2007.03.13 Tuesday
近い所の日程とサンスポにあった投手登板予定を書いておこう。
14水 13:00小牧 CS中継なし 江草 (福原=鳴尾浜シート打撃)
15木 13:00静岡 スカイ・A sports+ ボーグルソン 能見 (安藤=鳴尾浜二軍戦)
16金 13:00千葉 J sports 1 ジャン
17土 13:00横浜 CS中継なし 小嶋(二番手)
18日 13:00東D 日テレG+ 下柳
茶化すようなことでもないんだけど、世論がドラフト制度改革に一気に向かう中でのナベツネ氏の発言、「こういうことが起きたから、じゃあ協約その他システムを変えようというのはファッショ(全体主義)的だよ。制度を変えるのは反対だ」「集団ヒステリーだ」。
彼の口から、ファッショやヒステリーをなじる言葉が出ようとは(笑)。(スポニチ)
今回の一連の騒動が、ファッショやヒステリーを呼んでいるというナベツネ氏の発言については、実は私も同意だったりする。向かう先の、完全ウェーバー、希望枠撤廃、FA短縮というそれぞれの政策については、現在の閉じた12球団で運営するという条件下では基本的に賛成なんだけどね。ただこういう雪崩のような流れじゃ、その政策によって期待される良い結果を生み出せないんじゃないかと懸念する。向かうべき先を示さない、小手先の制度変更は、失望の上塗りを呼ぶだけのように思う。
今、私が描いている究極の理想は(と言っても、いろんな人の意見を参考にして出来たイメージに過ぎないけどねw)、全国に普くクラブチームが存在し、入れ替え制に耐えたトップチームがトップリーグを形成ししのぎをけずるという形。おそらくそこには自由競争主義を基本として、地域格差是正などの細かな調整を加えるシステムがあるのだろう。ただし、これを実現するためには、現状の既得権益をぶっ壊すか、ぶっ壊れるか、平和的に放棄してもらう必要がある。その将来ビジョンが出てくることは、今は考えられない。
そこで、現状の既得権益を認めた枠組みでの改革となると、優先順位の一番は、絶対に不正を許さない、クリーンな運営を実現することになるべきだ。議論がここに集中し、この点にファッショなりヒステリーなりが集中するのであれば、私はその状況を歓迎する。
実は簡単なことである。一定の経営情報を公開すること。常識的な外部監査機関導入を義務づけること。不正に対する業界内のペナルティを厳重にすること。たったのこれだけで、プロ野球界は一気に文明化する。そのために、いろんな「司法取引」に応じたって良いよ。過去のしがらみには目をつぶってやることにしたら良い。ぐっちゃぐっちゃに汚れたものを公開できるように正す猶予期間を与えても良い。実際のところ、プロ野球経営の実態は、もし公表しようものなら、大衆にそっぽを向かれるような酷いものだから秘密にしているのだろう。それを表もウラもない、どこに出しても恥ずかしくないものにすることが優先順位1番だと思う。
先日TVで、北京オリンピックに向けて市民のマナー向上キャンペーンが行われているという話題を見た。中国では、例えばバスに乗るために、列を作って並ぶ習慣がないという。バス停前は常に大混乱、バスが来るたびに押し合いへし合い割り込み合いの大騒動になる。乗客の一人は「なんで並ばないんですか?」と問われると「並んでたら一生乗れないじゃないか」アホかとでも言いたげに返事をした。それを当局が定期的に指導し、ロープを張って並ばせるキャンペーンを始めたという。整然と列を作り、順々にバスに乗っていく。乗客に聞くと、「ムダなエネルギーを使わずに良い。気持ちが良い」。
自己の衝動的な欲求を抑制し、ひとまず公益を優先することで、自分を含め多くの人がその先にある大きな恩恵に浴することができる。ハタから見れば簡単で当たり前のように思えるが、これはどこの国でも通ってきた文明化の道だ。わかってしまえば簡単なことでも、慣習、伝統的な考え方、思い込みや偏見などがそれをわからなくするのだろう。
優勝劣敗が大原則であるスポーツの世界は、とかく文明化が遅れがちだ。かのMLBだって、長い歴史の中で経営が文明化したと言えるのは、ここわずかな期間だけ、情報の公開という点ではまだ道半ばだ。順調に発展しているように見える欧州サッカー界でも、国によってはまったく文明化していないリーグもある。
残念ながら日本プロ野球界は、文明化しているとは言えない。現在の騒動、混乱は、バスに乗り込もうと、押したり割り込んだりしている乗客の姿に似ている。
14水 13:00小牧 CS中継なし 江草 (福原=鳴尾浜シート打撃)
15木 13:00静岡 スカイ・A sports+ ボーグルソン 能見 (安藤=鳴尾浜二軍戦)
16金 13:00千葉 J sports 1 ジャン
17土 13:00横浜 CS中継なし 小嶋(二番手)
18日 13:00東D 日テレG+ 下柳
茶化すようなことでもないんだけど、世論がドラフト制度改革に一気に向かう中でのナベツネ氏の発言、「こういうことが起きたから、じゃあ協約その他システムを変えようというのはファッショ(全体主義)的だよ。制度を変えるのは反対だ」「集団ヒステリーだ」。
彼の口から、ファッショやヒステリーをなじる言葉が出ようとは(笑)。(スポニチ)
今回の一連の騒動が、ファッショやヒステリーを呼んでいるというナベツネ氏の発言については、実は私も同意だったりする。向かう先の、完全ウェーバー、希望枠撤廃、FA短縮というそれぞれの政策については、現在の閉じた12球団で運営するという条件下では基本的に賛成なんだけどね。ただこういう雪崩のような流れじゃ、その政策によって期待される良い結果を生み出せないんじゃないかと懸念する。向かうべき先を示さない、小手先の制度変更は、失望の上塗りを呼ぶだけのように思う。
今、私が描いている究極の理想は(と言っても、いろんな人の意見を参考にして出来たイメージに過ぎないけどねw)、全国に普くクラブチームが存在し、入れ替え制に耐えたトップチームがトップリーグを形成ししのぎをけずるという形。おそらくそこには自由競争主義を基本として、地域格差是正などの細かな調整を加えるシステムがあるのだろう。ただし、これを実現するためには、現状の既得権益をぶっ壊すか、ぶっ壊れるか、平和的に放棄してもらう必要がある。その将来ビジョンが出てくることは、今は考えられない。
そこで、現状の既得権益を認めた枠組みでの改革となると、優先順位の一番は、絶対に不正を許さない、クリーンな運営を実現することになるべきだ。議論がここに集中し、この点にファッショなりヒステリーなりが集中するのであれば、私はその状況を歓迎する。
実は簡単なことである。一定の経営情報を公開すること。常識的な外部監査機関導入を義務づけること。不正に対する業界内のペナルティを厳重にすること。たったのこれだけで、プロ野球界は一気に文明化する。そのために、いろんな「司法取引」に応じたって良いよ。過去のしがらみには目をつぶってやることにしたら良い。ぐっちゃぐっちゃに汚れたものを公開できるように正す猶予期間を与えても良い。実際のところ、プロ野球経営の実態は、もし公表しようものなら、大衆にそっぽを向かれるような酷いものだから秘密にしているのだろう。それを表もウラもない、どこに出しても恥ずかしくないものにすることが優先順位1番だと思う。
先日TVで、北京オリンピックに向けて市民のマナー向上キャンペーンが行われているという話題を見た。中国では、例えばバスに乗るために、列を作って並ぶ習慣がないという。バス停前は常に大混乱、バスが来るたびに押し合いへし合い割り込み合いの大騒動になる。乗客の一人は「なんで並ばないんですか?」と問われると「並んでたら一生乗れないじゃないか」アホかとでも言いたげに返事をした。それを当局が定期的に指導し、ロープを張って並ばせるキャンペーンを始めたという。整然と列を作り、順々にバスに乗っていく。乗客に聞くと、「ムダなエネルギーを使わずに良い。気持ちが良い」。
自己の衝動的な欲求を抑制し、ひとまず公益を優先することで、自分を含め多くの人がその先にある大きな恩恵に浴することができる。ハタから見れば簡単で当たり前のように思えるが、これはどこの国でも通ってきた文明化の道だ。わかってしまえば簡単なことでも、慣習、伝統的な考え方、思い込みや偏見などがそれをわからなくするのだろう。
優勝劣敗が大原則であるスポーツの世界は、とかく文明化が遅れがちだ。かのMLBだって、長い歴史の中で経営が文明化したと言えるのは、ここわずかな期間だけ、情報の公開という点ではまだ道半ばだ。順調に発展しているように見える欧州サッカー界でも、国によってはまったく文明化していないリーグもある。
残念ながら日本プロ野球界は、文明化しているとは言えない。現在の騒動、混乱は、バスに乗り込もうと、押したり割り込んだりしている乗客の姿に似ている。