。6−1。矢野もライト前ヒットで続き7−1とダメのダメを押す。
井川にとっては楽な投球。7回終了時点で、1000投球回も記録。記念の花束ももらう。直球は148km/hを計時。最近抜け気味だったチェンジアップも良かったのだが、130km/h半ばの半速球(ツーシーム)を、初球や打者有利のカウントで投げたのが効果的だった。変化が一定しておらず、かつ打つ直前で変化するため、面白いように凡打になった。
ヒーローインタビューは、まったくぶっきらぼうに対応した井川。こんなもんじゃ満足できない。まだ全然足りないということだろうと思う。来週のD戦が楽しみだ。