2006.09.24 Sunday
考えてみれば、新庄の「明日も勝つ!」より大胆な標語なんだけど、こっちは良く効いている。来季はぜひ開幕から「全部勝つ!」でやって欲しいわ(笑)。
不振の赤星、8回一死満塁でレフト線への二塁打、二者を迎え入れる。なんでおたくのレフトそこに守ってんの?ドラゴンズ戦、見てなかったの?って感じもしたけど(笑)、なんにしても結果が出た方が良い。一打席目、出塁には至らなかったが先頭打者としてファールで粘ったり、努力と苦悩の様子がうかがえる。解説の掛布氏も言っていたが、「不振になったらまずはピッチャー返し」この金言につきると思うんだけどなぁ。それによって自然とスイングの軌道とフォームが良くなるものだから。
1回ウラ、下柳が攻め込まれて先制されるのだが、ラッキーだったね。一死一二塁から李がライトオーバーの二塁打。当たりが良すぎて、クッションを素速く処理した濱中が一走鈴木を三塁に止める。良い守備は良い守備なんだけど、まあなんといっても球場が狭い。ナゴドや甲子園なら、三塁打にしてしまっているかも知れない。一死二三塁で小久保のショートライナーで、三走鈴木まさかの飛び出しで併殺。前進していなかったので、ショート方向へのゴロなら突っ込むつもりだったのだろうけど、俊足ゆえに焦ったね。今季ボーンヘッドの連続で落ちていったG、ここも助かっちゃった。
下柳はあんまり良いとは思わなかったが、楽な試合展開で余裕があれば、なんとでもできるだけの技術とずるさがある。ヨシノブと阿部は飲んでかかっているフシがあるね。7回投げて1失点、悪い悪いと言われながらも11勝目なんだから、大したもんだ。一つ上の桑田が話題だが、丈夫で長生きした人が「勝ち」なんだとつくづく思う。
江草、久保田が調整登板。内容もいかにも調整って感じ。まあしゃーないかな。「全部勝つ!」をやっていれば、総力戦の試合もきっと出てくるから、その時はピリっと頼むよ。
「全部勝つ!」という絵空事に真実味を与えている原動力は、「死守!」だ。今岡が戻って来ても絶対にレギュラーは渡さないという気迫が関本から、藤本から溢れる。関本の奥行きのある打撃は相変わらず冴えているし、ここに来て藤本が負けじ魂を見せている。6回一死無走者からの見事なHR。林の弾道かと思うようなどデカイ一発だった。浜風の甲子園でも届いたんじゃないかな。狙って良い場面で、素晴らしい打撃。できるんだから、ちゃんとやれ!(笑)
そして5番の座を死守したい濱中が大活躍。じわじわと攻められ先制された直後の2回表、四球の金本を置いた第1打席。初球カーブでボールの後、2球目の真ん中から外低めへ落ちながら逃げるチェンジアップに、クロスステップで間合いを計り、強い右足の蹴り込みで発生した力を左肩で支える。その反作用でスムーズにバットが回転し、やや先端よりで正確に捉え、すくい上げる。下半身で生まれたエネルギーをヘッドの回転運動に変換する能力を「持って生まれた飛距離」と言うのだろうか、濱中のHRを見るたびにセンスを感じる。こういう打撃をされると、無条件に「かなわない」と思わせる効果があるんじゃないかなぁ。結果的に、この逆転2ラン1本で試合の流れが固まってしまった。凄いものを持っているよ、本当に。
不振の赤星、8回一死満塁でレフト線への二塁打、二者を迎え入れる。なんでおたくのレフトそこに守ってんの?ドラゴンズ戦、見てなかったの?って感じもしたけど(笑)、なんにしても結果が出た方が良い。一打席目、出塁には至らなかったが先頭打者としてファールで粘ったり、努力と苦悩の様子がうかがえる。解説の掛布氏も言っていたが、「不振になったらまずはピッチャー返し」この金言につきると思うんだけどなぁ。それによって自然とスイングの軌道とフォームが良くなるものだから。
1回ウラ、下柳が攻め込まれて先制されるのだが、ラッキーだったね。一死一二塁から李がライトオーバーの二塁打。当たりが良すぎて、クッションを素速く処理した濱中が一走鈴木を三塁に止める。良い守備は良い守備なんだけど、まあなんといっても球場が狭い。ナゴドや甲子園なら、三塁打にしてしまっているかも知れない。一死二三塁で小久保のショートライナーで、三走鈴木まさかの飛び出しで併殺。前進していなかったので、ショート方向へのゴロなら突っ込むつもりだったのだろうけど、俊足ゆえに焦ったね。今季ボーンヘッドの連続で落ちていったG、ここも助かっちゃった。
下柳はあんまり良いとは思わなかったが、楽な試合展開で余裕があれば、なんとでもできるだけの技術とずるさがある。ヨシノブと阿部は飲んでかかっているフシがあるね。7回投げて1失点、悪い悪いと言われながらも11勝目なんだから、大したもんだ。一つ上の桑田が話題だが、丈夫で長生きした人が「勝ち」なんだとつくづく思う。
江草、久保田が調整登板。内容もいかにも調整って感じ。まあしゃーないかな。「全部勝つ!」をやっていれば、総力戦の試合もきっと出てくるから、その時はピリっと頼むよ。
「全部勝つ!」という絵空事に真実味を与えている原動力は、「死守!」だ。今岡が戻って来ても絶対にレギュラーは渡さないという気迫が関本から、藤本から溢れる。関本の奥行きのある打撃は相変わらず冴えているし、ここに来て藤本が負けじ魂を見せている。6回一死無走者からの見事なHR。林の弾道かと思うようなどデカイ一発だった。浜風の甲子園でも届いたんじゃないかな。狙って良い場面で、素晴らしい打撃。できるんだから、ちゃんとやれ!(笑)
そして5番の座を死守したい濱中が大活躍。じわじわと攻められ先制された直後の2回表、四球の金本を置いた第1打席。初球カーブでボールの後、2球目の真ん中から外低めへ落ちながら逃げるチェンジアップに、クロスステップで間合いを計り、強い右足の蹴り込みで発生した力を左肩で支える。その反作用でスムーズにバットが回転し、やや先端よりで正確に捉え、すくい上げる。下半身で生まれたエネルギーをヘッドの回転運動に変換する能力を「持って生まれた飛距離」と言うのだろうか、濱中のHRを見るたびにセンスを感じる。こういう打撃をされると、無条件に「かなわない」と思わせる効果があるんじゃないかなぁ。結果的に、この逆転2ラン1本で試合の流れが固まってしまった。凄いものを持っているよ、本当に。