2007.07.25 Wednesday
スクランブルから試合を組み立て直したリリーフ陣、ダーウィン、江草、渡辺、久保田、球児よく踏ん張った。ショートでのフルイニング出場記録を作った鳥谷、価値ある2安打、守備での集中も感じた。しっかり役目を果たした赤星、足で気迫を注入し続ける金本、冷静さを取り戻していったシーツ、ここというところでの2打点矢野、すばやいスローイングで盛り上げた坂、落ち着いた見極めで繋いだ葛城、意地で振り切ったタイムリーポテンの関本、ヒーロー級の一撃藤本…。みんなで掴んだ嬉しい1勝。借金2、首位と5.5差、まだ7月。あるある、全然ある(笑)。
まず劇的な1勝を挙げたことを素直に喜びたい。がーっと調子に乗ってしまいたいのはヤマヤマ。しかし、ローテの中心として中4日で回そうとしていたジャンが離脱するとなると、計算が大きく狂ってくる。今後への不安がさらに拡大する…。
いや、いやいや。これでさらに若手を使わなきゃどうしようもない状況が強くなっただけ。打たれたってかまいやしない。打たれた分は打ち返せば良いんだから。なるようになるさ!そんな気持ちにさせてくれるリスタート初戦。
ただそれにしても…だ。しつこいようだが、どっちも強いことない(笑)。中心選手の故障が暗い影を落とす。右ヒジ痛で抹消された福留を欠いたDの外野守備、打線は恐るるに足らず。ジェフ、ハシケンの欠けた鉄壁リリーフ陣に暗雲漂う。巨星岩瀬の輝きが失せる。先発の信頼度は双方大したことない。守備の乱れも飛び出す。確かにこれだけの粘っこい試合をしたのだから確かにどっちも弱いこともないんだけど、相手を締め上げるような強さはないね。
9回ウラ、大熱戦を締めるべく8−5、3点リードで登板した球児だったが、ノリ右前、英智に追い込んでからの見せ球が抜けて死球、谷繁には初球のアウトロー直球を狙い打ちされ右前。なんと無死満塁。乱戦の雨雲が球児をも飲み込もうとしていたが、代打昼の甲子園二軍戦で能見からHRを打った後、緊急昇格された堂上兄を全球変化球で空振り三振。ここでようやく落ち着いた。井端やウッズまで回すと逆転サヨナラまである状況だったが、荒木から取れないはずの併殺を取ってゲームセット。どんなに強がったって結果が悪けりゃハマっていくのがクローザー、まずはめでたし!
そういかなかったのが9回表5−5同点で出てきた岩瀬。7/16S戦でボコボコにされて3敗目を喫しているように今季は絶対的ではない。でもタイガースは打てないんだなぁこれが。
先頭鳥谷はいつものようにノー気配だった。内から逃げていくスライダーにいつものように腰を引いて見逃す。ところが外に外すスライダーを見切って2−3とすると、腰が引けた時と同じ球に食らいついて左前に弾き返す。赤星送って一死二塁。スタメン3番は今岡が入っていたが、3打席まったく自分のスイングができなかったところで下げられた。ここには投手が入っている。結果的にこの3番に勝負の代打を出せることになって試合が盛り上がるのだから野球はわからんもんだ(笑)。一死二塁、代打は狩野。初球膝元に曲がり落ちてくるスライダー、頭の中にあったのもまさにそのボール。体をやや開き、ヘッドを前方に伸ばすようにバットをぶつけると、低いライナーがセンター右に落ちる。いつものように判断悪く打球を見つめていた二走鳥谷だったが、ワンバウンドした打球を李がグラブで弾いたのを見て悠々生還、狩野も二塁へ進む。代打狩野勝ち越しタイムリー二塁打で6−5。悩みの時期を越えて、またしっかりと準備できていることをアピールした。金本敬遠、林は良い当たりだったがライト正面へのライナー、この日林はノーヒット、ポップフライの連続だったが最後の当たりでちょっとホッとできただろう。二死一二塁でシーツ。落ち着いていた。自分に投げてくる球の多くがボール球だということがわかっていたし、ここまで岩瀬がまともにアウトを取れずに焦っていることもわかっていた。1−3からの膝元スライダー、体の重みを斜め前に踏み出した左足に預けるようにしてバットに乗せる。打球は前進守備の英智の頭上を越えて、フェンスまで転がる。二走狩野、一走金本も還って8−5。ついに岩瀬をKOした。タイガースが岩瀬から点を取ったのが3年ぶりだって。●をつけたのは6年ぶり(!)、ナゴドでは初めてなんだって。それもどうかと思う(笑)。---修正14:40---
とにかく終盤、試合がもつれにもつれたのだ。5−4と1点リードして迎えた8回ウラも久保田はピシャリと行けなかった。もうそういう振り子の振動になっちゃっていたんだね。先頭李の打球もハッとするような当たりだった。芯で捉えられたがスピンがかからず失速した右飛。一死後井端はライトフェンス直撃の三塁打。林に代えて守備固めを入れていれば…という打球だったが、そんな人員がいるかどうかは疑問(笑)。一死三塁、ウッズ。この日タイガースはウッズと勝負しない作戦がまんまと成功していた。当然ここもボール球だけでOK。ところが初球、外に外す直球がストライクゾーンへ。強く叩かれたゴロがセンターに抜ける。これで5−5の同点。次の森野を注文通りの6−6−3併殺に仕留めただけにね、ああもったいない。でも1点でよう凌いだから次に繋がった。
D平井がマウンドに上がって、8回表が始まった時は、3−4とドラゴンズがリードしていた。金本が狙い気味のスイングで空振り三振。林も一発欲しがるような振りで二飛。いやそれで良い。チームみんな彼らにはロングヒットを求めている。そしてそういう一撃が出そうな雰囲気のあるイニングだった。重苦しく引き合っていたパワーバランスが、大きく振れ始めてしかるべき、そんな回だったのだ。だが二死走者なし、打席にシーツ。このままか…。前の打席では思い切ったスイングで三塁線を破る二塁打、多少気は良くしているだろう。アウトローいっぱいのフォークで入り、直球、直球で簡単に2−1と追い込まれる。しかしここから外への直球を二つ楽に見送る。スライダーがない平井はシーツにとって怖さのない投手かも知れない。初球と同じアウトローへのフォークはわずかに外れて四球を選ぶ。二死一塁、矢野。矢野も簡単に追い込まれた。ここで私の脳裏に、「アウトコースの直球にバットが空を切り、あ〜という顔をする矢野」の映像が浮かぶ(笑)。どうやら矢野も同じだったようで、そのボールに見事左足を踏み込みライトにかっ飛ばす。データ通りライナーに備えていた英智の頭上をあざ笑うように越えていく。シーツ、ホームイン、矢野同点三塁打!そうだろうそうだろう、この回はそういう回なんだ。途中出場の藤本、さあ大好きな「おいしい場面」だ。追い込まれてから、ようやく甘いフォークが来た。ウッキー!伸びる伸びる、右中間ど真ん中!逆転タイムリー二塁打!いいぞ、藤本!ヒーローインタビュー何しゃべる?(笑)
へんな試合だった。初回鳥谷の右中間二塁打、赤星送って、ダメ今岡がダメフライのあと、金本タイムリー。想定通りオーダーが機能した。D先発山井は、低めに伸びのある速球を決めてきて、尻上がりの好投をされたから、この先制点はナイスだった。
T先発ジャンも良い感じだったが、2回に四球がらみで1点を失い同点。
3回はベースカバーの時、腰を痛めて降板。スクランブルのダーウィンが好投するが、シーツが3アウト目の一ゴロを取ってベースを踏んだつもりが踏めず、慌ててミットでタッチに行くが一歩及ばずセーフ。タイムリーエラーで1−2と逆転される。
5回表先頭矢野のソロHRでまた追いつくも、6回ウラ、ダーウィンから引き継いだ江草が打たれて2点献上、2−4。だが最後二死満塁と苦しいところ、森野を三振に取って、まだわからないという空気を作る。
直後7回表、シーツ三塁線を破る二塁打。上がってきた。矢野大きな右飛でシーツ三進。坂に代わる代打葛城が四球を選んで一死一三塁となったところでDは山井からSラミレスにスイッチ。途中出場で今岡に代わって三塁に入っていた関本がセンター前にタイムリーポテン。すぐさま1点差に迫る。さらに二死満塁まで好機を繋ぎ、3番江草に代わる代打桜井、Dは久本から岡本と必死の防戦。桜井スライダーを読み切っておっつけたが、わずかに押されて、セカンドの頭を越えなかった。
この3−4、1点ビハインドの7回ウラ、出てきたタイガースの投手が渡辺だった。負けがこんでいる時なら、久保田かジェフが出て来た場面。試合はまだどう転ぶかまったくわからない終盤戦、たった1点のビハインドで、渡辺。双方、この試合は大事な試合だぞ、そう感じ始めたところで出てきたのだ。渡辺にとっては、今までに経験のない重圧のかかるマウンドだ。投げさせる投手がいないから仕方ないのだ。でも、嬉しかった。やっと次のステップが回ってきたな、ナベよ。思いっきり行け!渡辺も嬉しかったと思う。
先頭ノリに右前クリーンヒットを打たれる。英智はバントの構えからバスターエンドラン、ショートゴロはおあつらえ向きゲッツーコースだったが、一塁ベースカバーに備えていた藤本のカバーが遅れ、アウトは一塁のみ。ここは鳥谷好判断。谷繁にはまっすぐでグイグイ攻めまくったが、粘られて最後は根負け四球。一死一二塁、打席に代打立浪。ナゴドは大歓声。ベンチはまったく動かない。渡辺、任せたぞ。スライダー、チェンジアップで見逃し、空振り。簡単に追い込んで、最後は自信のまっすぐで力ない左飛に打ち取る。二死一二塁、荒木。ストレート、スライダーを低めいっぱいコーナーいっぱいに配して2−0と追い込む。4球目チェンジアップが内角いっぱいへ、荒木手が出ず見逃し三振!よし来た!この試合行ける!一気にチームが盛り上がった。こうしてこの試合の終盤は盛り上がりまくって行く。
まず劇的な1勝を挙げたことを素直に喜びたい。がーっと調子に乗ってしまいたいのはヤマヤマ。しかし、ローテの中心として中4日で回そうとしていたジャンが離脱するとなると、計算が大きく狂ってくる。今後への不安がさらに拡大する…。
いや、いやいや。これでさらに若手を使わなきゃどうしようもない状況が強くなっただけ。打たれたってかまいやしない。打たれた分は打ち返せば良いんだから。なるようになるさ!そんな気持ちにさせてくれるリスタート初戦。
ただそれにしても…だ。しつこいようだが、どっちも強いことない(笑)。中心選手の故障が暗い影を落とす。右ヒジ痛で抹消された福留を欠いたDの外野守備、打線は恐るるに足らず。ジェフ、ハシケンの欠けた鉄壁リリーフ陣に暗雲漂う。巨星岩瀬の輝きが失せる。先発の信頼度は双方大したことない。守備の乱れも飛び出す。確かにこれだけの粘っこい試合をしたのだから確かにどっちも弱いこともないんだけど、相手を締め上げるような強さはないね。
9回ウラ、大熱戦を締めるべく8−5、3点リードで登板した球児だったが、ノリ右前、英智に追い込んでからの見せ球が抜けて死球、谷繁には初球のアウトロー直球を狙い打ちされ右前。なんと無死満塁。乱戦の雨雲が球児をも飲み込もうとしていたが、代打昼の甲子園二軍戦で能見からHRを打った後、緊急昇格された堂上兄を全球変化球で空振り三振。ここでようやく落ち着いた。井端やウッズまで回すと逆転サヨナラまである状況だったが、荒木から取れないはずの併殺を取ってゲームセット。どんなに強がったって結果が悪けりゃハマっていくのがクローザー、まずはめでたし!
そういかなかったのが9回表5−5同点で出てきた岩瀬。7/16S戦でボコボコにされて3敗目を喫しているように今季は絶対的ではない。でもタイガースは打てないんだなぁこれが。
先頭鳥谷はいつものようにノー気配だった。内から逃げていくスライダーにいつものように腰を引いて見逃す。ところが外に外すスライダーを見切って2−3とすると、腰が引けた時と同じ球に食らいついて左前に弾き返す。赤星送って一死二塁。スタメン3番は今岡が入っていたが、3打席まったく自分のスイングができなかったところで下げられた。ここには投手が入っている。結果的にこの3番に勝負の代打を出せることになって試合が盛り上がるのだから野球はわからんもんだ(笑)。一死二塁、代打は狩野。初球膝元に曲がり落ちてくるスライダー、頭の中にあったのもまさにそのボール。体をやや開き、ヘッドを前方に伸ばすようにバットをぶつけると、低いライナーがセンター右に落ちる。いつものように判断悪く打球を見つめていた二走鳥谷だったが、ワンバウンドした打球を李がグラブで弾いたのを見て悠々生還、狩野も二塁へ進む。代打狩野勝ち越しタイムリー二塁打で6−5。悩みの時期を越えて、またしっかりと準備できていることをアピールした。金本敬遠、林は良い当たりだったがライト正面へのライナー、この日林はノーヒット、ポップフライの連続だったが最後の当たりでちょっとホッとできただろう。二死一二塁でシーツ。落ち着いていた。自分に投げてくる球の多くがボール球だということがわかっていたし、ここまで岩瀬がまともにアウトを取れずに焦っていることもわかっていた。1−3からの膝元スライダー、体の重みを斜め前に踏み出した左足に預けるようにしてバットに乗せる。打球は前進守備の英智の頭上を越えて、フェンスまで転がる。二走狩野、一走金本も還って8−5。ついに岩瀬をKOした。タイガースが岩瀬から点を取ったのが3年ぶりだって。●をつけたのは6年ぶり(!)、ナゴドでは初めてなんだって。それもどうかと思う(笑)。---修正14:40---
とにかく終盤、試合がもつれにもつれたのだ。5−4と1点リードして迎えた8回ウラも久保田はピシャリと行けなかった。もうそういう振り子の振動になっちゃっていたんだね。先頭李の打球もハッとするような当たりだった。芯で捉えられたがスピンがかからず失速した右飛。一死後井端はライトフェンス直撃の三塁打。林に代えて守備固めを入れていれば…という打球だったが、そんな人員がいるかどうかは疑問(笑)。一死三塁、ウッズ。この日タイガースはウッズと勝負しない作戦がまんまと成功していた。当然ここもボール球だけでOK。ところが初球、外に外す直球がストライクゾーンへ。強く叩かれたゴロがセンターに抜ける。これで5−5の同点。次の森野を注文通りの6−6−3併殺に仕留めただけにね、ああもったいない。でも1点でよう凌いだから次に繋がった。
D平井がマウンドに上がって、8回表が始まった時は、3−4とドラゴンズがリードしていた。金本が狙い気味のスイングで空振り三振。林も一発欲しがるような振りで二飛。いやそれで良い。チームみんな彼らにはロングヒットを求めている。そしてそういう一撃が出そうな雰囲気のあるイニングだった。重苦しく引き合っていたパワーバランスが、大きく振れ始めてしかるべき、そんな回だったのだ。だが二死走者なし、打席にシーツ。このままか…。前の打席では思い切ったスイングで三塁線を破る二塁打、多少気は良くしているだろう。アウトローいっぱいのフォークで入り、直球、直球で簡単に2−1と追い込まれる。しかしここから外への直球を二つ楽に見送る。スライダーがない平井はシーツにとって怖さのない投手かも知れない。初球と同じアウトローへのフォークはわずかに外れて四球を選ぶ。二死一塁、矢野。矢野も簡単に追い込まれた。ここで私の脳裏に、「アウトコースの直球にバットが空を切り、あ〜という顔をする矢野」の映像が浮かぶ(笑)。どうやら矢野も同じだったようで、そのボールに見事左足を踏み込みライトにかっ飛ばす。データ通りライナーに備えていた英智の頭上をあざ笑うように越えていく。シーツ、ホームイン、矢野同点三塁打!そうだろうそうだろう、この回はそういう回なんだ。途中出場の藤本、さあ大好きな「おいしい場面」だ。追い込まれてから、ようやく甘いフォークが来た。ウッキー!伸びる伸びる、右中間ど真ん中!逆転タイムリー二塁打!いいぞ、藤本!ヒーローインタビュー何しゃべる?(笑)
へんな試合だった。初回鳥谷の右中間二塁打、赤星送って、ダメ今岡がダメフライのあと、金本タイムリー。想定通りオーダーが機能した。D先発山井は、低めに伸びのある速球を決めてきて、尻上がりの好投をされたから、この先制点はナイスだった。
T先発ジャンも良い感じだったが、2回に四球がらみで1点を失い同点。
3回はベースカバーの時、腰を痛めて降板。スクランブルのダーウィンが好投するが、シーツが3アウト目の一ゴロを取ってベースを踏んだつもりが踏めず、慌ててミットでタッチに行くが一歩及ばずセーフ。タイムリーエラーで1−2と逆転される。
5回表先頭矢野のソロHRでまた追いつくも、6回ウラ、ダーウィンから引き継いだ江草が打たれて2点献上、2−4。だが最後二死満塁と苦しいところ、森野を三振に取って、まだわからないという空気を作る。
直後7回表、シーツ三塁線を破る二塁打。上がってきた。矢野大きな右飛でシーツ三進。坂に代わる代打葛城が四球を選んで一死一三塁となったところでDは山井からSラミレスにスイッチ。途中出場で今岡に代わって三塁に入っていた関本がセンター前にタイムリーポテン。すぐさま1点差に迫る。さらに二死満塁まで好機を繋ぎ、3番江草に代わる代打桜井、Dは久本から岡本と必死の防戦。桜井スライダーを読み切っておっつけたが、わずかに押されて、セカンドの頭を越えなかった。
この3−4、1点ビハインドの7回ウラ、出てきたタイガースの投手が渡辺だった。負けがこんでいる時なら、久保田かジェフが出て来た場面。試合はまだどう転ぶかまったくわからない終盤戦、たった1点のビハインドで、渡辺。双方、この試合は大事な試合だぞ、そう感じ始めたところで出てきたのだ。渡辺にとっては、今までに経験のない重圧のかかるマウンドだ。投げさせる投手がいないから仕方ないのだ。でも、嬉しかった。やっと次のステップが回ってきたな、ナベよ。思いっきり行け!渡辺も嬉しかったと思う。
先頭ノリに右前クリーンヒットを打たれる。英智はバントの構えからバスターエンドラン、ショートゴロはおあつらえ向きゲッツーコースだったが、一塁ベースカバーに備えていた藤本のカバーが遅れ、アウトは一塁のみ。ここは鳥谷好判断。谷繁にはまっすぐでグイグイ攻めまくったが、粘られて最後は根負け四球。一死一二塁、打席に代打立浪。ナゴドは大歓声。ベンチはまったく動かない。渡辺、任せたぞ。スライダー、チェンジアップで見逃し、空振り。簡単に追い込んで、最後は自信のまっすぐで力ない左飛に打ち取る。二死一二塁、荒木。ストレート、スライダーを低めいっぱいコーナーいっぱいに配して2−0と追い込む。4球目チェンジアップが内角いっぱいへ、荒木手が出ず見逃し三振!よし来た!この試合行ける!一気にチームが盛り上がった。こうしてこの試合の終盤は盛り上がりまくって行く。