自称阪神タイガース評論家（跡地）

悪いカゼが流行っているので体調を崩さないようにして欲しいと思うが、どうやらタイガースにもカゼ禍がふりかかっているらしい。チーム関係者にはインフルエンザになっちゃった人がいるとか、相木の抹消も体調面の問題があったとか、良い話がないねぇ（サンスポ）。
そして濱中右肩痛で離脱という追い打ち（スポニチ）。赤星の首にかかっているであろう「無理」も気になるし、４月下旬にしてすでに踏ん張りどころがやってきたという感じ。


福原、渡辺、藤原を登録して、橋本、高橋光、相木を抹消。


狩野が２試合連続のＨＲ。３試合で４打点か、こういうことがあるんだなぁ。これからどうやって使っていくのかな。本人はノリノリ、周囲はヒートアップだろうけど、チーム内の空気とマッチさせないといけないんだろうなぁ。まああまり気にせず、どんどんスタメンマスク被らせて、肝心なところで矢野に替えるという使い方もあるとは思う。

しかしなんだな、言いたかないが、ジャイアンツ強いな。まさに０３年のタイガースに雰囲気が良く似ている。こっちも燃えカスみたいな戦い方してる場合じゃないぜ。新しい燃料をガンガン入れていかないと、エネルギーの量で圧倒されてるわ。



今季絶好調のＧ先発高橋尚に対し、４回ウラ１点を返して１−３、なお一死一三塁で９番福原。代打か続投かという判断は簡単なものではない。例えばここで代打（狩野でも、この日上げた藤原でも赤松でも良い）に出て、ビッグイニング５点とって大逆転したとする。この後、５，６，７回を、中村泰とこの日上げた渡辺で２点のリードを守らなくてはいけない（江草、久保田を使えという声もあろうが、前日までの無理使いで、おそらく使えるコンディションにはなかっただろう）。福原に３回を抑えてもらい、もうひと山に賭けるという目論見はアリだと思う。しかし、完封完封で来ている高橋尚が当たりのないタイガース打線に対して隙を見せる可能性はそう高くない。すでにどっちに転んでも厳しい選択だったのかも知れない。

つまり言えることは、「判断が簡単なものでない」そういう状況そのものがいけないのだということ。
二軍でも先発調整させてきた福原を、中継ぎで使うはめになっていることが決定的にまずいのだ。故障明けのエース福原が、先発ＫＯ後のロングリリーフという汚れ役をやることになると、本人含め誰が思っていただろうか。やらなきゃいけない、やってもらわなきゃいけない…チーム事情がわからない子どもではない。そのつもりで一所懸命やったとは思う。しかし心も体もそういう準備のない中で、ベテラン投手の感情に火をつけるというのはハタで思うほど簡単じゃない。
桟原にせよダーウィンにせよ江草にせよ中村泰にせよ筒井にせよ橋本にせよ…、話と準備によっては、その仕事にいつでも命を燃やせる投手はたくさんいる。いるのに活用できないこと、必要な時に使えなくしてしまっていることが痛すぎる。
この強いタイガースを支えてきたのはブルペン。それはＪＦＫだけの話じゃない。ブルペンの気力を削ぐような起用法が続く限り、タイガースの厳しい時期は続くのかも知れない。
こんなグダグダな状況だけど、今は甲子園のスタンドが力を与えるしかないと思うよ。
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