自称阪神タイガース評論家（跡地）

コミッショナー、両リーグ会長、セパ各２球団の代表が出席して行われた小委員会で来季から開催するＰＳＧの概要、その前提条件等が妥結に達したという。主な内容は、（１）交流戦は２４試合に削減、（２）レギュラーシーズン１位をリーグ優勝とし、改めて日本シリーズ出場権を賭けたＰＳＧを行う、（３）ＰＳＧは基本的に現行パ方式で行う、（４）パの１週先行開幕は継続、といったところ。今後はこの内容を実行委員会を経て、オーナー会議で決定という運びになるらしい。

それぞれの事項については、ある程度時間をかけて合意形成して来たので、とりたてて大きな衝撃を受けるということはない。特に交流戦の数などは、対戦チーム数の６で割ると、いったいどうやるつもりなのかわからない各３試合となってしまう１８試合をセが提案した時点で、２４を落としどころにしようとしていることがわかっちゃう（笑）。交流戦は希少性が重要なので、「長い」と感じるくらいなら少なすぎる方が良いと思うし、対戦相手がバラエティに富むという利点を生かしたいのなら１リーグ制にした方が良いということだと思う。

ＰＳＧについても導入には大賛成、そのやり方も現行パの方法は結構好きだ。当初、セパ合同で、例えばセ１位×パ２位、パ１位×セ２位という「タスキ掛け」方式も候補に上がっていたが、セ×セ、パ×パの日本シリーズやるくらいなら１リーグ制にしてしまった方がメリットが大きいと思うし、これはこれで良いと思う。

リーグ優勝を賭けたペナントレース、日本一を賭けたＰＳＧという枠組みも良いよね。リーグ優勝をしていないチームが日本一になる可能性があるというのも、ほどよく理不尽で良いと思う。「シーズン３位が日本一になって良いのか？」という意見もあるが、全然ＯＫだろう。上の２チームにしてみれば、絶対にそんなことは許さないという気持ちで戦うだろうし、もしそんな番狂わせがあるとしたら、それはそれは感動的な試合が連発しているだろうから。

上位チームへのアドバンテージについては試行錯誤していけば良いと思うが、何にもナシってのも悪くないと思う。「どう考えても不公平」という制度じゃダメだけど、そうでない限りは理不尽なことが起こりやすい仕組みの方が面白いんじゃないかな。

なんか全部「賛成」になっちゃった（笑）。特になんか時期的に、もし今の状況でＰＳＧが実施されるとしたら…と考えると想像しやすいからね。ずいぶんと雰囲気が違っているだろうね。楽しみじゃないの。
でもそれは結果論であって、会議をしているおっさんらは、相変わらず利害関係のあれこれをやっていたんだろうなぁ。要は、おっさんらにはＰＳＧよりもっと根本的な話をやってもらいたいということ。普通のペナントレースの１試合をもっと熱くするために、どうやって戦力均衡を図り、どうやって集客力を上げ、どうやって試合内容を充実させ、どうやって家庭での好感度をアップさせていくか…。そのアイディアを自分の利害とは別の次元で語り合って欲しいということなのだと思う。

あれ？なんかビデオが録画済みになってるなぁ。なんだっけ、まあいいや。今晩上書きしちゃえ（笑）。