2006.01.03 Tuesday
ドラゴンズ、ホエールズ、ファイターズで監督を務めた
近藤貞雄氏が死去。高木豊、屋鋪、加藤博のスーパーカートリオ、田代、遠藤、斉藤明夫らがいたころのホエールズ監督として強く記憶している。でもどちらかと言うと地味な印象だったかな。こうして球歴を振り返って見れば、大変な実力者だったことがわかる。合掌。
まぁ何も休暇先まで追いかけていくこともなかろうに、また応対してやることもなかろうにと思うが、連日、岡田監督がああ言った、こう言った…(笑)。などと言いながら、私もこうして読んでいるのだからありがたいと思うべきか。
で、「
先発投手は7回がノルマ」。当たり前の話だ。しかし優勝してたくさん勝ったはずの昨年だったが、味方の援護を得て予定通り8回から先発をスイッチという展開は非常に少なかった。
昨年は絶対的なセットアッパー藤川を頼りに、7回(6回)の守備から継投に入ることがいかに多かったか。藤川の登板記録は、先発投手陣への信頼の低さから生まれたものとも言える。
夏場を前に、そんな起用をしていたら、藤川、ウィリアムスが潰れると誰もが口にした。優勝を目指す特殊な状況下、「奇跡的」になんの故障もなくシーズンを終えたが、首脳陣もこの起用が異常なことであるという認識は持っていたのだろう。
井川は投球内容が悪いために、予定より早く替えられるケースが多かった。福原は逆に展開的には替えられる場面でも、なんとか逆転して白星をつけさせてやろうと引っ張るケースが多かった。それぞれに本来あるべき姿とは違う投球回数約170回だったと思う。
安藤、杉山については、初めてのローテ入りだったこともあり、早め早めに切り替えられた。シーズン中盤の安定感のある投球なら、7回までのノルマクリアはもちろん、調子次第で8回、9回もいけるという実力を示した。当然今年は投球回も大幅に伸ばさなければいけない。
下柳は別枠。昨年の起用法がベストだろう。VIP待遇ではあるが、チームにとって、もっとも効果的だと思う。
そしてオクスプリングは鳴り物入り。さらに、私の予定では(笑)、キャンプで若手の先発候補が最低二枚は飛び出してくる。今年はJFKの酷使も緩くなるかな(笑)。
【コメント】
先発が7回を投げきれば、江草の先発起用も考えられる。
オクスプリング、能見が期待値ほども働ければ、左右各4枚以上
天下無敵を誇れるが、思惑通りにいかぬのも現実!
この時期は拡がりすぎる夢に目眩く思いです。
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森 無礼 | 2006/01/03 10:03 AM |
明けましておめでとうございます(遅
今年もよろしくお願いします(遅
昨年の阪神先発陣はJFKにおんぶにだっこ状態。
ゆっくり休めたやろ!今年はもっと働けよ〜!って言いたいですね(笑
| ひろひろ | 2006/01/03 10:09 AM |
おはようございます。
オクスプリングはWBC辞退するとかいう報道もありましたが,どうなるんでしょう。監督はむしろ積極的に参加したらいいというスタンスでしたが。参加すればオープン戦は出られないが,投手の場合は逆に相手にデータを与えなくて済むし,実戦を通して真の実力を早めに見極めることもできる。
しかし今この時期に,新外国人投手に過剰に期待する必要がないというこの余裕…いや,こういう気持ちの隙を戒めないといかんのですが,三が日だけはお許しを(笑)
| おかぼん | 2006/01/03 11:20 AM |
昨シーズンの場合、先発は6回まで頑張れば7回からJFK、という暗黙の了解ができてしまった。今シーズンはそのJFKの負担をいかに軽くするが課題。先発投手に7イニング投げきる自覚を促すための発言でしょう。”7回責任投球”という風潮を作って行きたいとする意図は良く分かる。ただ、この7回の1イニングがとてつもなく、しんどいイニングなのも事実。行うは難しだ。とはいえ、先発投手に与えるモチベーションとしては正しいと思う。
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いわほー | 2006/01/03 12:14 PM |
明日は、いや今夜は東京に出て行くからにゃ、でございます。終わってみると休暇って一瞬ですね。
近藤さんというと、横浜スタジアムだったかな、胴上げの際に、乱入したファンに帽子とられて、一瞬マジで怒っていたのが印象的です。首のしわを見せるのが嫌で常にハイネックのアンダーを愛用…っていうのもこの方だったかな。お洒落な方でした。ダンディな爺様が減ってきて、さびしい限りです。
さてはて。
エース当然として、先発投手は基本的に完投するもんや、という固定観念をぶっ壊したのは、私的には85年のタイガースだと思っているわけですが。で、それを再び、先発投手は6回まで、という形に進化(?)させたのが2005年のタイガース。それがまた、きわめて当然の「7回までは責任もって投げきれ(意訳)」に戻そうとしている。面白いなあ、と思います。
もっとも、JもFもKも徹底して研究されているでしょうから、これまで通りにいかないことも事実なのですけれど。「先発は完投せにゃならん」まで逆戻りしませんように、投手陣もコーチ陣も宜しくお願いいたします、と祈りつつ信じるばかりです。
| はみ@西 | 2006/01/03 1:25 PM |
マスコミの皆さんも仕事とは言えご苦労様。
それに応える岡田監督もご苦労様。
先達の名投手には「先発投手は完投せんかい!」
と、お怒りの方も居られるかも。
野球の形態が昔とは違うとは言え、先発完投意識
の低下は否めないのかも。
L松坂・C黒田の姿が少し羨ましかったりする。
確かにJFKの存在は強力な武器ではあるが、
依頼度をもう少し低く設定した方が良いんだけどなぁ。
で、
>キャンプで若手の先発候補が最低二枚は飛び出してくる。
ですかぁ。
私は、1枚「あいつ」が出てくると踏んでるんですが
答え合わせはシーズンに入ってからですね。
近藤監督、そのアイデアマンぶりと並んで印象に
残ってるのが、日ハム時代だったかサヨナラ打
を打った選手の頬に熱い口づけをしたことかな。
ご冥福をお祈りします。
| 西田辺 | 2006/01/03 4:09 PM |
藤川のようなストレートと分かっててもバットにかすらせない絶対的な球威をもってして抑えるタイプの中継ぎや抑え投手、過去のBuffaloes赤堀やHawks篠原などもそうですが、その状態が、せいぜいもって2年程度の場合が多いようです。その意味では、来季はまだ何とかなる可能性もありますが、場合によっては、来季途中から通用しなくなるor故障する危険性もありますから、勝ちパターンの組み替えはいずれ必須になるでしょうね。
それにしても、デイリー紙のWebをみていると人気球団の監督や選手は本当に大変ですね。ほんのちょっとした呟きすら記事になりかねない。王監督が「福岡で良かった」というのもわかります。
来季こそは、虎と鷹、似たような指向をもつチーム同士の日本シリーズ対決を観たいものです。
はみ@西さまがご指摘の「ハイネック」に私も印象があります。カッコよかった! 日本のビリー・マーチンと呼ばれていたとは知りませんでした。「瞬間湯沸かし器」という名誉な称号を楽しみに変えてくれる後ろ手の正統派^^。ヨッサンはウインドブレーカーをくるくる回してその後着用^^。
投手の分業制については私も85年が先駆けだったように思います。けれどもセットアッパーにまでローテを組んだのは近藤さんの意を継承した権藤さんですね。スポーツ記事の簡単な評伝をカジっても近藤貞夫さんの全方位への気働きが偲ばれます。ご冥福をお祈りいたします。
| BSミツルH | 2006/01/03 7:06 PM |
明けましておめでとうございます。
去年はオン&オフでお世話になりっぱなしで、本ッッッ当にありがとうございました!
今年もよろしくお願いします m(__)m
7回ノルマ・・・まぁ去年は、年間通して働くのがジェフ以外はほとんど初めてでしたし、球児に久保田は元々故障持ち、先発陣とJFKの間をしっかり支えた江草&橋本も仲良く50試合登板。
セ・リーグのここ12年、前年優勝チームが翌年には判で押したように投手陣が崩れてる傾向を見ると、今年のトラがそのパターンにハマらないためにはノルマ云々より、いかに先発陣が存在感を見せる投球をしてくれるかにかかってるでしょう。
ただ後ろの投手は総じて若いですし、去年の疲れより優勝したことで得た経験と自信がそれを上回ってくれるやろう・・・と勝手な思惑に浸ったりして(笑)。
ま、正月からネガったらしいこと言ってもアレですし、アニキが言ったように去年の日本シリーズがモチベーションを維持させることになりましたからね。
やってくれるでしょう、必ず(強引〆)!
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トラのシッポ | 2006/01/03 8:46 PM |
私は明日までお休み。あっという間だなぁ…。
to 森 無礼さま
いやあ、そんなことになったら、投手が余っちゃって、出す機会がなくなっちゃって、ケンカになっちゃいますねえ。ぐはは、正月正月(笑)。
to ひろひろ
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
JFKに繋げてればまだ良いのですが、SHEにおんぶにだっこの人は…(笑)。
to おかぼんさま
あ、オクスプリング、そんな報道がありましたか、見落としていました。オクスプリングにしても今季はそんなに大きな契約じゃないですから、どうしてもタイガースで成功したいという思いがあるのかも知れませんね。ジェフ先輩からチームになじむことの大切さを教えられたかな?いや、でも招聘されたのなら、場を盛り上げるためにも出て欲しいと思います。
to いわほーさま
先発投手にとってももちろんしんどい1回なのですが、首脳陣にとってもぐっと我慢の1回になるでしょう。つい禁断の果実に手が伸びそうになるでしょうが、こらえなきゃいけませんね。
to はみさま
近藤さん、解説の時もかなりシブかった記憶があります。生で見た方が亡くなるのは淋しいです。
去年、みんなが言っていたJFKをローテでまわせが実現されると良いんですけどね。いわゆるSHE枠もローテで、一人が7回ピシャリ役、そしてJFKは8,9回のみってことになればスゲーなぁ(笑)。
to 西田辺さま
>L松坂・C黒田の姿が少し羨ましかったりする。
黒田は、ブラウン監督になって、短い回で登板間隔を短くさせられるのでしょうね。なかなか面白いことになりそうです。
>答え合わせはシーズンに入ってからですね。
ま、少なくともキャンプを見てから、なんやかんや言いましょうか(笑)。
>日ハム時代だったかサヨナラ打
を打った選手の頬に熱い口づけをしたことかな。
ひゃあ、そんなことが…知りませんでした(笑)。
to HiRO@zetton05さま
>場合によっては、来季途中から通用しなくなるor故障する危険性もありますから…
ああ、HiROさん言ってもうた、みんな思ってるけど言わないことを…(笑)。でも、まあそうなんです。経験的にそれがわかっているから、藤川の直球は美しく切ないんですね。でも彼はけっこう器用なところがあるので、故障だけしなければ、いろいろと変わり身が期待できると思っています。
メジャーでは、日本風のスモールベースボールが持てはやされているようですが、日本では、「サムライ野球」の時代ですよ!(笑)。さあ今年の日本シリーズはどこ対どこでしょうね。今年は…あるかもですね!(笑)
to BSミツルHさま
どこかで、江夏が南海に移籍した時、時の野村PMが「日本の野球を変えよう」と言って本格的な抑え投手が生まれたなんて読んだ気がして、そんな認識でしたが、もっともっと古く、板東英二がその走りだとか。選手を大切に考えていたということなのでしょうね。ちょうど、そんな話題と、Tのリリーフに楽させろという話題…奇遇といえば奇遇です。
to トラのシッポさま
こちらこそお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
こころなしかコメントに無理な力を感じますが(笑)、そういうことなんですよね。みな、何と言っていようと、やはり要であるリリーフ陣の疲労、打者から研究されることが最大の心配点です。ある意味、優勝するためにはそれをしなきゃいけないし、優勝してしまえば、その悩みを克服するしかないのでしょう。特に藤川については、無理をさせないということを第一に考えて、他の投手に負荷を分散させる必要があるでしょうね。
やってくれますとも、必ず(無理矢理〆ww)。
| torao | 2006/01/03 9:55 PM |
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