2007.01.29 Monday
岡田監督のメンバー選考は、良く言えば「どっしり」としていて「重厚」だ。現在までに築いた評価を信頼し尊重する。悪く言えば「鈍重」で「融通が利かない」。監督の手腕を感じさせるような起用法というのはめったにない。
私含む「自称評論家」「自称真の監督」「自称影のオーナー」に言わせると、実に物足りなくもあるのだが、選手たち、特に実力者にとってみれば、集中しやすい環境を与えてもらえるということで好感を持っているようだ。これは個性ということなのだろう。
特に「レギュラー交代」「世代交代」については、慎重すぎるくらい慎重に進める監督だ。世代交代の名の下に、少々無理をして若手を使い続けるということを「露骨には」せず、同意形成を大切にすると言えるだろう。
唯一例外だったのは鳥谷の起用法で、前レギュラーの藤本を二塁にどけることに躊躇しなかったし、その後出し続けることにも迷いがなかった。もっともその年のドラフトNo.1だった鳥谷の逆指名を取り付けるために、そういう約束があったのかも知れない、まあこれは憶測。それでも鳥谷は真面目な男だから、そんなこととは関係なく、練習態度や着実な成長で「出続けるのが当然の選手」という評価を固めている。
去年、濱中が新しくレギュラーを掴んだが、これとて開幕スタメンは、キャンプからオープン戦にかけて「やっぱり桧山」の評価を得た桧山だった。だが桧山の不調時に、濱中がHR連発でチャンスをものにした。その移行はとても自然なものだったと思う。
ただしいくら皆が納得の序列だとしても、変化のチャンスが極端に少なすぎるようでは、やる気の低下を招いてしまう。今季はそのバランスをやや「若手有利」に振ってやる必要があると思う。そうしないと元気なように見えて、実は少しずつ血管が硬くなって、ある日突然、卒中で倒れるということになってしまうのだ。そのためには、少しずつ古い「細胞組織」には犠牲になってもらわないといけない。
金本が「不可侵」であるため、「二重標準」になってしまうのは了承してもらうしかないが、今年で言えば、下柳、矢野、シーツ、今岡あたりは、次世代の育成というチーム事情に「若干は」協力する必要があると思う。
で、多少の協力を得たのなら、若手の方はその恩を仇で返すような活躍で、上を脅かさなきゃいけない。今季、特にその役割を担わなきゃいけないのが、林、浅井、喜田、狩野、赤松、桜井、その他若い投手らだと思う。
今季は特にプレーオフという、「勢い」が大切なものがある。弾力性や若さが重要になるだけに、岡田監督のチーム運営による部分が大きくなるだろう。
私含む「自称評論家」「自称真の監督」「自称影のオーナー」に言わせると、実に物足りなくもあるのだが、選手たち、特に実力者にとってみれば、集中しやすい環境を与えてもらえるということで好感を持っているようだ。これは個性ということなのだろう。
特に「レギュラー交代」「世代交代」については、慎重すぎるくらい慎重に進める監督だ。世代交代の名の下に、少々無理をして若手を使い続けるということを「露骨には」せず、同意形成を大切にすると言えるだろう。
唯一例外だったのは鳥谷の起用法で、前レギュラーの藤本を二塁にどけることに躊躇しなかったし、その後出し続けることにも迷いがなかった。もっともその年のドラフトNo.1だった鳥谷の逆指名を取り付けるために、そういう約束があったのかも知れない、まあこれは憶測。それでも鳥谷は真面目な男だから、そんなこととは関係なく、練習態度や着実な成長で「出続けるのが当然の選手」という評価を固めている。
去年、濱中が新しくレギュラーを掴んだが、これとて開幕スタメンは、キャンプからオープン戦にかけて「やっぱり桧山」の評価を得た桧山だった。だが桧山の不調時に、濱中がHR連発でチャンスをものにした。その移行はとても自然なものだったと思う。
ただしいくら皆が納得の序列だとしても、変化のチャンスが極端に少なすぎるようでは、やる気の低下を招いてしまう。今季はそのバランスをやや「若手有利」に振ってやる必要があると思う。そうしないと元気なように見えて、実は少しずつ血管が硬くなって、ある日突然、卒中で倒れるということになってしまうのだ。そのためには、少しずつ古い「細胞組織」には犠牲になってもらわないといけない。
金本が「不可侵」であるため、「二重標準」になってしまうのは了承してもらうしかないが、今年で言えば、下柳、矢野、シーツ、今岡あたりは、次世代の育成というチーム事情に「若干は」協力する必要があると思う。
で、多少の協力を得たのなら、若手の方はその恩を仇で返すような活躍で、上を脅かさなきゃいけない。今季、特にその役割を担わなきゃいけないのが、林、浅井、喜田、狩野、赤松、桜井、その他若い投手らだと思う。
今季は特にプレーオフという、「勢い」が大切なものがある。弾力性や若さが重要になるだけに、岡田監督のチーム運営による部分が大きくなるだろう。