2006.09.20 Wednesday
浅井に代わり岡崎。その時期に出している場合じゃないとなったらしい。岡崎としては、二軍で「同格」扱いだった、一つ上の狩野が「ブレイクの気配あり」なので、これを良いきっかけにしたい。
「カヤの外」というより「ヤブ蚊の群れの中」という感じなのが赤星。プロ野球人生の中で、今はいろんな重圧と戦わなきゃいけない時期なのかもね。チームとして余裕もないようなら、ユタカを先発にして、代走、守備要員としてベンチスタートにすれば良いんじゃないかな。現時点ではその方が実効的だろうし、ジリジリしているよりカンフルになる。このままにしておくと盗塁王追いつきそうにないし、即効性が欲しい。
岡田監督、サイン出したねぇ。6回ウラ、この回4点を取って6−0、なお一死二三塁で打席に杉山。その初球、三走鳥谷がスタート、杉山バントの構え!ところがマウンドのS二番手佐藤のコントロールが悪く、直球が外に抜け「なんちゃってウェスト」となって空振り、スクイズは失敗に終わる。確かに条件は揃っていた。次の赤星に当たりがないし、相手も無警戒、ダメ押し点を取りに行く局面の策としては良い判断だったと思う。3年目にして初のスクイズ、成功させたかったね。
守備でリズムを作って、攻撃に生かす。ここに来て、内野の守備が引き締まっているね。1回表、先頭青木のセカンド左を破りそうな強いゴロ、藤本特有の低い動きからバウンドを合わせてウキャっと飛びついた!力強く後ろ足で立ち上がり、素速く前足で送球、間に合ってアウト!この猿技が立ち上がりの悪い杉山を勇気づけた。
2−0でリードの6回は、打撃の良いS先発川島が先頭でヒット、上位にチャンスが回りそうなイヤな場面。青木、内角直球を弾き返すも、やや詰まり、ゴロは併殺網の藤本の正面へ、4−6−3と渡ってゲッツー。ウチの二遊間のパススピード、美しさはなかなかのスペクタクル。リーグ屈指の俊足左打者の引っ張った打球で余裕の併殺完成は見事だった。
鳥谷は地味なショートゴロを堅実にさばきまくっていたが、一つ一つのフットワーク、送球のスピードはワクワクさせるものがある。
7回真中のボテボテ三ゴロ、関本猛ダッシュからショートバウンドで上手く捕球すると、着地した足の蹴りを利用して、巧みなランニングスロー、鮮やか!運動の向きからマイナスの角度でクロスして投げなきゃならないプレーだが、デカい体に似合わず器用だ。
8回代打鈴木健のレフト前に文句なし!というライナー、サード関本ジャンプ!ドンピシャのタイミングのその最高到達点近くでこの打球をキャッチ!うおースゲー!デカい体がさらにデカく見えた!
関本も、藤本も、その集中力がよく伝わってくる。少しでも不甲斐ないプレーをしたら、ベンチにいる打点王に取って代わられる。絶対にこのポジションを渡すわけにはいかないという気迫が見える。
打つ方でも俄然この二人が光っていたなぁ。1点目、2点目を生み出した3回藤本の三塁打。試合が落ち着きかけた6回、重要な3点目となる関本のソロHR。後の爆発は、この2本が導火線となって生まれたものだ。「にはち」が当たっていると、打線は繋がるし、大量点になる。ましてや6番鳥谷が誘い球をしっかり見極めて四球を取るし、7番矢野が振れているとなれば、なかなか厚みのある攻撃ができる。むっちゃええ感じやな、さあ次の試合しよう!…え?3日休み?そんな殺生な…(笑)。
中4日で先発の杉山が今季初の完投勝利。9回リグスに一発打たれて完封を逃す「かわいげ」も文句なし(笑)。Sは次Dだからね。リグスにもホームランキングへのモチベーションを持って頑張ってもらわんと(笑)。
右打者のインサイドを攻める球は、シュートなんだろうか。スピードはやや抑えめで130km/h台後半、しっかり腕を振ってきっちりとコースに決まっていた。このシュートを意識させ、体の開きを微妙に早くさせることで、豊富な持ち玉がより生きる。序盤に見せたカーブ、ブンブン系に上手く使ったフォーク、踏ん張り所では直球を要求したり、この日は矢野のリードも冴え渡り、えぐってはかわし、かわしては突っ込んでくる、杉山の良さが存分に出た。
実力者が信頼に応える投球をするのももちろん良い。だが成長途上の投手が、その場で出る結果をも肥やしにしながら、ぐんぐん伸びて行くのを見るのはもっと楽しい。
杉山はこれで8/20の今季初勝利以来、5戦3勝負けなし、その間の防御率は2.62と、なかなか安定している。遅杉っちゃあ遅杉なんだけど、この反省を生かして、来季は頭からフルで活躍してもらいたい。もちろん今季残り、目一杯取り返せよ。ナイスピッチング!
「カヤの外」というより「ヤブ蚊の群れの中」という感じなのが赤星。プロ野球人生の中で、今はいろんな重圧と戦わなきゃいけない時期なのかもね。チームとして余裕もないようなら、ユタカを先発にして、代走、守備要員としてベンチスタートにすれば良いんじゃないかな。現時点ではその方が実効的だろうし、ジリジリしているよりカンフルになる。このままにしておくと盗塁王追いつきそうにないし、即効性が欲しい。
岡田監督、サイン出したねぇ。6回ウラ、この回4点を取って6−0、なお一死二三塁で打席に杉山。その初球、三走鳥谷がスタート、杉山バントの構え!ところがマウンドのS二番手佐藤のコントロールが悪く、直球が外に抜け「なんちゃってウェスト」となって空振り、スクイズは失敗に終わる。確かに条件は揃っていた。次の赤星に当たりがないし、相手も無警戒、ダメ押し点を取りに行く局面の策としては良い判断だったと思う。3年目にして初のスクイズ、成功させたかったね。
守備でリズムを作って、攻撃に生かす。ここに来て、内野の守備が引き締まっているね。1回表、先頭青木のセカンド左を破りそうな強いゴロ、藤本特有の低い動きからバウンドを合わせてウキャっと飛びついた!力強く後ろ足で立ち上がり、素速く前足で送球、間に合ってアウト!この猿技が立ち上がりの悪い杉山を勇気づけた。
2−0でリードの6回は、打撃の良いS先発川島が先頭でヒット、上位にチャンスが回りそうなイヤな場面。青木、内角直球を弾き返すも、やや詰まり、ゴロは併殺網の藤本の正面へ、4−6−3と渡ってゲッツー。ウチの二遊間のパススピード、美しさはなかなかのスペクタクル。リーグ屈指の俊足左打者の引っ張った打球で余裕の併殺完成は見事だった。
鳥谷は地味なショートゴロを堅実にさばきまくっていたが、一つ一つのフットワーク、送球のスピードはワクワクさせるものがある。
7回真中のボテボテ三ゴロ、関本猛ダッシュからショートバウンドで上手く捕球すると、着地した足の蹴りを利用して、巧みなランニングスロー、鮮やか!運動の向きからマイナスの角度でクロスして投げなきゃならないプレーだが、デカい体に似合わず器用だ。
8回代打鈴木健のレフト前に文句なし!というライナー、サード関本ジャンプ!ドンピシャのタイミングのその最高到達点近くでこの打球をキャッチ!うおースゲー!デカい体がさらにデカく見えた!
関本も、藤本も、その集中力がよく伝わってくる。少しでも不甲斐ないプレーをしたら、ベンチにいる打点王に取って代わられる。絶対にこのポジションを渡すわけにはいかないという気迫が見える。
打つ方でも俄然この二人が光っていたなぁ。1点目、2点目を生み出した3回藤本の三塁打。試合が落ち着きかけた6回、重要な3点目となる関本のソロHR。後の爆発は、この2本が導火線となって生まれたものだ。「にはち」が当たっていると、打線は繋がるし、大量点になる。ましてや6番鳥谷が誘い球をしっかり見極めて四球を取るし、7番矢野が振れているとなれば、なかなか厚みのある攻撃ができる。むっちゃええ感じやな、さあ次の試合しよう!…え?3日休み?そんな殺生な…(笑)。
中4日で先発の杉山が今季初の完投勝利。9回リグスに一発打たれて完封を逃す「かわいげ」も文句なし(笑)。Sは次Dだからね。リグスにもホームランキングへのモチベーションを持って頑張ってもらわんと(笑)。
右打者のインサイドを攻める球は、シュートなんだろうか。スピードはやや抑えめで130km/h台後半、しっかり腕を振ってきっちりとコースに決まっていた。このシュートを意識させ、体の開きを微妙に早くさせることで、豊富な持ち玉がより生きる。序盤に見せたカーブ、ブンブン系に上手く使ったフォーク、踏ん張り所では直球を要求したり、この日は矢野のリードも冴え渡り、えぐってはかわし、かわしては突っ込んでくる、杉山の良さが存分に出た。
実力者が信頼に応える投球をするのももちろん良い。だが成長途上の投手が、その場で出る結果をも肥やしにしながら、ぐんぐん伸びて行くのを見るのはもっと楽しい。
杉山はこれで8/20の今季初勝利以来、5戦3勝負けなし、その間の防御率は2.62と、なかなか安定している。遅杉っちゃあ遅杉なんだけど、この反省を生かして、来季は頭からフルで活躍してもらいたい。もちろん今季残り、目一杯取り返せよ。ナイスピッチング!