2006.07.17 Monday
オールスター休みは7/25に明けるから問題ないのか。よく気づいたね。でも登板機会あるのかなぁ、せっかくなので坂とか大和とか登録して、浅い回の代打や、バント要員、代走でちょこっとデビューさせて見たりするのも良かったと思う。
悔しくて、惜しい試合だった。D打線は今、非常に苦しい状況。どうやって点を取って良いかわからないことにかけては、ウチと良い勝負またはウチよりひどい状況。プランどおりのロースコアゲームに持ち込んで、ほんの少しの決定力の差と、リリーフの質・量の差で勝てる展開が見えていただけにもどかしいったらありゃしない一敗だった。それでも、一つの大きな悔しさが、数多くの勝利の素になることもあるわけで、ここで3タテできなかったことを必要以上に嘆くことはないと思う。すぐに気を許しちゃう優しいチームだけにね(笑)。
その悔しさ、思いは、途中から出てきた桧山、林、町田の打席から感じられたし、8回表二死二三塁で英智の三遊間痛烈なライナーを横っ飛びでスーパーキャッチした関本にも、また9回表二死二塁、三遊間を抜けようかという強いゴロに逆シングルで追いつき、ジャンピングスローで俊足荒木を一塁に刺した鳥谷のスーパープレーにも現れていた。中継ぎ投手がピリッとせず、試合が壊れそうになっても、それをカバーしようという気持ちのこもったプレーが最後までできたということは大いに評価すべきだ。
4回ウラ、先頭藤本がレフト線へ二塁打。濱中が一ゴロ進塁打で一死三塁。やるべきことをやって作ったチャンス。しかし金本は「強く叩く」という狙いが実行できず一ゴロで二死。D先発中田は立ち上がりから全力で飛ばして来たが、さらに必死の投球が求められる場面、シーツもこの状況の重要さはわかりすぎるほどわかっている。カウント2−1からの4球目、インハイに直球、かるく反ってよける。2−2からの勝負球は外角低め、直球ならいっぱいのコース、スライダーならストライクからボールになるコース…もちろんシーツは頭の中で整理できていた。5球目、その通り外角低め、スライダー…シーツはバットを止める。谷繁の求めに対し、一塁塁審のジャッジはスイング。自信を持って見送ったつもりのシーツは激昂し、一塁塁審の方に歩み出しながらバットを、つづいてヘルメットやや前方に叩きつける。さらに大声で罵りながら距離を詰める。首脳陣が割って入るように抗議に出るが、シーツは退場処分となる。普段からシーツは自分に対する怒りを静めるために大声を出したり、物に当たったりして切り替えるタイプだが、この日の行動は明らかに理性を失っていた。
このシーツの退場で、この勝負は平場戦ではなくなった。少なくとも岡田監督はそう考えていたように思う。
先発のダーウィンは、今回も良かった。2回にウッズにソロHRを打たれたが、投げなきゃいけないインハイ直球が、ほんの少し低くなっただけ。しゃーないで済ますしかない打撃だった。5回1失点は上々。それだけに5回ウラ二死から関本ヒットで、ダーウィンに代打桧山という選択がどうだったのか。例えば投げているのが井川や、福原であったら、ここで代打はないだろう。またシーツの退場による興奮状態がなければどうだっただろう。
ダーウィンは軽く見られている。メジャーの実績はほとんどなく、トシもいっている。日本で投法や変化球を覚え、性格が良く文句を言わない。絶大な信頼感を得る程でなくとも、与えられた役割でしっかりと貢献をしている。幸運な白星が転がり込んでくるオクスプリングに対して、ダーウィンはまだ0勝。中田に対して相性の良い桧山を代打に使い、チャンスを拡大したが、ここはダーウィン続投、桧山の出番は後に温存しておいて欲しと思った。ダーウィンだってシーツ退場に強く思うところがあっただろうしね。
6回ウラ、前日のリプレイを見るように、一塁走者を濱中の二塁打で返して同点。赤星、藤本の一二番は同じ「チビ左」でも好きな投手のタイプが違うし、投手の左右による適性も違う。濱中の打撃が好調になってくれば、どちらかが出ればそれだけでチャンスになる。さらに無死二塁から金本は「最低限」の進塁打で一死三塁。逆転機をふくらませた。金本がここで一二塁間に強いゴロという狙いを持っていたのは理解できるが、シーツ退場で、結果を出せずに悩む片岡が次打者だっただけに、自分が決めるという強い気持ちを持っていて欲しかった。おそらく中田に対する自信のなさがそうさせてしまったのだろう。
片岡はどん詰まりのショートフライ、鳥谷三振でこの回同点止まり。片岡は初球から振って行ったし(ファール)、結果についてはしゃーないとしか言いようがない。ただこのシーツの代わりに片岡を入れた5番ファーストのポジションは、この後投手交代にともない関本が守り、代わりに9番秀太がサード。秀太に打席が回ると代打林で二塁打を打った後、一塁に入り、関本が三塁に戻る。5番投手に打席が回ると代打町田が二塁打。結果論も含めて言えば、とてもじゃないが巧みな選手起用とは思えず、もしあれをこうしてそれがああなっていれば、最後秀太が三塁の守備固め、関本が一塁を守って勝利していたような気もする。初めの一手が違っていたばっかりに…。
監督は激昂しても興奮しても、冷静な判断をしなきゃいけないということだね。そしていよいよ片岡を二軍に下げない理由がなくなったと思う。だって、そこからしか何も始めようがないじゃない。お互いのすべてを見せちゃったんだから。
悔しくて、惜しい試合だった。D打線は今、非常に苦しい状況。どうやって点を取って良いかわからないことにかけては、ウチと良い勝負またはウチよりひどい状況。プランどおりのロースコアゲームに持ち込んで、ほんの少しの決定力の差と、リリーフの質・量の差で勝てる展開が見えていただけにもどかしいったらありゃしない一敗だった。それでも、一つの大きな悔しさが、数多くの勝利の素になることもあるわけで、ここで3タテできなかったことを必要以上に嘆くことはないと思う。すぐに気を許しちゃう優しいチームだけにね(笑)。
その悔しさ、思いは、途中から出てきた桧山、林、町田の打席から感じられたし、8回表二死二三塁で英智の三遊間痛烈なライナーを横っ飛びでスーパーキャッチした関本にも、また9回表二死二塁、三遊間を抜けようかという強いゴロに逆シングルで追いつき、ジャンピングスローで俊足荒木を一塁に刺した鳥谷のスーパープレーにも現れていた。中継ぎ投手がピリッとせず、試合が壊れそうになっても、それをカバーしようという気持ちのこもったプレーが最後までできたということは大いに評価すべきだ。
4回ウラ、先頭藤本がレフト線へ二塁打。濱中が一ゴロ進塁打で一死三塁。やるべきことをやって作ったチャンス。しかし金本は「強く叩く」という狙いが実行できず一ゴロで二死。D先発中田は立ち上がりから全力で飛ばして来たが、さらに必死の投球が求められる場面、シーツもこの状況の重要さはわかりすぎるほどわかっている。カウント2−1からの4球目、インハイに直球、かるく反ってよける。2−2からの勝負球は外角低め、直球ならいっぱいのコース、スライダーならストライクからボールになるコース…もちろんシーツは頭の中で整理できていた。5球目、その通り外角低め、スライダー…シーツはバットを止める。谷繁の求めに対し、一塁塁審のジャッジはスイング。自信を持って見送ったつもりのシーツは激昂し、一塁塁審の方に歩み出しながらバットを、つづいてヘルメットやや前方に叩きつける。さらに大声で罵りながら距離を詰める。首脳陣が割って入るように抗議に出るが、シーツは退場処分となる。普段からシーツは自分に対する怒りを静めるために大声を出したり、物に当たったりして切り替えるタイプだが、この日の行動は明らかに理性を失っていた。
このシーツの退場で、この勝負は平場戦ではなくなった。少なくとも岡田監督はそう考えていたように思う。
先発のダーウィンは、今回も良かった。2回にウッズにソロHRを打たれたが、投げなきゃいけないインハイ直球が、ほんの少し低くなっただけ。しゃーないで済ますしかない打撃だった。5回1失点は上々。それだけに5回ウラ二死から関本ヒットで、ダーウィンに代打桧山という選択がどうだったのか。例えば投げているのが井川や、福原であったら、ここで代打はないだろう。またシーツの退場による興奮状態がなければどうだっただろう。
ダーウィンは軽く見られている。メジャーの実績はほとんどなく、トシもいっている。日本で投法や変化球を覚え、性格が良く文句を言わない。絶大な信頼感を得る程でなくとも、与えられた役割でしっかりと貢献をしている。幸運な白星が転がり込んでくるオクスプリングに対して、ダーウィンはまだ0勝。中田に対して相性の良い桧山を代打に使い、チャンスを拡大したが、ここはダーウィン続投、桧山の出番は後に温存しておいて欲しと思った。ダーウィンだってシーツ退場に強く思うところがあっただろうしね。
6回ウラ、前日のリプレイを見るように、一塁走者を濱中の二塁打で返して同点。赤星、藤本の一二番は同じ「チビ左」でも好きな投手のタイプが違うし、投手の左右による適性も違う。濱中の打撃が好調になってくれば、どちらかが出ればそれだけでチャンスになる。さらに無死二塁から金本は「最低限」の進塁打で一死三塁。逆転機をふくらませた。金本がここで一二塁間に強いゴロという狙いを持っていたのは理解できるが、シーツ退場で、結果を出せずに悩む片岡が次打者だっただけに、自分が決めるという強い気持ちを持っていて欲しかった。おそらく中田に対する自信のなさがそうさせてしまったのだろう。
片岡はどん詰まりのショートフライ、鳥谷三振でこの回同点止まり。片岡は初球から振って行ったし(ファール)、結果についてはしゃーないとしか言いようがない。ただこのシーツの代わりに片岡を入れた5番ファーストのポジションは、この後投手交代にともない関本が守り、代わりに9番秀太がサード。秀太に打席が回ると代打林で二塁打を打った後、一塁に入り、関本が三塁に戻る。5番投手に打席が回ると代打町田が二塁打。結果論も含めて言えば、とてもじゃないが巧みな選手起用とは思えず、もしあれをこうしてそれがああなっていれば、最後秀太が三塁の守備固め、関本が一塁を守って勝利していたような気もする。初めの一手が違っていたばっかりに…。
監督は激昂しても興奮しても、冷静な判断をしなきゃいけないということだね。そしていよいよ片岡を二軍に下げない理由がなくなったと思う。だって、そこからしか何も始めようがないじゃない。お互いのすべてを見せちゃったんだから。