自称阪神タイガース評論家（跡地）

それと、ジャイアンツがまた６連敗で、なんと敵地では１７連敗なんだって。あとアリアスが２ランＨＲ打ったよー。…　…　うーん、虚しさが一層募るばかり…。


さて、試合のない月曜日。せめて爽やかな気分でありたいと思うが、もうなんと言うか、その適当な言葉が…。
ムリっ！あの試合内容で、「でもあそこが良かった」とか「ここらへんが今後に繋がる」とか、なんかそいういうことを言ってちゃ、あまりにも白々しくていけないね。
無死からの出塁がなんと７度、残りの２度も一死から出塁している。
全部で１４安打も打っている。しかも複数安打が出たイニングが５つある。しかし点が入ったのは３安打した２つだけ。
勝ち越し点を取りに行こうとバントを試みても決められず、僅少差のビハインドを跳ね返そうとチャンスメークしても、ものの見事に併殺で潰していく。
与えた四球は確実に点にされ、被安打５で４失点。今季のワーストゲームの振り返りは、この辺でカンベン…。


ありていに言うと、「監督が悪い」「首脳陣が悪い」ということになる。何が悪いかと言えば、故障、不調で離脱している柱、今岡と久保田の不在を、より大きく感じさせるようなことをするのが悪いと思う。昨日の無様な試合がまさにその集大成だった。終盤、金本がチャンスをふくらませた後、５番シーツがそれを萎ませる。久保田の離脱以後、先発修行から中継ぎに戻された江草が、また今回も四球連発。いやでも今岡と久保田の不在を意識する。ああ今岡がいればなぁ…。久保田がいれば…。ないものを「あったらなぁ…」と思い始めてしまえば、人間落ちるのは早い。いくら「あったら良いもの」でも、ないものはないんだからね。岡田監督は、今岡がいない分どうするか、久保田がいない分どうするか…その対応を誤っていると思う。本来、それを落ち着いて提示してみせるのが監督であるのに、率先して狼狽を煽っているように思う。
去年の今岡に代わるもんなんて、いるはずがないのだ。それは、例え今岡に故障がなかったとしてもだ。それでも今岡の代わりを濱中に、スペンサーに、シーツに…と求め続ける。マンガのようなスーパーポイントゲッターが欠けた時、どうやって得点を取っていくかという自分の頭の切り替えではなく、あくまでも選手の切り替えで、今岡を補おうとするところに無理がある。

オーダーを変えてチャレンジすること、いろいろな選手の可能性を試すことは、決して悪いことではない。ただ、その考え方、「良い目が出るまで変え続けてやる」じゃ、どうしようもない。柱が欠けたことを認めた上で、点の取り方をどう変えるのか、それをチームによく説明し、それに適したオーダーを試していかなければ、意味がない。
岡田監督に心酔し、自ら選手と首脳陣の接着剤を買っていた今岡の離脱は、岡田監督にとっては点の取り方以上の悩みなのかも知れないなぁ。