2007.07.02 Monday
鳥谷 10打数4安打1打点
赤星 5打数0安打1四球1犠打
庄田 4打数1安打1四球
シーツ 9打数1安打1打点1犠飛
金本 7打数4安打1四球2打点2本塁打
今岡 8打数4安打
林 7打数4安打2打点1本塁打
矢野 3打数1安打1四球2打点
野口 4打数2安打1打点
藤本 2打数0安打
関本 2打数0安打
坂 4打数2安打1打点
投手 3打数1安打1犠飛2打点
桜井 2打数2安打1打点
桧山 1打数0安打
まだ上位から中軸へ大チャンスを回すという展開を作れていないのが減点ポイントだが、そこにさらなる上積みがあると考えようか。いろんな仕掛けがそれなりに動作しているので、総合評価は「かなり良い」で良いんじゃないかな。
嬉しかったこと。7回二死から鳥谷がこの日3本目のヒットで出塁。当然の盗塁機。前日もこういうシチュエーションでスタートを切っている。鳥谷大きなリードで圧力をかけて、寺原牽制球2つ。打者庄田は速い球に合わせて待てる。4球目、150km/hのシュート回転が高めに浮いたところを、素直に弾き返し三遊間を破る。シーツ凡退で得点には結びつかなかったが、こういう姿勢は今後も継続していって欲しい。
主張を感じさせる前日のオーダーを変える。赤星に代えて庄田(守備は林をセンターに)、藤本に代えて坂。捕手は上園のパートナー野口。調子の良いものから使っていくよということか、若者路線もちゃんとやっていくから心配するなという外へのメッセージか。
上園の犠飛素晴らしい。全打席でバスターヒッティング。相手投手の球をしっかり見る意識の高さ。相手の配球、制球の甘さにも助けられた。
鳥谷タイムリー含む3安打。どっしり構えてやれば良いのよ。守備時、フライの対応をもっとしっかり。
金本連日のHR。両方ソロってのがもったいない。足をひきずっていたのが気になるが、心配しても意味ないからしない(笑)。もっと上げてくるだろう、当然。
野口タイムリー二塁打。昨日の矢野と同じようにね。リードも良いし、なんかムッチャ頼りになる。
その他皆よく働いたよ(笑)。
結果的に点差がついてしまったが、JFは調整登板。藤川が最後に鈴木尚を打ち取ったのは新球チェンジアップだって(サンスポ)。腕もしっかり振れていたから、武器になると思う。
それにしても4−1、3点差になった直後6回ウラから久保田投入ってのはちょっといただけない。79球、夏のデーゲーム、村田、金城、さらにHRを打たれた同級生吉村という主軸を迎えるところは確かに苦しい。しかしスタミナが売りの上園なんだから、もう少しずつ試練のハードルを上げていっても良い頃だと思う。スイッチするにしても2点くれてやるつもりで桟原を出してみいっつうの。大丈夫、大丈夫、打たれないし、打たれたってどうってことないよ。正しいことをやっていれば、大きく流れを失ったりはしないよ。
それにしても久保田。凄いね。これだけ働いてるのに、ことあるたびに「去年のことを考えたらまだまだ全然足りない」と発言する。この言葉と、不運な安打を重ねられても黙々と強いボールを投げ続ける久保田を見て、何も感じないような選手なら要らない。
これからタイガースは、若手の台頭とベテランの巻き返し、さらには怪我人や不調者の復調でV字回復を見せつけるわけだが、そのV字すべての軌跡においてチームを背骨として支え続けているのが久保田であることを忘れてはならない。07タイガースは、フィジカル&メンタル両面で久保田のチームなのだ。
ベイ先発寺原の立ち上がりは相当良かった。直球が走って低めに決まる。重心をずらして投げるシュートも150km/hを越える。カーブで緩急をつけ、フォークを落とす。これは手こずる。強いボールで完全に抑え込まれるという形が、前半のタイガースは多かっただけに早く1点欲しい。
そこで3回に飛び出た坂の一発にはびっくりした。2−0と追い込まれた3球目、寺原はインローでヒザを引かせようとしたが、坂はヒザから下はそのままに腰から背中をたわめるようにして間合いを作り、肩は開かず腰を開いて、走るはずのないバットのヘッドを無理矢理走らせる。すくい打ち。ふらふらと上がった打球は切れることなくライトスタンド最前列に落ちた。反応だけで打ったように見えたが、面白い打者だ。広島、東京ドーム、神宮、横浜と狭い球場の多いセの場合は、こういう打撃がとても有効。甲子園やナゴヤではちゃんとファールにしないとダメだけどね。
同点に追いつかれた直後、5回表に奪った突き放しの2点も坂の点。アウトローに逃げる150km/hのシュートにバットが伸びる。鋭く三塁線を抜き二塁打。一死二三塁とした。ただ合わせただけなのだが1−2から相手の最高のボールにこれまた素直に反応する。先のHRにしても、この二塁打にしても、そこを打たれちゃゴメンナサイのコース。良い投手を崩すには、こういう打者のこういう打撃が何より効く。
この坂の活躍の意味はデカすぎる。ベンチ最年少の活躍はそれだけでチームを明るくするが、それ以上に内野手全員にピリッとした緊張感が生まれる。ナイスナイス!
赤星 5打数0安打1四球1犠打
庄田 4打数1安打1四球
シーツ 9打数1安打1打点1犠飛
金本 7打数4安打1四球2打点2本塁打
今岡 8打数4安打
林 7打数4安打2打点1本塁打
矢野 3打数1安打1四球2打点
野口 4打数2安打1打点
藤本 2打数0安打
関本 2打数0安打
坂 4打数2安打1打点
投手 3打数1安打1犠飛2打点
桜井 2打数2安打1打点
桧山 1打数0安打
まだ上位から中軸へ大チャンスを回すという展開を作れていないのが減点ポイントだが、そこにさらなる上積みがあると考えようか。いろんな仕掛けがそれなりに動作しているので、総合評価は「かなり良い」で良いんじゃないかな。
嬉しかったこと。7回二死から鳥谷がこの日3本目のヒットで出塁。当然の盗塁機。前日もこういうシチュエーションでスタートを切っている。鳥谷大きなリードで圧力をかけて、寺原牽制球2つ。打者庄田は速い球に合わせて待てる。4球目、150km/hのシュート回転が高めに浮いたところを、素直に弾き返し三遊間を破る。シーツ凡退で得点には結びつかなかったが、こういう姿勢は今後も継続していって欲しい。
主張を感じさせる前日のオーダーを変える。赤星に代えて庄田(守備は林をセンターに)、藤本に代えて坂。捕手は上園のパートナー野口。調子の良いものから使っていくよということか、若者路線もちゃんとやっていくから心配するなという外へのメッセージか。
上園の犠飛素晴らしい。全打席でバスターヒッティング。相手投手の球をしっかり見る意識の高さ。相手の配球、制球の甘さにも助けられた。
鳥谷タイムリー含む3安打。どっしり構えてやれば良いのよ。守備時、フライの対応をもっとしっかり。
金本連日のHR。両方ソロってのがもったいない。足をひきずっていたのが気になるが、心配しても意味ないからしない(笑)。もっと上げてくるだろう、当然。
野口タイムリー二塁打。昨日の矢野と同じようにね。リードも良いし、なんかムッチャ頼りになる。
その他皆よく働いたよ(笑)。
結果的に点差がついてしまったが、JFは調整登板。藤川が最後に鈴木尚を打ち取ったのは新球チェンジアップだって(サンスポ)。腕もしっかり振れていたから、武器になると思う。
それにしても4−1、3点差になった直後6回ウラから久保田投入ってのはちょっといただけない。79球、夏のデーゲーム、村田、金城、さらにHRを打たれた同級生吉村という主軸を迎えるところは確かに苦しい。しかしスタミナが売りの上園なんだから、もう少しずつ試練のハードルを上げていっても良い頃だと思う。スイッチするにしても2点くれてやるつもりで桟原を出してみいっつうの。大丈夫、大丈夫、打たれないし、打たれたってどうってことないよ。正しいことをやっていれば、大きく流れを失ったりはしないよ。
それにしても久保田。凄いね。これだけ働いてるのに、ことあるたびに「去年のことを考えたらまだまだ全然足りない」と発言する。この言葉と、不運な安打を重ねられても黙々と強いボールを投げ続ける久保田を見て、何も感じないような選手なら要らない。
これからタイガースは、若手の台頭とベテランの巻き返し、さらには怪我人や不調者の復調でV字回復を見せつけるわけだが、そのV字すべての軌跡においてチームを背骨として支え続けているのが久保田であることを忘れてはならない。07タイガースは、フィジカル&メンタル両面で久保田のチームなのだ。
ベイ先発寺原の立ち上がりは相当良かった。直球が走って低めに決まる。重心をずらして投げるシュートも150km/hを越える。カーブで緩急をつけ、フォークを落とす。これは手こずる。強いボールで完全に抑え込まれるという形が、前半のタイガースは多かっただけに早く1点欲しい。
そこで3回に飛び出た坂の一発にはびっくりした。2−0と追い込まれた3球目、寺原はインローでヒザを引かせようとしたが、坂はヒザから下はそのままに腰から背中をたわめるようにして間合いを作り、肩は開かず腰を開いて、走るはずのないバットのヘッドを無理矢理走らせる。すくい打ち。ふらふらと上がった打球は切れることなくライトスタンド最前列に落ちた。反応だけで打ったように見えたが、面白い打者だ。広島、東京ドーム、神宮、横浜と狭い球場の多いセの場合は、こういう打撃がとても有効。甲子園やナゴヤではちゃんとファールにしないとダメだけどね。
同点に追いつかれた直後、5回表に奪った突き放しの2点も坂の点。アウトローに逃げる150km/hのシュートにバットが伸びる。鋭く三塁線を抜き二塁打。一死二三塁とした。ただ合わせただけなのだが1−2から相手の最高のボールにこれまた素直に反応する。先のHRにしても、この二塁打にしても、そこを打たれちゃゴメンナサイのコース。良い投手を崩すには、こういう打者のこういう打撃が何より効く。
この坂の活躍の意味はデカすぎる。ベンチ最年少の活躍はそれだけでチームを明るくするが、それ以上に内野手全員にピリッとした緊張感が生まれる。ナイスナイス!