2007.03.31 Saturday
黒田がものすごく良かったというわけでもないので攻略できなかったのは残念。しかし逆に球が散っていたので、配球を見ながら投手を追い込んでいくタイプの多いタイガース打線にはそれが良かったのかも知れないね。
こういう「開幕したのに開幕せず」みたいな開幕戦、多いよなぁ。今日はしっかりとみんなで開幕しないといかんね。
もうこのなんちゅうか潔すぎるというか、「やあやあ我こそは」みたいな感じはなんとかならんか?(笑)。8回ウラ相手が3四球でくれた一死満塁、打者は金本、今岡。ここで二人倒れて、こらあかん。確かにここで打ったら勝ち、打てなきゃ負け、その通りなんだけどね。
追加点を取られ、0−2となった6回ウラ、関本内野安打、下柳の代打林の右前クリーンヒットで無死一二塁。期待の鳥谷は高めの直球に押され、一二塁間へのゴロ。セカンド東出追いついて、体をひねって二塁送球、この球がややライト側に高くそれる、ショート梵、ジャンプしながらこの送球をキャッチ、着地とともに一走林のスライディングをかわしながら一塁送球。これは見事なプレー、一塁は際どい…アウトのジャッジ。併殺となった。いや、ちょっと待ってよ。確かに美しい流れの中で、梵の華麗さに免じて二塁アウトにしちゃう気持ちはわかるけど、送球それて思いっきり足離れていた現実も考慮してーな。一塁、同時やろ!二塁アウトなら一塁セーフにまけてや!とまあ、抗議しても判定は変わらないけど、ベンチから誰も出て来ないし、もう鳥谷なんて悔しがるでもなくあっさり帰って来ちゃうし。あの場面で二ゴロ打った自分が悪い、ってなもんなんだろうけど、武士道もたいがいにしとけ(笑)。
カープの2点目、6回表二死満塁から倉の三塁内野安打は悔しかったなぁ。打球判断が難しいバウンドだったが、結果的に下がって裁いては勝機なし、ギャンブルで前に突っ込むしかない打球だった。「守備の今岡」を見せるチャンスだったのに残念。
それと8回表一死一二塁、梵がライト濱中への平凡なフライで、二走倉が躊躇なく三進。ちょっと寂しいプレーだった。
下柳、橋本健、桟原、相木は上々の開幕だろう。がんばってもらわんとね。
この回抑えればこの試合…誰もが思った8回表、マウンドに上がった吉野が左飛、四球(盗塁)、タイムリー二塁打で失点。変わった桟原も吉野が残した走者を帰される。試合展開の中では、この吉野の2失点が痛すぎた。
今年の吉野は調子が良いと思う。それを思わせたのは、キャンプ、オープン戦、新人捕手清水とのコンビで、内角をビシビシえぐる投球を決めた時。予め打ち合わせて強気の投球をすると決めていたという。本人も強気の投球ができる時の自分が強いということはよく自覚しているはずだ。
吉野を語る時、いつでも引き合いに出す03年、最強ダイエーホークス打線を相手にした日本シリーズ。吉野は松中、ズレータ、城島にまったく臆することなく、内をえぐり、外を泳がせた。まるで打たれるはずがないとわかっているかのように腕を振った。恐らく打席の強打者たちは、なぜあのひょろひょろの色白の左腕はあんなに強気なんだ?わけわからん…と憤慨していたかも知れない。
強気でいきたいのはやまやまだが、それは自分だけで決められることではない。矢野は1点ビハインドの終盤8回、打者右の緒方孝市という状況で、「吉野の強気」に賭けることはしなかった。スライダーや直球をボールゾーンを含めた内角に求めることは一度もなく、外のシュートを投げさせ、四球となってしまった。
だからなにさ。吉野がアウトローいっぱいにシュートを集められれば良かっただけ。こういう場面で何度緒方に痛い目にあわされたか。制球力のない吉野が悪い。話はそれでおしまいだ。うん、確かにそのとおり。矢野が悪いわけじゃない。
でもさあ、吉野ってそういうヤツじゃないか。もうわかってるじゃないか。みんなでよってたかって自信を持たせてやらなきゃいけない投手なんだって。どうしても中継ぎとして、なんとしても働いてもらわなきゃいけない投手だって。
吉野は打たれて自信を失うような投手じゃない。捕手に信用されずに、チームに信用されずに自信を失った投手だ。矢野は四球でも良いと思っていたかも知れないが、おそらく吉野は違う気持ちで開幕戦のマウンドにいたと思う。
早いタイミングでまたチャンスをあげられると良いね。
こういう「開幕したのに開幕せず」みたいな開幕戦、多いよなぁ。今日はしっかりとみんなで開幕しないといかんね。
もうこのなんちゅうか潔すぎるというか、「やあやあ我こそは」みたいな感じはなんとかならんか?(笑)。8回ウラ相手が3四球でくれた一死満塁、打者は金本、今岡。ここで二人倒れて、こらあかん。確かにここで打ったら勝ち、打てなきゃ負け、その通りなんだけどね。
追加点を取られ、0−2となった6回ウラ、関本内野安打、下柳の代打林の右前クリーンヒットで無死一二塁。期待の鳥谷は高めの直球に押され、一二塁間へのゴロ。セカンド東出追いついて、体をひねって二塁送球、この球がややライト側に高くそれる、ショート梵、ジャンプしながらこの送球をキャッチ、着地とともに一走林のスライディングをかわしながら一塁送球。これは見事なプレー、一塁は際どい…アウトのジャッジ。併殺となった。いや、ちょっと待ってよ。確かに美しい流れの中で、梵の華麗さに免じて二塁アウトにしちゃう気持ちはわかるけど、送球それて思いっきり足離れていた現実も考慮してーな。一塁、同時やろ!二塁アウトなら一塁セーフにまけてや!とまあ、抗議しても判定は変わらないけど、ベンチから誰も出て来ないし、もう鳥谷なんて悔しがるでもなくあっさり帰って来ちゃうし。あの場面で二ゴロ打った自分が悪い、ってなもんなんだろうけど、武士道もたいがいにしとけ(笑)。
カープの2点目、6回表二死満塁から倉の三塁内野安打は悔しかったなぁ。打球判断が難しいバウンドだったが、結果的に下がって裁いては勝機なし、ギャンブルで前に突っ込むしかない打球だった。「守備の今岡」を見せるチャンスだったのに残念。
それと8回表一死一二塁、梵がライト濱中への平凡なフライで、二走倉が躊躇なく三進。ちょっと寂しいプレーだった。
下柳、橋本健、桟原、相木は上々の開幕だろう。がんばってもらわんとね。
この回抑えればこの試合…誰もが思った8回表、マウンドに上がった吉野が左飛、四球(盗塁)、タイムリー二塁打で失点。変わった桟原も吉野が残した走者を帰される。試合展開の中では、この吉野の2失点が痛すぎた。
今年の吉野は調子が良いと思う。それを思わせたのは、キャンプ、オープン戦、新人捕手清水とのコンビで、内角をビシビシえぐる投球を決めた時。予め打ち合わせて強気の投球をすると決めていたという。本人も強気の投球ができる時の自分が強いということはよく自覚しているはずだ。
吉野を語る時、いつでも引き合いに出す03年、最強ダイエーホークス打線を相手にした日本シリーズ。吉野は松中、ズレータ、城島にまったく臆することなく、内をえぐり、外を泳がせた。まるで打たれるはずがないとわかっているかのように腕を振った。恐らく打席の強打者たちは、なぜあのひょろひょろの色白の左腕はあんなに強気なんだ?わけわからん…と憤慨していたかも知れない。
強気でいきたいのはやまやまだが、それは自分だけで決められることではない。矢野は1点ビハインドの終盤8回、打者右の緒方孝市という状況で、「吉野の強気」に賭けることはしなかった。スライダーや直球をボールゾーンを含めた内角に求めることは一度もなく、外のシュートを投げさせ、四球となってしまった。
だからなにさ。吉野がアウトローいっぱいにシュートを集められれば良かっただけ。こういう場面で何度緒方に痛い目にあわされたか。制球力のない吉野が悪い。話はそれでおしまいだ。うん、確かにそのとおり。矢野が悪いわけじゃない。
でもさあ、吉野ってそういうヤツじゃないか。もうわかってるじゃないか。みんなでよってたかって自信を持たせてやらなきゃいけない投手なんだって。どうしても中継ぎとして、なんとしても働いてもらわなきゃいけない投手だって。
吉野は打たれて自信を失うような投手じゃない。捕手に信用されずに、チームに信用されずに自信を失った投手だ。矢野は四球でも良いと思っていたかも知れないが、おそらく吉野は違う気持ちで開幕戦のマウンドにいたと思う。
早いタイミングでまたチャンスをあげられると良いね。