2006.06.28 Wednesday
なんとも評価の難しい引き分け。相手エース黒田を打ちあぐね、0−2の負け試合を終盤の粘りで追いついたとも言えるし、二死からのソロHR2本がたまたま出ただけで、相変わらずの工夫なき攻撃で、試合展開からすれば勝って当然の延長戦を勝ちきれなかったとも言える。
一方、カープは中盤できっちりとチャンスをものにしたものの、リリーフが踏ん張れず、終盤のサヨナラ機を相次いで逃したという点で物足りないだろうが、しばらく分の悪いタイガース相手にJFを引っ張り出して逆転されなかったのは大きい。移動のきつい地方試合だから、まさに痛み分けという表現がぴったり。
どんなことがあっても負けてはいけない試合という意見もあるとは思うが、私はジェフ、藤川は、こういう延長の展開でも1回までと決めた方が良いと思う。とにかく2人で勝ち試合を締めていくしかないのだから、連投になることを前提に使うべきだ。そのために長い回を投げられる安藤、江草を後ろに回したのだからね。右も左もそれほど関係ないタイプの安藤、江草だけに、なぜ8回途中でスイッチしたのかよくわからないけど、JFのカードを切って勝負が決まらなかった時、延長を持ちこたえる投手としてどちらかは置いておく必要がある。
月間MVPを確定させる6月5勝目はならなかったが、福原はそれに値する投球だったと思う。失点した5回ウラは、不運な打球が多く、カープのひたむきさが生んだ仕方のない2点。コントロールは引き続き良いし、テンポ良し、腕の振り良し、緩急も見事。久々好投の黒田にまったく引けを取らない投球内容だった。月が変わっても変わらないでね(笑)。
9回表、二死から矢野が打ったセンターバックスクリーンへの同点HRには驚いた。C永川が直球を過信しすぎたという部分もあるが、それまでのファールが押し込まれ気味だっただけに、予想外の一発で、思わず声が出た。いや、だけどここで追いついたら普通逆転できるでしょう。それが、延長3回の間、まったくそんな気配すらないってのは、ちょっと問題あるなぁ。おっちゃんら電池切れしとらん?(笑)。
さらっと負けそうなところ、流れを変えたのは7回表二死から藤本が打った今季初HR。ど真ん中とはいえ、ヘッドが下がらず、綺麗に運んだ。オリンピックで打ったのと一緒やね。1点差に迫ることで、「ダメだ」→「いける」になる。2点差というスコアは恐ろしい。
で、桧山が技ありの左前ヒットで続き、さらに鳥谷がガツンとセンターオーバー。一塁走者桧山、一気にホームへ、ボールはセンターからショート梵が中継して、バックホーム…なんやそれ、余裕でタッチアウト…。コーチャーが回した判断は悪くない。中継はかなり深くまで追っていたので、良い球がビシッと帰ってくるとは限らない。なにより二死なので、少々の無理はしゃーないし、打ったらゴーの状況で、外野の頭越したら1点欲しいわな。まさか桧山が三塁まわって、運動会のお父さんみたいになっちまうとは思わないからな、いやそこまで把握しておくのがコーチャーなのか。それよりもさ、打力をムダにするのがもったいなくて代走に出せないような控え、いやそれ以前に本当に桧山よりマシなのかどうか疑問で代走に出せないような控えばっかり揃えているところが問題だとかって、進言できる首脳はおらんのかいのう。1点差にせまって、なお二死一塁。ちょっとしたチームなら、盗塁しそうな代走出して投手にプレッシャーかける場面だよなぁ…。
まあ、とにかくこの試合は2本のソロHRを含め、出塁がすべて二死から。「黒田攻略は二死から」という点は今後の研究課題として役立つだろう。それにしても、二死からしか出塁できないメカニズム(これは相手投手のメンタルが原因なのではないかと思う)をよく検証して、冴えない攻撃を改善しないとね。どうしてもアウトカウントや状況によって打席でやるべき事、その意識に物足りなさを感じてしまうから。
一方、カープは中盤できっちりとチャンスをものにしたものの、リリーフが踏ん張れず、終盤のサヨナラ機を相次いで逃したという点で物足りないだろうが、しばらく分の悪いタイガース相手にJFを引っ張り出して逆転されなかったのは大きい。移動のきつい地方試合だから、まさに痛み分けという表現がぴったり。
どんなことがあっても負けてはいけない試合という意見もあるとは思うが、私はジェフ、藤川は、こういう延長の展開でも1回までと決めた方が良いと思う。とにかく2人で勝ち試合を締めていくしかないのだから、連投になることを前提に使うべきだ。そのために長い回を投げられる安藤、江草を後ろに回したのだからね。右も左もそれほど関係ないタイプの安藤、江草だけに、なぜ8回途中でスイッチしたのかよくわからないけど、JFのカードを切って勝負が決まらなかった時、延長を持ちこたえる投手としてどちらかは置いておく必要がある。
月間MVPを確定させる6月5勝目はならなかったが、福原はそれに値する投球だったと思う。失点した5回ウラは、不運な打球が多く、カープのひたむきさが生んだ仕方のない2点。コントロールは引き続き良いし、テンポ良し、腕の振り良し、緩急も見事。久々好投の黒田にまったく引けを取らない投球内容だった。月が変わっても変わらないでね(笑)。
9回表、二死から矢野が打ったセンターバックスクリーンへの同点HRには驚いた。C永川が直球を過信しすぎたという部分もあるが、それまでのファールが押し込まれ気味だっただけに、予想外の一発で、思わず声が出た。いや、だけどここで追いついたら普通逆転できるでしょう。それが、延長3回の間、まったくそんな気配すらないってのは、ちょっと問題あるなぁ。おっちゃんら電池切れしとらん?(笑)。
さらっと負けそうなところ、流れを変えたのは7回表二死から藤本が打った今季初HR。ど真ん中とはいえ、ヘッドが下がらず、綺麗に運んだ。オリンピックで打ったのと一緒やね。1点差に迫ることで、「ダメだ」→「いける」になる。2点差というスコアは恐ろしい。
で、桧山が技ありの左前ヒットで続き、さらに鳥谷がガツンとセンターオーバー。一塁走者桧山、一気にホームへ、ボールはセンターからショート梵が中継して、バックホーム…なんやそれ、余裕でタッチアウト…。コーチャーが回した判断は悪くない。中継はかなり深くまで追っていたので、良い球がビシッと帰ってくるとは限らない。なにより二死なので、少々の無理はしゃーないし、打ったらゴーの状況で、外野の頭越したら1点欲しいわな。まさか桧山が三塁まわって、運動会のお父さんみたいになっちまうとは思わないからな、いやそこまで把握しておくのがコーチャーなのか。それよりもさ、打力をムダにするのがもったいなくて代走に出せないような控え、いやそれ以前に本当に桧山よりマシなのかどうか疑問で代走に出せないような控えばっかり揃えているところが問題だとかって、進言できる首脳はおらんのかいのう。1点差にせまって、なお二死一塁。ちょっとしたチームなら、盗塁しそうな代走出して投手にプレッシャーかける場面だよなぁ…。
まあ、とにかくこの試合は2本のソロHRを含め、出塁がすべて二死から。「黒田攻略は二死から」という点は今後の研究課題として役立つだろう。それにしても、二死からしか出塁できないメカニズム(これは相手投手のメンタルが原因なのではないかと思う)をよく検証して、冴えない攻撃を改善しないとね。どうしてもアウトカウントや状況によって打席でやるべき事、その意識に物足りなさを感じてしまうから。