2007.07.06 Friday
特にウチの打線はな(笑)。あ、それともう一つ。相手の福川は当たっているから気をつけろ!遅い?すまんすまん。とにかくこの1試合で一軍がどんなもんだかよーくわかったけ?
若竹の面白さは、投球フォームの「内外差」。足の踏み込み幅は大きめ、頭の重みによる重心移動をしっかりさせてから、腰にギュっと力を込めるようにパワフルで素速いひねり運動が始まる。肩にひねりが伝わって、ボールを離すタイミングになっても、まだ腕が出てこない。すっかり回転動作が終わった頃に体の遠くを回った腕がシュッと出てくる。直球の初速は大したことないが、体の力が十分指先に乗っているので130km/h台後半でも打者を威圧する風格がある。
特徴的なのはスローカーブ。この日は100km/h前後だったが効果抜群、80km/h台だったらどうなるのかな(笑)。遅い腕の出、その最後にとんでもなく高いボールが飛び出してくる。もちろん打者もスローカーブであることはすぐにわかる。高いなぁストライクか、引きつけなきゃ、しかし高いなあ、本当に沈むのか、おお沈んできた沈んできた、えっそこまで?うわーっ…結局打者は低めのボール球を打たされる。しかも完全に前足だけに重心が乗ってボールの軌道のままにスイングスピードを落として、ヘッドを下げて対応するから、力のないフライになっちゃう。若竹独特のフォームにぴったりのウィニングショット。ストライクとボールを自在に投げ分けられれば、実に愉快な配球が楽しめる。4回なんて面白いようにカーブでフライ打たせて、最後鈴木健はウラかいて直球ズバン見逃し三振。ここが圧巻だったね。
加えて120km/h前後のスライダーは目先を変えてカウントを稼ぐコントロールがある。この日は武器にならなかったが、意表をつくフォークもある。でも基本は直球とカーブの出し入れでスイスイいける。調子に乗るとヤバイなと思ったらスライダーでアクセント。余裕があればフォークでニヤリ。もうホント面白いピッチャー。最高。
ほとんどカンペキだったんだけど、2回だけ。先頭ガイエルにはフォークが抜けて死球。宮本三遊間を今岡が横っ飛び、良く捕ったんだけど二塁送球セーフ。もともと際どいタイミングだが、坂の足が離れたという判定。せっかくだからどこかでアウト一つ取りたいよなぁ。鈴木健の一二塁間は坂が横っ飛びで好捕。一死二三塁。福川へは初球外高め、二球目はインサイド、直球二つで追い込んだ。次も直球釣り球でハッとさせておいて、裏の裏インサイド直球でずばっと行こうという野口のリードはいかにも野口らしい。ただその直球がややまん中に寄ってしまったこと、そして福川がスイング、脳内とも絶好調であったことが予定外。レフトスタンドに3ランを運ばれた。1巡目は直球の残像を植え付けたいという狙いは圧倒的に支持したいのだが、この福川だけは特別扱いが必要だったね。思惑通り3回以降は、とっておいたカーブの威力を見せつけただけにね。
打つ方はマジメに見てないけど(笑)、S先発の松岡を序盤で打ち崩すためには、という戦略が見えなかったね。初回先頭の庄田がいっぱい放らせて情報を取ったんだから、それをシンプルな指示にしてやればなんとかなったような気もするんだけどね。ただ丸いボールと丸いバットが生み出す偶然において、「ついてない」状況が続いちゃったってのはある。
まあ、やや情けない試合の部類だろうけど、いつもの「若手投手への愛のムチ」ということで切り替えよっか。切り替えないと戦えない相手だから切り替わるんじゃないかな、きっと。
若竹の面白さは、投球フォームの「内外差」。足の踏み込み幅は大きめ、頭の重みによる重心移動をしっかりさせてから、腰にギュっと力を込めるようにパワフルで素速いひねり運動が始まる。肩にひねりが伝わって、ボールを離すタイミングになっても、まだ腕が出てこない。すっかり回転動作が終わった頃に体の遠くを回った腕がシュッと出てくる。直球の初速は大したことないが、体の力が十分指先に乗っているので130km/h台後半でも打者を威圧する風格がある。
特徴的なのはスローカーブ。この日は100km/h前後だったが効果抜群、80km/h台だったらどうなるのかな(笑)。遅い腕の出、その最後にとんでもなく高いボールが飛び出してくる。もちろん打者もスローカーブであることはすぐにわかる。高いなぁストライクか、引きつけなきゃ、しかし高いなあ、本当に沈むのか、おお沈んできた沈んできた、えっそこまで?うわーっ…結局打者は低めのボール球を打たされる。しかも完全に前足だけに重心が乗ってボールの軌道のままにスイングスピードを落として、ヘッドを下げて対応するから、力のないフライになっちゃう。若竹独特のフォームにぴったりのウィニングショット。ストライクとボールを自在に投げ分けられれば、実に愉快な配球が楽しめる。4回なんて面白いようにカーブでフライ打たせて、最後鈴木健はウラかいて直球ズバン見逃し三振。ここが圧巻だったね。
加えて120km/h前後のスライダーは目先を変えてカウントを稼ぐコントロールがある。この日は武器にならなかったが、意表をつくフォークもある。でも基本は直球とカーブの出し入れでスイスイいける。調子に乗るとヤバイなと思ったらスライダーでアクセント。余裕があればフォークでニヤリ。もうホント面白いピッチャー。最高。
ほとんどカンペキだったんだけど、2回だけ。先頭ガイエルにはフォークが抜けて死球。宮本三遊間を今岡が横っ飛び、良く捕ったんだけど二塁送球セーフ。もともと際どいタイミングだが、坂の足が離れたという判定。せっかくだからどこかでアウト一つ取りたいよなぁ。鈴木健の一二塁間は坂が横っ飛びで好捕。一死二三塁。福川へは初球外高め、二球目はインサイド、直球二つで追い込んだ。次も直球釣り球でハッとさせておいて、裏の裏インサイド直球でずばっと行こうという野口のリードはいかにも野口らしい。ただその直球がややまん中に寄ってしまったこと、そして福川がスイング、脳内とも絶好調であったことが予定外。レフトスタンドに3ランを運ばれた。1巡目は直球の残像を植え付けたいという狙いは圧倒的に支持したいのだが、この福川だけは特別扱いが必要だったね。思惑通り3回以降は、とっておいたカーブの威力を見せつけただけにね。
打つ方はマジメに見てないけど(笑)、S先発の松岡を序盤で打ち崩すためには、という戦略が見えなかったね。初回先頭の庄田がいっぱい放らせて情報を取ったんだから、それをシンプルな指示にしてやればなんとかなったような気もするんだけどね。ただ丸いボールと丸いバットが生み出す偶然において、「ついてない」状況が続いちゃったってのはある。
まあ、やや情けない試合の部類だろうけど、いつもの「若手投手への愛のムチ」ということで切り替えよっか。切り替えないと戦えない相手だから切り替わるんじゃないかな、きっと。