2005.09.07 Wednesday
台風14号が大暴れしているとのこと。被害に遭われた方にはお見舞い申し上げたい。まだ勢力を保ったまま日本海側にあるようなので引き続き注意を。
D先発中田がアンビリーバブルな投球。空振りを取るフォーク、ストライクを取るフォーク、曲がる球、直球。すべてが狙ったところに決まる。敵ながら天晴れとしか言いようのない投球だった。こんな投手が自由枠じゃなかったのだから面白い。ドラゴンズにとっては背番号20は特別な番号。杉下、権堂、星野、小松と、エースナンバーであることを宣言された上で伝えられてきた。その後、宣、川崎とつけて、今季から中田。誰の目が確かだったのかは知らないが、素直に拍手しておこう。ウチもこういう選手を発掘して欲しいな。
流れを変えるべくして送り込まれた桟原が連続HRを浴びて、試合を固める。何かムキになっているかのように、矢野がインコースの直球を要求していた。おそらく矢野も桟原の力で抑え込むことで、風向きを変えようという考えだったのだろう。桟原の球が決して悪くなかっただけに残念だったが、7回、荒木・井端を含む三者三振で切ったのは遅ればせながら素晴らしかった。6回にその投球をしていたら、ひょっとして…なんてね(笑)。
8回はダーウィンがクリーンナップをバッサリ。良いムードを作った。まだまだ試合は残っている。貴重な戦力になりそうだ。
この日も井川は良くなかった。未だに脳内画像として残る「エース井川」との乖離、相手投手との対比でものすごく悪く見えたが、一応降板までは気持ちを切らさずに投げていたと思う。そんなフォローをしなきゃならないのが情けないのだが(苦笑)。そのおかげで試合の流れを転換させるチャンスは何度もあった。最大のものは2回表。1回ウラ押し出しで1点失ってなお一死満塁、ここを1点で止めたことでTに良いムードが来かけていた。金本ヒット、一塁牽制球の時にボークを取られ無死二塁。今岡は振り切るのではなく、バットの角度を合わせる打撃で一二塁間を狙う。配球の読みも良く、流れも見えている。今日はやりまっせ!(笑)。惜しくも一ゴロとなったが、一死三塁と形を作る。だが桧山で完璧な2アウト目を取られた。守備陣形は、一三塁が前進バックホーム態勢、二遊間はほぼ定位置。配球は緩急、落ちる球を織り交ぜて、徹底的な内攻め。最後フォークを当てるだの一塁ゴロで二死、矢野も遊ゴロに倒れ、「揺り戻し」をものにできなかった。この回の桧山、矢野に限らず、中田はほとんどの打者に対して3球投げて2−1というカウントを作り、ボールゾーンに鋭く落ちるフォークで仕留めた。次回対戦時には、唯一なんとかなりそうな球、カウントを取りに来る緩いスライダーを狙うべきだろう。それによって結果的に淡泊な攻撃になっても仕方ない…というレベルの中田だった。
中田にプロ入り1勝を献上した4月の試合と同じように8回まで零封され、9回にチョロっと反撃。金本四球、今岡ヒット、二死となってからも粘って、矢野が完封阻止のタイムリー。一口に「完封阻止」などと言うが、この攻撃はなかなかできるもんじゃない。暗黒時代のタイガースでは絶対ムリ!比較の対象が悪いか(笑)。ここで明らかに(気持ちの)準備不足の岩瀬を引っ張り出して、濱中がタイムリーで続く。どうしても打てなかった岩瀬から打ったタイムリーは大きい。最後一発出れば同点という場面まで相手の心拍数を上げたことは評価したい。ただスペンサー、初球の真っ直ぐは甘かったなあ。
さてここまでは想定内。3連勝して1つ負けた。きっちりと負けた。ただそれだけのこと。いやとにかくまだまだ厳しい戦いは続くのだ。最後は辛抱強い方が勝つ!
岡田監督最後のひと言。「明日いこうか」いいねぇ(笑)。いこうぜ!
D先発中田がアンビリーバブルな投球。空振りを取るフォーク、ストライクを取るフォーク、曲がる球、直球。すべてが狙ったところに決まる。敵ながら天晴れとしか言いようのない投球だった。こんな投手が自由枠じゃなかったのだから面白い。ドラゴンズにとっては背番号20は特別な番号。杉下、権堂、星野、小松と、エースナンバーであることを宣言された上で伝えられてきた。その後、宣、川崎とつけて、今季から中田。誰の目が確かだったのかは知らないが、素直に拍手しておこう。ウチもこういう選手を発掘して欲しいな。
流れを変えるべくして送り込まれた桟原が連続HRを浴びて、試合を固める。何かムキになっているかのように、矢野がインコースの直球を要求していた。おそらく矢野も桟原の力で抑え込むことで、風向きを変えようという考えだったのだろう。桟原の球が決して悪くなかっただけに残念だったが、7回、荒木・井端を含む三者三振で切ったのは遅ればせながら素晴らしかった。6回にその投球をしていたら、ひょっとして…なんてね(笑)。
8回はダーウィンがクリーンナップをバッサリ。良いムードを作った。まだまだ試合は残っている。貴重な戦力になりそうだ。
この日も井川は良くなかった。未だに脳内画像として残る「エース井川」との乖離、相手投手との対比でものすごく悪く見えたが、一応降板までは気持ちを切らさずに投げていたと思う。そんなフォローをしなきゃならないのが情けないのだが(苦笑)。そのおかげで試合の流れを転換させるチャンスは何度もあった。最大のものは2回表。1回ウラ押し出しで1点失ってなお一死満塁、ここを1点で止めたことでTに良いムードが来かけていた。金本ヒット、一塁牽制球の時にボークを取られ無死二塁。今岡は振り切るのではなく、バットの角度を合わせる打撃で一二塁間を狙う。配球の読みも良く、流れも見えている。今日はやりまっせ!(笑)。惜しくも一ゴロとなったが、一死三塁と形を作る。だが桧山で完璧な2アウト目を取られた。守備陣形は、一三塁が前進バックホーム態勢、二遊間はほぼ定位置。配球は緩急、落ちる球を織り交ぜて、徹底的な内攻め。最後フォークを当てるだの一塁ゴロで二死、矢野も遊ゴロに倒れ、「揺り戻し」をものにできなかった。この回の桧山、矢野に限らず、中田はほとんどの打者に対して3球投げて2−1というカウントを作り、ボールゾーンに鋭く落ちるフォークで仕留めた。次回対戦時には、唯一なんとかなりそうな球、カウントを取りに来る緩いスライダーを狙うべきだろう。それによって結果的に淡泊な攻撃になっても仕方ない…というレベルの中田だった。
中田にプロ入り1勝を献上した4月の試合と同じように8回まで零封され、9回にチョロっと反撃。金本四球、今岡ヒット、二死となってからも粘って、矢野が完封阻止のタイムリー。一口に「完封阻止」などと言うが、この攻撃はなかなかできるもんじゃない。暗黒時代のタイガースでは絶対ムリ!比較の対象が悪いか(笑)。ここで明らかに(気持ちの)準備不足の岩瀬を引っ張り出して、濱中がタイムリーで続く。どうしても打てなかった岩瀬から打ったタイムリーは大きい。最後一発出れば同点という場面まで相手の心拍数を上げたことは評価したい。ただスペンサー、初球の真っ直ぐは甘かったなあ。
さてここまでは想定内。3連勝して1つ負けた。きっちりと負けた。ただそれだけのこと。いやとにかくまだまだ厳しい戦いは続くのだ。最後は辛抱強い方が勝つ!
岡田監督最後のひと言。「明日いこうか」いいねぇ(笑)。いこうぜ!