自称阪神タイガース評論家（跡地）

少なくともよそ様に「ごるぁなにしとんねん！」という権利はないわな（笑）。クワトロＫもたいへんだな。どっちかというと３Ｋ（危険、キツイ、汚い）に近いような…。


ファームが公式戦日程を終了。残すスケジュールは、9/30山形で行われるファーム日本選手権、10/9から宮崎で開催されるフェニックス・リーグ（教育リーグ）くらいか。
狩野が首位打者になるらしい。規定打席に届かない分を凡退として計算する特別ルールが適用されるそうだ、へんなの。それでもＨＲ１０、打点４４はともにリーグ２位（ちなみに両部門のタイトルはどちらも喜田）なのだから、立派なもんだ。赤松、喜田にも言えることだが、あとはいかに一軍で使ってもらって、実戦経験を積むことができるか、今後の成長はそれにかかっていると思う。

レギュラーの座を脅かそうという若手にとって、岡田監督という監督は、極めてつらい監督だと思う。一二軍の入れ替えは極端に少なく、一軍ベンチに入っても出場機会が与えられることも極端に少ない。ハッキリ言ってしまえば、若手に経験を積ませるために起用するという考えがまったくないと言って良い。ただこれはこれで一つの考え方だとは思う。「ポジションは与えるものでなく奪うもの」なんて言うが、それを突き詰めていくと岡田型になるのだろう。まずは練習でなんとか首脳陣の目に留まるように力を見せて、来るとも限らないラッキーチャンスをじっと待つ。そしてそのチャンスで持てる力、それ以上のものを出し切らなければ、継続してチャンスを与えられることはないだろう。

私個人の趣味で言えば、例えば足のある赤松などはもっとスペシャリストの面を強化して、戦力として活用すべきだと思うし、林、喜田らは、もうちょっと経験を積ませるためだけに使ってやる度量があって良いと思う。
ただし捕手については、勝負に直結するだけに一軍経験を積ませるのもなかなか難しい。むしろ、二番手の座を常に切磋琢磨させることが大切で、たとえ浅井の打力が代打として必要だとしても、ライバルとの入れ替えを行う戦略性が必要だと思う。

矢野の存在は相変わらず大きいが、今季は１シーズンを戦う体力に不安を感じた。来季はいよいよ、「矢野後」のイメージがはっきり浮かぶような時期になりそうだ。今季の二軍での活躍で、狩野もその候補者としての権利を掴んだと思う。