2005.01.16 Sunday
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200501/16/base175298.html
大阪市内のホテルでスタッフ会議が行われ、牧田新球団社長らフロント、岡田監督ら現場首脳陣が正式に始動した。春季キャンプについて日程などを正式決定するとともに、一二軍の振り分けについてもあらかた決めたようだ。ポイントは(1)ベテランを含め主力は全員沖縄、(2)新人では岡崎・能見・赤松が沖縄内定、(3)中林・田村が沖縄内定ということだ。もちろんこのウラには「まさかの落選者」もいるかも知れない。もう半月で勝負のキャンプが始まる。
四年目の左腕・中林佑輔、三年目の左腕・田村領平にとっては、大きなチャンスだ。ともに高卒以来「井川の通った道」を参考にしながら、大切に育成されてきた。田村はこれまで何度も大注目を浴びてきた。強い筋力から力のある球を放り込む剛球タイプなので、目を引くのだろう。しかし安定感に欠け、昨年は二軍でも16試合24 1/3回を投げ、防御率7.77と実績を残せなかった。しかし昨年終盤の教育リーグ、秋季キャンプで急上昇しており、キャンプではかなり注目される予感。ただどうだろう、今年前半は二軍ローテの柱として実戦の経験値を上げるのが常識的な育成方法だと思う。
一方の中林は、これまであまり目立たない存在だった。昨年二軍で23試合、78 1/3回を投げ、防御率4.25。与四死球34、奪三振53、どれをとっても中途半端な数字だ。やはり二軍から飛び出してくる投手としては、物足りない数字という評価になる。
それでも6勝5敗は、勝ち負けともチーム最多で、先発投手の軸として通年投げ切ったことを物語る。ウェートトレーニングの成果も出て、華奢だった身体も大きくなったことが大きい。この一年間、二軍のエースとして登板を重ねたことは大きな自信になっただろう。
186cmの長身から投げおろす微妙に動く直球と、チェンジアップが投球の軸。とにかくこの投手は、毎年毎年少しずつ上昇している。コツコツと努力を重ねて、「次の下柳」の座、「球が速いわけでも、変化球が切れるわけでもないのになぜか打てない」というタイプを目指せ。
大阪市内のホテルでスタッフ会議が行われ、牧田新球団社長らフロント、岡田監督ら現場首脳陣が正式に始動した。春季キャンプについて日程などを正式決定するとともに、一二軍の振り分けについてもあらかた決めたようだ。ポイントは(1)ベテランを含め主力は全員沖縄、(2)新人では岡崎・能見・赤松が沖縄内定、(3)中林・田村が沖縄内定ということだ。もちろんこのウラには「まさかの落選者」もいるかも知れない。もう半月で勝負のキャンプが始まる。
四年目の左腕・中林佑輔、三年目の左腕・田村領平にとっては、大きなチャンスだ。ともに高卒以来「井川の通った道」を参考にしながら、大切に育成されてきた。田村はこれまで何度も大注目を浴びてきた。強い筋力から力のある球を放り込む剛球タイプなので、目を引くのだろう。しかし安定感に欠け、昨年は二軍でも16試合24 1/3回を投げ、防御率7.77と実績を残せなかった。しかし昨年終盤の教育リーグ、秋季キャンプで急上昇しており、キャンプではかなり注目される予感。ただどうだろう、今年前半は二軍ローテの柱として実戦の経験値を上げるのが常識的な育成方法だと思う。
一方の中林は、これまであまり目立たない存在だった。昨年二軍で23試合、78 1/3回を投げ、防御率4.25。与四死球34、奪三振53、どれをとっても中途半端な数字だ。やはり二軍から飛び出してくる投手としては、物足りない数字という評価になる。
それでも6勝5敗は、勝ち負けともチーム最多で、先発投手の軸として通年投げ切ったことを物語る。ウェートトレーニングの成果も出て、華奢だった身体も大きくなったことが大きい。この一年間、二軍のエースとして登板を重ねたことは大きな自信になっただろう。
186cmの長身から投げおろす微妙に動く直球と、チェンジアップが投球の軸。とにかくこの投手は、毎年毎年少しずつ上昇している。コツコツと努力を重ねて、「次の下柳」の座、「球が速いわけでも、変化球が切れるわけでもないのになぜか打てない」というタイプを目指せ。