自称阪神タイガース評論家（跡地）

数年にわたる「井川問題」は一つの決着を迎える。
夢を早く叶えたい、わがままは許さん、お願いします、ＦＡまで待て、ＦＡだと一銭も入ってこないのか…両者の思惑が交差する。「ファンの世論」がどこにあるのか、どう向ければ良いのか…。いろいろと考える材料になったのは間違いない。さあ、いくらでどこになるのかね。予想してみよう。「クリーブランド２２億」←予想だから信じないように（笑）。

３０億払わなきゃいけないと思ってたら１億で済んで、今度は井川マネーまで入ってくるなんてね。
宮崎オーナーが「補強費に使う」と言っていると向けられて、岡田監督「屋根の補強と違うやろな。ちゃんとチームのためにと言うとかないとな」。不覚にもワロタ（笑）。


落合監督が中部圏の要人を集めた祝勝会で、３０分近くもスピーチをしたんだって。
落合監督は不人気だという説がある。地元の顔を立てないので総スカンを食らい、客の入りが悪いのだとか。しかし今季終盤の球場の様子、ファン感謝デーの大入りを見ていると、その情報が、なにか意図を持ったものであるように思えて仕方ない。いや、たとえ監督の人気がなくたって、球場がいっぱいになったり、ＴＶでたくさんの人が見てくれるなら関係ないしね。
低迷しかけていたチームの指揮を執り、３年間で優勝、２位、優勝。もし自分がファンの立場なら、少々愛想がなくたって、ありがたい監督だと思うだろう。ファンの支持がない、客の入りが悪いのは、そういうことにしたい人たちが足を引っ張っているからなのだと思う。もちろん、そんなことにならないように、普通にしてれば良いだけのことなんだけど、落合という人は、常に自ら世間との間にカベを一枚こしらえて、その反骨心を勝利のパワーに変えるようなところがあるのだから仕方ない。これが「落合システム」なのだ。
今年、Ｄが日本一になっちまってれば、いろんなモチベーションも低下しただろうが、去年のウチ同様、最後４連敗フィニッシュとなれば、その屈辱感たるや相当なものだろう（初めの１勝はあえて忘れて、自分と同じにするw）。来年も相手筆頭はＤだ。

落合野球は、守りの野球。野手を固めて、中継ぎを固めて、先発を固める。時期を見て、４番を固めて、３番、５番…。着々と「どう考えても勝てる」王国作りは進んでいるように見える。
対するウチも基本的には同じように守りの野球、ただし守備というより投手にその重きがある。Ｄとの違いは、やや「ショーアップ主義」なところ。「おまえら強いけどな、オモロないねん」という関西的価値観がそうさせるんだろうね。岡田監督の最大の良いところは、漫画みたいなキャラクターを生み出しやすいところだと思う。そういうところはけっこう好きかも。オフの今だから、のほほんと言えることではあるけれど（笑）。