自称阪神タイガース評論家（跡地）

これ、岡田監督はシーズン中から言っていた。グッド・アイディアだと思う。岡田監督は１０ものを言ったら、６は言っても言わなくてもどっちでも良いこと、３はむしろ言わない方が良いこと、だけど１はオリジナリティに溢れたムチャクチャ良いことを言う（笑）。
（23:27 追記：ＤＨと投手打席を逆にする案は、ボビーが発表していたのを、岡田監督の発言と勘違いしていました。オリジナリティという発言、今回はあたらないかもしれませんね。失礼しました）

金本が広島のジムでのウェートトレ「本年分」を終了。といったって年明けたらまたすぐに始めるのだろう。それにしても、とても野球選手のトレーニングには見えない。
科学的なウェートトレーニングが導入され、正しい知識が広まるにつれ、それまで言われていた「ウェートは故障に繋がる」という風評も過去のものになってきた。
金本のトレーニングの様子をテレビなどで見ると、自ら手帳にトレーニングの計画を記し、それをチェックしながらやっているということに驚く。故障しない体に鍛え、瞬発力、持続力のバランスがとれた肉体を作るのはもちろんのこと、自分で判断し、計画し、辛抱しながら実行し続けるという心の強さも鍛えているのだろう。Ｃ新井に「独り占め」させてないで、アニキのもとに押しかけるくらいの若手はおらんかいのぅ。

体の丈夫さ、コツコツと努力を続けるという点で、鳥谷に「アニキの資質」を見るという声を聞く。ぜひともそうあって欲しい。
同じようにドラフト１位で入団したものの、故障続きでついに「惜別球人」に掲載されることになった的場に思いを馳せる。
的場が努力をしなかったと言っているわけではない。何度も何度も大怪我から這い上がって、キャンプの度に注目を集めていた男がどれだけ努力と辛抱を重ねてきたか、想像に難くない。
１年目、開幕戦でスタメン・ショートに入った。当初活躍できなかったのは鳥谷と一緒。経験が成長させるポジションだけに、当時弱かったタイガースなら素質ある若者に十分な出場機会を与えるつもりもあっただろう。ここ数年、春先に見せた的場の実力を見れば、攻守ともに素晴らしい資質を持っていたことは疑いようもないのだから。
とにかく何を言っても一つの文章にしかたどり着かない。「怪我さえなければ…」。

タイガースの「惜別球人」には、「▼再出発　現役続行を希望」が並ぶ。トライアウトも終わり、どのチームも後は外国人選手絡みの数枠だけだろう。どんな未来にも果敢に挑んで欲しいと思う。