自称阪神タイガース評論家(跡地)

かつてブログ「自称阪神タイガース評論家」があった場所。
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井川は今日も…
例によって地上波放送開始前に勝ち負けが決まってしまった試合。ドラゴンズを3タテしてちょっと気分が盛り上がっていたGファンには悪いが、勢いが違った。楽しみにしていた長崎のGファンにも申し訳なかった。なにぶん、こっちも必死の「優勝へ一直線」中なので手加減できなくて…(笑)。

赤星3試合連続猛打賞の3安打4得点。鳥谷復調気配2安打3得点。シーツ繋ぎヨシ決めてヨシ2安打2得点4打点。金本ど迫力2安打2得点6打点。1打席目で空振り三振したスライダーを低い弾道のライナーで叩き込んだ満塁HRにクラっ(笑)。今岡文句なし4安打4打点、ここに来て打率.285に上げてきた。スペンサーG投手に癒しと潤いを与える無安打(笑)。矢野2安打1得点。関本上に繋ぐ3安打3得点。16得点で53年ぶり3日連続2けた得点。バンザーイ、バンザーイ…(笑)。

さて、浮かれ過ぎ厳禁。では今日の自戒のお言葉。
油断しないよう、引き締めていきます」金本
ははー。ありがたく頂戴しました(笑)。それにしても金本と井川はドサマワリに強い(笑)。

もう誰が投げたってOKな場面で、橋本と藤川が1回ずつ。どちらも場面を感じさせない真剣な投球。球も良かった。

先発の両左腕にとって、この日の球審佐々木のストライクゾーンはちょっと狭かった。特に右打者の内角寄りをなかなか取ってもらえないと厳しい。そんな条件下、G先発高橋尚の出来では、好調T打線を抑えるのは困難だった。ただ2回のシーツの押し出しの1球はとりわけ気の毒な判定。頭に血が上ったまま金本の満塁HRを浴びて「終戦」となった。
球審のストライク、ボールの判定で、その試合の傾向が決まることは良くある。広ければ投手戦になり、狭ければ乱打戦になる。それを続けていけば、プロ野球全体の試合展開に一定の傾向を生むこともできる。NPBが審判をしっかり管理するということは、公正を保つという大義に加え、興業としての方向性を管理するということでもある。私はやや広めのストライクゾーンの方が好きだ。

先発井川は、7回を投げ、先頭打者を出すこと6回。しかし5併殺という怪投で、なぜか1失点にとどまった。Gの攻め方が荒くなったのはひとえに序盤大量援護のおかげ、打線に感謝の12勝目だ。しかし「基本性能」の低下は依然変わらず。直球は狙ったところにほとんど行かない。チェンジアップは使い物にならない。唯一、頼りになるのはスライダーだけだった。緩急の差でタイミングを外し、経験の乏しい打者から凡打を山稼ぎしたという内容だった。「直球は捨てて、スライダーだけ反対方向に打ち返せ」という指示で簡単に攻略できる投球だったと思う。バントの失敗、ベースカバーの遅れなどもあり、まだ「のめり込み度合い」の高さを感じないのが残念だ。ただ、もしこの一つの勝利が薬となって、直球に当たりが帰ってくれば、一気に別人になる可能性はある。そんな予感を抱かせるから井川はタチが悪い(笑)。
散髪したといってもハタからはまったくわからない(笑)。情けない投球に怒号を浴びせながらも、私たちは「その時」を、そんな頑固な井川と一緒に喜びたいと心から思っている。次を楽しみにしているぞ。

Posted by torao at 08:37 | comments(14)
[退団者]井川慶
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おはようございま〜す。

どさまわりって久々に聞いたよ、そんな言葉。
toraoさん、4時半に更新してよって言ったじゃ〜ん(笑)
遅いよ〜!なんて私も2度寝してましたけど♪

昨日は地上波じゃつまらんかったやろな〜って
思いましたわ。
G+で見るのは悔しいけど、まあ最初から最後まで見れるからいいとしよう。
しかしなんでまた長崎なんだろう?
うちの親戚はいるけど、多分タイガースファンじゃないだろうな〜(笑)

昨日の試合で気になったことは、
盗塁するたびにあかぽちくんが、
ものすっごく丁寧にベースの土を払っていたこと(笑)審判が「もういいから」みたいにしてもまだやってる。3塁でもやってる(笑)
几帳面なオトコですわ。

| ちょびうさ | 2005/09/14 8:44 AM |
おはようございます。
「これは強いわぁ、このチームは強い。」今までは通常の状態。それであれだけの貯金をつくり、9/7の死闘を演じた。一度勢いがつくとこの強さ。2年前のチームとは比べようもない位、強い。本当に日本シリーズが楽しみ。
| goldkazu3750 | 2005/09/14 9:01 AM |
おはようごさいます。
あの9.7以降、大量得点が続いているせいか野手たちはのびのびと野球をしているようにみえます。
toraoさんに教えていただきたいことがあるのですが・・・
井川は03年の投球と今とどこが違うのでしょうか?そもそも井川のピッチングのよい点はどこなのですか?
私は星野さんや岡田監督が「井川がエース」と言っているし、昨年の中日戦で終盤までノーヒットで投げた試合があったと思うのですが、あの時は「やっぱり井川はすごいな」と思いました。
他のチームのエース(松坂、川上、上原など)と比べて井川は何が足りないのでしょうか?
toraoさんの12球団のエースについての評価を聞かせていただければと思います。
もしすでにその記事が過去にあるんでしたら、ごめんなさい。
| ちー | 2005/09/14 10:19 AM |
ラジオ聞きながらハラハラしていた井川の投球ですが……ストライクゾーンが狭かったのですか。
高橋尚も苦労していたようですね。
金本の満塁Hにはもう溜息しか出ません。
その前のシーツが、四球でつないだのが大きかったと思います。最後に追加点入れたのも良かった。

中日戦での負けップリが目立ちすぎて井川を心配するけど、元々は福原の方が深刻だったんですよね。
いつのまにか、ちゃっかり皆と同じバスに乗り込んで「おーい井川、早く乗れよ」みたいな(笑)
あんさんも頼みまっせ。

しかし、連日これだけ点差が離れると終わらせ方も難しそう。
球児登場はビックリしました。記録、狙わせてるんですね。
最近はJFKの出番が少ないんで、残り試合考えると……ギリギリ?
昨日みたいな調整登板込みだと楽でしょうが(笑)
| kuroki | 2005/09/14 10:24 AM |
散発・・・9安打で散発といってやるのはかわいそうだけど、併殺しまくられている様子は、散発というイメージを与えちゃうよね。
え?また重箱の隅をつつくなって?ぐふふ。

それにしても、こう毎日幸せが続くと、逆にこわいんですけど(涙)
常にネガティブな私でした。
| かきぴー@ろっこうおろし | 2005/09/14 10:33 AM |
悪くなかった黒田に「しっかりと」勝った試合は別にして、かつての薮(谷間)(谷間)(谷間)(谷間)薮というローテを彷彿とさせるような黒田だけの広島、工藤、上原のいない裏ローテの読売では、打率稼ぎ、打点稼ぎのオアシス状態。オアシスはたまにあるから有り難いけど、長逗留すれば、また厳しい環境に順応するのが大変だ。

井川も、中途半端に散髪するから中途半端な投球になったのか(根拠レス^^;)、読売が不甲斐ないので本気をだせなかったのか、ほんとうにこんなもんなのか、わからんかった。

試合としては早々に勝負ありだったので、BSでSBの試合を見てたけど、1点を防ぎにいく「厳しい」采配は見応えがありました。

順位関係なしに投げる事が楽しくて仕方がない(であろう)西村と、古田復帰のヤクルトには、ライバルに「とどめ」を刺す前のスパーリングパートナーとして、実のある試合にして欲しいものだ(かなり傲慢^^;)。

| ばかぼん父 | 2005/09/14 10:48 AM |
イガーくん、散発9安打というよりも、散髪わからな安打というべきか。
見ているこちらも不安視しているが、投げてる本人も自信なさげに見えて仕方ない。まずは心理面からのケアーが必要か?

本当に長崎のGファンには申し訳ないわ、って気持ちになってしもたやないですか、多くのタイガースファンは。ドームじゃ飛車角抜きで戦いましょうか。ほんとに。

>スペンサーG投手に癒しと潤いを与える無安打(笑)
このフレーズ大好きです。^^
| いわほー | 2005/09/14 12:29 PM |
気が抜ける〜(笑)。

to ちょびうささま
わざわざ長崎まで行って、それで報知に出ていたんだけど、「もう二度と来るな」と野次られたとかって…。気の毒ぅ(笑)。
赤星はきっとお部屋でもガムテープをくるっと丸めてホコリや髪の毛を掃除してると思うわ(笑)。

to goldkazu3750さま
半信半疑だったものが、一気に確信してしまった…そんな感じの強さです。もう、相手がしょげかえるまで絶対に緩めちゃダメだぞ!

to ちーさま
私も教えて欲しいぐらいですよ。井川はどうしちゃったんだろう。ただ昨日の投球を見て言うならば、細かいコントロール、いやおおまかなコントロールがなさ過ぎると思います。直球をきわどいコースに狙って、そこへ行くのが3つのうち1つくらいでしょうか。チェンジアップにいたってはすっぽ抜けばっかりで、肝心な場面では使うこともできない。少なくとも数年前までは勝負球としてもカウント球としても使えていたわけですから、苦しいのはあたりまえですね。
エースに必要なのは、「勝っても負けてもチームを納得させるだけの気迫」だと思います。私は精神主義者なので(笑)。またそんなことを書くこともあるでしょう。

to kurokiさま
やっとのことで良いコースに放った球をボールと言われて、しんどそうでした。両投手とも。なんとも気の抜けた尻すぼみ感のある試合でしたので、最後の追加点は良かったですね。
明日あたりはそろそろガチンコ勝ちが欲しいですね(笑)。

to かきぴーさま
ぐふふ。
そのネガティブわかります。だからもう最後までこのままーーー!(笑)

to ばかぼん父さま
相手が弱いか、強い所とやるとどうだとか…これは考えても仕方ないことですわ。もうとにかく目の前の試合を思いっきりやるだけ。大勝しようがギリギリだろうが、とにかく勝てばOK。それを、歓喜の時が来るまでひたすらに、ひたむきに。選手たちは、金本はそのつもりだと思います。相手は関係なし!自分の力を信じるのみ!

to いわほーさま
たぶんなんですが、タイガースの選手、余裕なんてないと思います。ここまで来て、「調子落ち」などしてたまるかと集中していると思います。とにかく、必死で相手が参ったというまで残りを全力。こっちから見ているより凄いことになっていると思います。そのまま、そのまま…(笑)。
| torao | 2005/09/14 1:16 PM |
>しかし併殺4回という怪投で、なぜか1失点にとどまった。

確か併殺は5個だったと思うんですが・・・。あれ?
しかし、先頭バッター出しすぎですよね。
来週もそんな調子だったら、また中日にやられそう・・・。

どうでもいいことなんですが、左のカテゴリーを見ると、選手の中では井川のエントリーが一番多いですよね。
それ見るたびに、なんかうれしいんですけど☆
| あらんじ | 2005/09/14 2:26 PM |
to あらんじさま
あ、ライナーで飛び出したヤツ数えるの忘れました。直したった(笑)。
最近、カテゴリを数えながらバランスを取るの忘れてました(笑)。オフの間はかなりバラけるように気をつけていたんですけど。やっぱり気になっちゃう人なんですよ(笑)。
| torao | 2005/09/14 2:34 PM |
「直球の球威は出てきている」
監督だったか、久保コーチだったかのコメントがありました。
「まがりなりにも一年間、ローテを守っている働きは評価できる」とも。
ただ、こちらは、井川には、こうしたコメントで評価される以上の力があると思っているので、その点がいつまでたってももどかしいのですね。
なんだかんだ言われながら「最多勝」の可能性も出てきました。それが実現したとして、
「今シーズンの井川の最多勝、あなたはどう思いますか?」という「お題」があったら、やっぱり
「何となく納得がいかない」に一票かな。
少なくとも「諸手をあげて祝福」には入れないだろうな…。「ここから別人」になったら話は別ですが(笑)。
| おかぼん | 2005/09/14 2:39 PM |
toraoさんありがとうございます。
そうですね。気迫ですよね。
中日の川上はそれがわかりやすいですよね。
エースとしての気迫ももちろんですが、チームの輪の中にはいっているかぁ〜?というのも気になるところです。
昨日、セカンドライナーを関本がとってチェンジになった時、ベンチに戻る関本を少し待ってタッチをしていた井川を見て少しほっとしました。
残り試合で「やっぱり井川はすごいな」という投球と井川の喜びの笑顔がみたいです。
| ちー | 2005/09/14 3:28 PM |
ランナー1塁・ピッチャーゴロで2塁へ送球のとき、タイミングを合わすためにショートステップを踏むのはステップ幅でタイミングを計る安全・確実な方法ですが、井川投手にはそういった練習も必要でしょう。送球体勢に入った下半身を粘り、上半身だけストップさせてエラーを回避したのはさすがだったのですが、それは王道ではありません…。

1・2塁間へのゴロで1塁のベースカバーに走ること…この基本動作をファームに落ちる前の3試合で2度でしたか、ネグレクトしています。それ以降、そのようなプレーはないようですがスタートが遅いときもあります。投球のシステムが1塁へ走るには不向きだとはいえ、それも投手の基本動作なので、投球と守備の折り合いは井川投手がつけなければなりません。

たしかに「勝ち星」には時の運に左右される要素が大きく、「防御率」には確かな手応えがあるでしょう。通年で考えればそれもそうです。けれどもここ一番の大事な一戦に必ず勝つという気持ちに近いのは「勝ち星」にこだわる心象ではないでしょうか。プロやエースという言葉について、井川投手が考えていることが求められていることに対してズレています…。

勝敗や防御率をすべて偶然に委ねてしまう投手などいないのですから、井川投手にもコントロールは必要です。自分の投球を自分で制御するためには「いつも同じ安定した」フォームが必要です。その最後の仕上げの一つ前の段階で、左投手の右足がブレていてはコントロールのつけようがありません。体重の逃がし方が一定にできないのなら、右の軸足はブロックすべきだと思います。
| BSミツルH | 2005/09/14 3:53 PM |
川上、打たれていますねぇ。M点灯かな?

to おかぼんさま
本当にそうですね。でもでも、ひょっとしたら、井川の「伏線」も大団円に繋がっているのかも知れませんよ。そう信じたいです!

to ちーさま
井川は雑誌のインタビューで、自分はエースではないというような事を言っていました。彼もいろいろと苦しんでいるんだと思います。気迫に加えて、「結果」というのも当然エースの条件です。川上もまた苦しんでいますね。

to BSミツルHさま
私が最も苦手とするところの、技術論、動作解析をフォローして頂き、感謝いたします。とても参考になりました。特に軸足のブレについては、また注目して見てみたいと思います。
精神的な面で言えば、本人が望むと望まざるとに関わらず背負わなければならない、あるいはすでに背負ってしまっている「リーダーシップ」と折り合えていないということではないでしょうか。まだ逃げているし、向き合おうという覚悟ができていないように思います。
| torao | 2005/09/14 6:48 PM |

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