2007.06.11 Monday
試合前の雨で30分試合開始を遅らせて完璧なコンディションを作ったのに、試合成立直前に雷を伴った集中豪雨。1点リードのH杉内としてはあと一人を打ち取って試合成立にしておきたかったが、この日打撃不振の1番赤星に代わって入った桜井が粘って粘って最後は手元滑らせて四球。難しい判断だったが、ここで中断。物凄い豪雨で続行は困難かと思われたが、負けているからといって安易にノーゲームにできないのは、予備日できつくなる交流戦の日程のこともあるし、なにより払い戻し&売り直しによる大損害を避けたいというのが第一だったろう。でもそんな上層部の判断など関係なく、手際よくグラウンドを整えていくグラウンドキーパーたちの仕事はいつもながら凄い。勝って報いることができて良かったね。
太陽に代えて登録のジャンが即先発で好投。小久保のタイムリーは失投だったけど、内容は良かった。前日吉野に代えて登録のジェフも戻ってきて、全体の気分は明るい方向に行っているね。
それにしても、こんな「新しい勝利パターン」だけはカンベンしてくれ(笑)。攻撃陣はゼロ行進ながらも、僅差ビハインドを守り、JFKも注ぎ込んで、最終回にムクムク動き出して逆転勝利、勝利投手は藤川。
ただ前回の平野佳にしても昨日の杉内にしても、本当に良く投げているのは間違いないと思うけど。
杉内はスライダーがひっかかり気味の立ち上がりで、必ずしも完調ではなかったが、ここという所は外さない勝てる投球。悪天候、長すぎる中断を挟んでも揺るがないんだからさすがだよなぁ。高めの球も上手く使って、タイガース弱虫打線を手玉に取ってきたが、9回鳥谷に打たれた1球は、低めに狙った球が浮いてしまったことを悔やんでいるのではないか。この9回ウラ先頭鳥谷左中間二塁打から始まるタイガースの攻撃は、まるでここしばらくの「得点機アレルギー」がウソのような流れるような美しさ。この日ライトでスタメン起用も、ここまで良い所なしの浅井が1球でバントを決めて一死三塁。続いてこの日スタメン起用もフライアウトばかりの野口が初球のインハイスライダーを狙い打ってレフトフライ。犠飛には距離十分の非常に良い打球だった。
JFKが始まった途中で橋本健を挟んだのは新しいね。本人、「こんな厳しいところで…」なんてコメントしているようだが(サンスポ)、ただの1点ビハインド、いつもやっている仕事やん(笑)。ただJFKに挟まったということがそういう意識にさせるんだね。面白い、どんどんやったら良いと思う。
目映いばかりの林サヨナラHRの試合、それだけに悲しくて仕方なかったのが今岡の打席だった。チームの勝利や、出ている走者を返すこと、そういう結果を求めるあまり、今岡の最大の武器である「感覚」を鈍らせている。意識で打つ打者じゃないんだから、あまり「単打狙い」とか「ライトヒッティング」とか考えないで、「めっちゃ速い打球を打つ」くらいのイメージで何も考えないで振って欲しいわ。
さて、林のサヨナラHRについてはもう何も言うことないや(笑)。初めのファールで篠原のスライダーの軌道をインプットして解析完了しちゃうスイングセンサーのことも前に書いたし、静かに見えて強靱な体幹が引き起こす竜巻のような旋回力、そして最後のインパクトだけ超スローモーションの精密さがあることも書いたし、堅い木のバットを硬質ゴムのようにヘッドだけしならせる瞬間的パワーのことも書いたし…(笑)。
むしろその前の関本がよく思いっきり振った。入っちゃえば良かったのにね。走者二塁、左投手ということでミートに集中できたのが林には良かったのだろう。こういう凄い所では必ず打つだろうから、あとはそうでもないところでもどうやって打つかだね(笑)。
まあとにかく理屈も何もない。あそこでああいうでっかいホームランを打てる。もうただそれだけで十分。泣けちゃうようなホームランを見せてくれただけで嬉しいのに、さらにどう考えてもまだ上があるんだから、さらに泣ける。
●○●○●○。辛抱のオセロ。なんとしてもホークス相手の圧勝が欲しい。
だから、攻めろ攻めろ!守っている時も攻めるんだ!
太陽に代えて登録のジャンが即先発で好投。小久保のタイムリーは失投だったけど、内容は良かった。前日吉野に代えて登録のジェフも戻ってきて、全体の気分は明るい方向に行っているね。
それにしても、こんな「新しい勝利パターン」だけはカンベンしてくれ(笑)。攻撃陣はゼロ行進ながらも、僅差ビハインドを守り、JFKも注ぎ込んで、最終回にムクムク動き出して逆転勝利、勝利投手は藤川。
ただ前回の平野佳にしても昨日の杉内にしても、本当に良く投げているのは間違いないと思うけど。
杉内はスライダーがひっかかり気味の立ち上がりで、必ずしも完調ではなかったが、ここという所は外さない勝てる投球。悪天候、長すぎる中断を挟んでも揺るがないんだからさすがだよなぁ。高めの球も上手く使って、タイガース弱虫打線を手玉に取ってきたが、9回鳥谷に打たれた1球は、低めに狙った球が浮いてしまったことを悔やんでいるのではないか。この9回ウラ先頭鳥谷左中間二塁打から始まるタイガースの攻撃は、まるでここしばらくの「得点機アレルギー」がウソのような流れるような美しさ。この日ライトでスタメン起用も、ここまで良い所なしの浅井が1球でバントを決めて一死三塁。続いてこの日スタメン起用もフライアウトばかりの野口が初球のインハイスライダーを狙い打ってレフトフライ。犠飛には距離十分の非常に良い打球だった。
JFKが始まった途中で橋本健を挟んだのは新しいね。本人、「こんな厳しいところで…」なんてコメントしているようだが(サンスポ)、ただの1点ビハインド、いつもやっている仕事やん(笑)。ただJFKに挟まったということがそういう意識にさせるんだね。面白い、どんどんやったら良いと思う。
目映いばかりの林サヨナラHRの試合、それだけに悲しくて仕方なかったのが今岡の打席だった。チームの勝利や、出ている走者を返すこと、そういう結果を求めるあまり、今岡の最大の武器である「感覚」を鈍らせている。意識で打つ打者じゃないんだから、あまり「単打狙い」とか「ライトヒッティング」とか考えないで、「めっちゃ速い打球を打つ」くらいのイメージで何も考えないで振って欲しいわ。
さて、林のサヨナラHRについてはもう何も言うことないや(笑)。初めのファールで篠原のスライダーの軌道をインプットして解析完了しちゃうスイングセンサーのことも前に書いたし、静かに見えて強靱な体幹が引き起こす竜巻のような旋回力、そして最後のインパクトだけ超スローモーションの精密さがあることも書いたし、堅い木のバットを硬質ゴムのようにヘッドだけしならせる瞬間的パワーのことも書いたし…(笑)。
むしろその前の関本がよく思いっきり振った。入っちゃえば良かったのにね。走者二塁、左投手ということでミートに集中できたのが林には良かったのだろう。こういう凄い所では必ず打つだろうから、あとはそうでもないところでもどうやって打つかだね(笑)。
まあとにかく理屈も何もない。あそこでああいうでっかいホームランを打てる。もうただそれだけで十分。泣けちゃうようなホームランを見せてくれただけで嬉しいのに、さらにどう考えてもまだ上があるんだから、さらに泣ける。
●○●○●○。辛抱のオセロ。なんとしてもホークス相手の圧勝が欲しい。
だから、攻めろ攻めろ!守っている時も攻めるんだ!