2006.07.29 Saturday
毎日炎天下でみっちりノックを受けて、下半身を強化して真っ黒に日焼けしてるんだって。きっと守備もちょっと良くなって、精悍さも増して、体も引き締まって帰ってくるんだろうな。東出と区別つくんやろか(笑)。
久保田も少しずつ良化してるって。頼っちゃいけないけど、この二人が万全で戻ってくれるかも知れないと思うと楽しみだね。みんなで踏ん張ってチームを良くしておかないとね。
日中35度にも達したという甲子園。西日さすマウンドは暑かろうね。オクスプリングは立ち上がり青木への四球からラミレスの犠飛で1点を失うが、その後は両コーナーに直球を納め、カーブで緩急を使い、テンポ良く投げられていた。2〜5回はほぼカンペキ。
それを助けたのがバックの守備。地に足のつかぬプレーもあっての三連敗だっただけに、どんな精神状態で甲子園に戻って来たかが注目だったが、良かったよ。チーム状態が悪い中でやるべきこと、それをキッチリやっていこうという、真面目な姿勢が見られた。初回無死一二塁から岩村が打った痛烈な一二塁間、藤本は素速い反応で飛び付いて止めると、跪きながら二塁に送球。大きいプレーだった。4回表、ラミレスの一打はライトボール際へライナーで伸びる。濱中は金網に体を打ちつけながらジャンピングキャッチ。続くラロッカのセンター前に抜けようかというゴロを藤本横っ飛び、すぐに立ち上がって一塁送球アウト。ファインプレーがバンバン飛び出る!
…一方打線は…(笑)。それでも意識の繋がりは目に見えて良くなっていた、うーん、良くなろうと努力していた。初回四球&犠打の一死二塁、濱中は狙い球を強く振ったが、風に負けて外野を越せない中飛。走者赤星三進して二死三塁、金本もしっかり振り切ったが右飛。点にはならなかったが悪い形でもない。
4回ウラ先頭の関本が左越二塁打。濱中は右に転がすという意識を持って二ゴロ、一死三塁。考えて、狙いを定めて、キッチリ実行。今できることをちゃんとやったよね。金本はレフトフライを狙って打ったが、わずかにボールの下をこすりすぎ、浅すぎるレフトフライ、シーツも倒れて無得点。でもやろうとしたこと、やった形は悪くない。
すっかり失ってしまった「チームの力で1点を取ること」を思い出すリハビリは続く。5回ウラ、先頭鳥谷に続き矢野もヒット、一走鳥谷は一気に三塁を奪う。無死一三塁、藤本は高めの直球を叩き、狙い通りセンターへのフライ。やや浅かったが鳥谷ゴー、青木からダイレクトの返球、鳥谷センター側に体を倒して避けようとしたが、同級生青木の肩にしてやられ、タッチアウト。近そうで遠いホームベース…。二死二塁、オクの代打桧山。油断している人を決して許さない男(笑)。ひとしきり場内にあふれた「あ〜〜……」というタメ息がおさまる、どうせまた点は入らないんだという諦めにも似た空気が球場を覆う。よしこれでこの回も大丈夫だなというスワローズ側の安心感が芽生える。これらはすべて桧山の大好物なのだ。場内の油断は最高潮、かなりの観客がボールから目を離していた時、好投ガトームソンがなんの気なしに初球スライダーを投げる、桧山のバットくるり、鋭いライナーがこの試合中この瞬間だけ油断していた名手リグスを襲う、ミットを弾いたボールは後方を転々、矢野が余裕で生還する。気迫と執念で相手を攻め続けたからこそ生まれた一瞬の油断。やるべきことをやっていたから生まれた相手のスキ。そしてそれを逃さない桧山。記録は「E」というところもまた桧山(笑)。
しかしその後二死満塁まで攻め立てるも濱中凡退、一気に逆転なんてとてもできないのが06タイガースクオリティ。1−1で6回表、マウンドに江草。先頭青木が三遊間、鳥谷が深いところで逆シングルキャッチ、矢の送球で青木を刺す。すぐにお返しできて良かった。去年までは三遊間の処理に難があったが、鳥谷守備良くなってるね。これで江草は助かったし、試合の流れが収まった。7回のダーウィンともども三者凡退に切って、自信を取り戻しただろう。
8回はジェフ。ヒットは打たれたが、出番のなかった3日間を、あれば別のチームのことだったに違いないと思わせてくれるような投球。やっぱり頼りになるよなぁ。とにかくなんとしてでも途中でリードしなきゃいけないチームなんだよなぁ、まだ同点だけど(笑)。
さあ来た8回ウラ、濱中ライト前、金本一塁線を破る二塁打で一死二三塁。だがシーツまたポップ、鳥谷敬遠、矢野中飛でプー。アンディどうした、狙いも悪いし、スイングも良くない。
9回球児。後半戦はスイングの始動からインパクトまでの時間が短い打者、これは強打者でなくてもに注意しなきゃいけない。どんなに一発のある打者でも大きいスイングの打者には藤川の直球は打てない。対して、どんなに非力な打者でも当てることだけ考えている打者にファールファールをやられたり、パチンと合わせられるのが怖い。
で、さっそくリグス右前ヒット。しかし岩村、ラミレス、ラロッカを三振。みんな見慣れてる場合じゃない。クリーンアップを直球だけで3連続三振だぞ!凄いんだぞ!ああ、慣れって恐ろしい…(笑)。
どうすんだよ。久保田いないんだぞー、球児にもう1回投げさせるの?やめとこうよ。もう太陽とか、金澤とか桟原とかで負けたら、そりゃそれで仕方ないやん。明日もあさっても厳しい戦い続くんちゃうの?S投手は先発ガトームソンから花田に交代。藤本倒れて一死、ああ、球児が打席に…ああ、ショート内野安打…。ああ全力疾走。ああ赤星セーフティ気味の送りバント、ああ球児全力疾走で二塁へ…。もう代走でええやん!この回で決めるの?決めないの?ドッチナノ?ああ、関本レフト前ヒット、ああ全力疾走の球児、三塁ストップ、そりゃ回せないよな…二死一三塁。濱中、レフトフライ…。打たせて、何度も全力疾走させて、期待させて、ダメで…本当にすまんな、球児。だが球児のそのへこたれない根性が、リハビリ中のチームには一番必要なものなんだ。頑張ってくれ。
10回表、そう、こういうヤツら、要警戒の宮出は三振、しかし田中浩が左前ヒット。米野の送りバント、藤川目一杯のフィールディングが悪送球になり、一死一二塁。代打真中はポップ、しかし二死一二塁で一番イヤな青木。球児の瞬発力はかなり失われている…速球を上から叩かれる一二塁間を破るか、サルが飛び付いた!起きあがって一塁へアウト!いいぞ、藤本!最高!ウッキー!
球児、お疲れ。あとはコイツラがなんとかしてくれる。しろよ。10回ウラ、投手は田中充にスイッチ。先頭金本が右中間へ!深い守備位置の青木が回り込んだが、金本は二塁を奪う。無死二塁、さあ合っていないシーツをどうする?バントもある?おっと敬遠か、無死一二塁。鳥谷のところで高津が出てきた。ああ、シンカー撫で打ちの6−4−3が見える…やめて〜!(笑)ぐはは高津何びびっとんねんストレートの四球。さあ無死満塁矢野、こんなん楽に振ったらええねん。初球完全なボール、OK、次右打ち!二球目、右へ痛烈なライナー、おっとライト真っ正面、三走金本タッチアップGO、宮出の送球ワンバウンド、金本スライディング、セーフ、サヨナラ!立ち上がった金本に次打者藤本が飛び付く!抱き合う、いじめっ子といじめられっ子(笑)。一塁近くの矢野は右腕を振り上げてガッツポーズ、みんな集まってきた、関本、鳥谷、濱中、シーツ、ダーウィン、オクスプリング、赤星、みんな喜び爆発だ。ユタカも町田も野口も秀太も…試合に出てなくたってみんなで戦ってるんだな、その嬉しそうな顔を見ればわかるよ。
正直、この1勝がどれほどの力になるのか、どれほどの良薬になるのか良くわからない。でもいっぺんにガラッと良くなろうなんて思わずに、地道にやっていけば良い。まだまだ我慢して粘って食らいついて。継続あるのみだ。
久保田も少しずつ良化してるって。頼っちゃいけないけど、この二人が万全で戻ってくれるかも知れないと思うと楽しみだね。みんなで踏ん張ってチームを良くしておかないとね。
日中35度にも達したという甲子園。西日さすマウンドは暑かろうね。オクスプリングは立ち上がり青木への四球からラミレスの犠飛で1点を失うが、その後は両コーナーに直球を納め、カーブで緩急を使い、テンポ良く投げられていた。2〜5回はほぼカンペキ。
それを助けたのがバックの守備。地に足のつかぬプレーもあっての三連敗だっただけに、どんな精神状態で甲子園に戻って来たかが注目だったが、良かったよ。チーム状態が悪い中でやるべきこと、それをキッチリやっていこうという、真面目な姿勢が見られた。初回無死一二塁から岩村が打った痛烈な一二塁間、藤本は素速い反応で飛び付いて止めると、跪きながら二塁に送球。大きいプレーだった。4回表、ラミレスの一打はライトボール際へライナーで伸びる。濱中は金網に体を打ちつけながらジャンピングキャッチ。続くラロッカのセンター前に抜けようかというゴロを藤本横っ飛び、すぐに立ち上がって一塁送球アウト。ファインプレーがバンバン飛び出る!
…一方打線は…(笑)。それでも意識の繋がりは目に見えて良くなっていた、うーん、良くなろうと努力していた。初回四球&犠打の一死二塁、濱中は狙い球を強く振ったが、風に負けて外野を越せない中飛。走者赤星三進して二死三塁、金本もしっかり振り切ったが右飛。点にはならなかったが悪い形でもない。
4回ウラ先頭の関本が左越二塁打。濱中は右に転がすという意識を持って二ゴロ、一死三塁。考えて、狙いを定めて、キッチリ実行。今できることをちゃんとやったよね。金本はレフトフライを狙って打ったが、わずかにボールの下をこすりすぎ、浅すぎるレフトフライ、シーツも倒れて無得点。でもやろうとしたこと、やった形は悪くない。
すっかり失ってしまった「チームの力で1点を取ること」を思い出すリハビリは続く。5回ウラ、先頭鳥谷に続き矢野もヒット、一走鳥谷は一気に三塁を奪う。無死一三塁、藤本は高めの直球を叩き、狙い通りセンターへのフライ。やや浅かったが鳥谷ゴー、青木からダイレクトの返球、鳥谷センター側に体を倒して避けようとしたが、同級生青木の肩にしてやられ、タッチアウト。近そうで遠いホームベース…。二死二塁、オクの代打桧山。油断している人を決して許さない男(笑)。ひとしきり場内にあふれた「あ〜〜……」というタメ息がおさまる、どうせまた点は入らないんだという諦めにも似た空気が球場を覆う。よしこれでこの回も大丈夫だなというスワローズ側の安心感が芽生える。これらはすべて桧山の大好物なのだ。場内の油断は最高潮、かなりの観客がボールから目を離していた時、好投ガトームソンがなんの気なしに初球スライダーを投げる、桧山のバットくるり、鋭いライナーがこの試合中この瞬間だけ油断していた名手リグスを襲う、ミットを弾いたボールは後方を転々、矢野が余裕で生還する。気迫と執念で相手を攻め続けたからこそ生まれた一瞬の油断。やるべきことをやっていたから生まれた相手のスキ。そしてそれを逃さない桧山。記録は「E」というところもまた桧山(笑)。
しかしその後二死満塁まで攻め立てるも濱中凡退、一気に逆転なんてとてもできないのが06タイガースクオリティ。1−1で6回表、マウンドに江草。先頭青木が三遊間、鳥谷が深いところで逆シングルキャッチ、矢の送球で青木を刺す。すぐにお返しできて良かった。去年までは三遊間の処理に難があったが、鳥谷守備良くなってるね。これで江草は助かったし、試合の流れが収まった。7回のダーウィンともども三者凡退に切って、自信を取り戻しただろう。
8回はジェフ。ヒットは打たれたが、出番のなかった3日間を、あれば別のチームのことだったに違いないと思わせてくれるような投球。やっぱり頼りになるよなぁ。とにかくなんとしてでも途中でリードしなきゃいけないチームなんだよなぁ、まだ同点だけど(笑)。
さあ来た8回ウラ、濱中ライト前、金本一塁線を破る二塁打で一死二三塁。だがシーツまたポップ、鳥谷敬遠、矢野中飛でプー。アンディどうした、狙いも悪いし、スイングも良くない。
9回球児。後半戦はスイングの始動からインパクトまでの時間が短い打者、これは強打者でなくてもに注意しなきゃいけない。どんなに一発のある打者でも大きいスイングの打者には藤川の直球は打てない。対して、どんなに非力な打者でも当てることだけ考えている打者にファールファールをやられたり、パチンと合わせられるのが怖い。
で、さっそくリグス右前ヒット。しかし岩村、ラミレス、ラロッカを三振。みんな見慣れてる場合じゃない。クリーンアップを直球だけで3連続三振だぞ!凄いんだぞ!ああ、慣れって恐ろしい…(笑)。
どうすんだよ。久保田いないんだぞー、球児にもう1回投げさせるの?やめとこうよ。もう太陽とか、金澤とか桟原とかで負けたら、そりゃそれで仕方ないやん。明日もあさっても厳しい戦い続くんちゃうの?S投手は先発ガトームソンから花田に交代。藤本倒れて一死、ああ、球児が打席に…ああ、ショート内野安打…。ああ全力疾走。ああ赤星セーフティ気味の送りバント、ああ球児全力疾走で二塁へ…。もう代走でええやん!この回で決めるの?決めないの?ドッチナノ?ああ、関本レフト前ヒット、ああ全力疾走の球児、三塁ストップ、そりゃ回せないよな…二死一三塁。濱中、レフトフライ…。打たせて、何度も全力疾走させて、期待させて、ダメで…本当にすまんな、球児。だが球児のそのへこたれない根性が、リハビリ中のチームには一番必要なものなんだ。頑張ってくれ。
10回表、そう、こういうヤツら、要警戒の宮出は三振、しかし田中浩が左前ヒット。米野の送りバント、藤川目一杯のフィールディングが悪送球になり、一死一二塁。代打真中はポップ、しかし二死一二塁で一番イヤな青木。球児の瞬発力はかなり失われている…速球を上から叩かれる一二塁間を破るか、サルが飛び付いた!起きあがって一塁へアウト!いいぞ、藤本!最高!ウッキー!
球児、お疲れ。あとはコイツラがなんとかしてくれる。しろよ。10回ウラ、投手は田中充にスイッチ。先頭金本が右中間へ!深い守備位置の青木が回り込んだが、金本は二塁を奪う。無死二塁、さあ合っていないシーツをどうする?バントもある?おっと敬遠か、無死一二塁。鳥谷のところで高津が出てきた。ああ、シンカー撫で打ちの6−4−3が見える…やめて〜!(笑)ぐはは高津何びびっとんねんストレートの四球。さあ無死満塁矢野、こんなん楽に振ったらええねん。初球完全なボール、OK、次右打ち!二球目、右へ痛烈なライナー、おっとライト真っ正面、三走金本タッチアップGO、宮出の送球ワンバウンド、金本スライディング、セーフ、サヨナラ!立ち上がった金本に次打者藤本が飛び付く!抱き合う、いじめっ子といじめられっ子(笑)。一塁近くの矢野は右腕を振り上げてガッツポーズ、みんな集まってきた、関本、鳥谷、濱中、シーツ、ダーウィン、オクスプリング、赤星、みんな喜び爆発だ。ユタカも町田も野口も秀太も…試合に出てなくたってみんなで戦ってるんだな、その嬉しそうな顔を見ればわかるよ。
正直、この1勝がどれほどの力になるのか、どれほどの良薬になるのか良くわからない。でもいっぺんにガラッと良くなろうなんて思わずに、地道にやっていけば良い。まだまだ我慢して粘って食らいついて。継続あるのみだ。