2005.01.07 Friday
なにやら新生ホークスが、「大物」外国人を相場よりかなり高く買っているとか。どうしても欲しいのなら仕方ないが、あまり世界から笑われないように注意してほしい。
高年俸の「バリバリ・メジャー」に裏切られることなど、いちいち悲しんでいられない程珍しいことでもないが、安く連れてきた外国人が予想以上の働きをしてくれること程うれしいことはない。ジェフ・ウィリアムスなどはその典型だ。03年に新加入した時、クローザー候補は同期入団のルー・ポートの方だったが、日本でチャンスを掴むという気迫が違った。来日初年度は、ほぼ完璧に相手打者を抑え込んだ印象がある(03年は1勝1敗25S防御率1.54)。
特長は、睨みでマウンド上から「ケンカ」する闘志と、右打者・左打者ともぶつかりそうに思えるほど曲がりの大きいスライダーだ。しかし去年はいささか慣れられたのか、ボールを見極められ、重要な場面の四球でピンチを拡げられ、痛打をされる場面が目立った。気持ちと集中力を重視するタイプだけに、シーズン序盤の起用方法がいかにもまずかった。安藤、リガン、ウィリアムスの役割分担・登場順を決められなかったことで、なかなか集中力を高められなかったと思う。調子に乗れず、最終成績も2勝4敗14S防御率3.28に終わった。昨年のハイライトはむしろ公式戦外、金メダルに貢献したオリンピックだった。が、これとて左右が異様に広かったストライクゾーンのおかげとも言える。
それでも五輪で抜けながら51試合に登板、他にこれだけの安心感をもって送り出せる投手もなく、外国人としては球団初、異例の複数年契約延長となった。これがまた阪神ファンのネガティブ心を微妙にくすぐる(苦笑)。「もう完全に球筋は慣れられてしまったのでは」「ハングリー精神がなくなってしまうのでは」大変心配ではある。ただ、遅いスライダーでタイミングを外し、直球をインサイドのボールゾーンに、大きなスライダーをストライクゾーンに出し入れする制球力があれば、たとえ球筋に慣れたとしてもそう打たれる投手ではない。ウィリアムス→久保田というリリーフ構想が機能するかどうかも05シーズンの大きなポイントとなる。
高年俸の「バリバリ・メジャー」に裏切られることなど、いちいち悲しんでいられない程珍しいことでもないが、安く連れてきた外国人が予想以上の働きをしてくれること程うれしいことはない。ジェフ・ウィリアムスなどはその典型だ。03年に新加入した時、クローザー候補は同期入団のルー・ポートの方だったが、日本でチャンスを掴むという気迫が違った。来日初年度は、ほぼ完璧に相手打者を抑え込んだ印象がある(03年は1勝1敗25S防御率1.54)。
特長は、睨みでマウンド上から「ケンカ」する闘志と、右打者・左打者ともぶつかりそうに思えるほど曲がりの大きいスライダーだ。しかし去年はいささか慣れられたのか、ボールを見極められ、重要な場面の四球でピンチを拡げられ、痛打をされる場面が目立った。気持ちと集中力を重視するタイプだけに、シーズン序盤の起用方法がいかにもまずかった。安藤、リガン、ウィリアムスの役割分担・登場順を決められなかったことで、なかなか集中力を高められなかったと思う。調子に乗れず、最終成績も2勝4敗14S防御率3.28に終わった。昨年のハイライトはむしろ公式戦外、金メダルに貢献したオリンピックだった。が、これとて左右が異様に広かったストライクゾーンのおかげとも言える。
それでも五輪で抜けながら51試合に登板、他にこれだけの安心感をもって送り出せる投手もなく、外国人としては球団初、異例の複数年契約延長となった。これがまた阪神ファンのネガティブ心を微妙にくすぐる(苦笑)。「もう完全に球筋は慣れられてしまったのでは」「ハングリー精神がなくなってしまうのでは」大変心配ではある。ただ、遅いスライダーでタイミングを外し、直球をインサイドのボールゾーンに、大きなスライダーをストライクゾーンに出し入れする制球力があれば、たとえ球筋に慣れたとしてもそう打たれる投手ではない。ウィリアムス→久保田というリリーフ構想が機能するかどうかも05シーズンの大きなポイントとなる。