2007.08.04 Saturday
Gは9回逆転勝ち、Dは爆勝か。なあに、今は他球団のことより、自分とこの貯金を早くフタ桁にすることに集中だ。これがちょっと前まで、全力で若手に精神的逃避していた人の発言なんだから笑える(笑)。
ジャンはよう頑張ったね。何もなくてもイライラするような蒸し暑い広島で、まあ自業自得とはいえ、そらあんた「知覚過敏」やわというボーク2つ。イライラピークで乱闘騒ぎ。よくあれでガタガタにならなかったもんだ。こんな感じで中4日、しっかり試合の土台を作ってくれりゃ言うことなし。たとえ勝ち星がつかなくともね。85年優勝した年、ゲイルという投手がいた。四球も多いし防御率も4点台半ばで、すごく良い投手という印象はない。でもスーパー強力打線の陰に隠れて目立たなかったが、ローテはきっちり守って、出てくればそこそこのイニングを投げ13勝8敗。シリーズも2勝して、日本一に大きく貢献した投手だった。まあジャンは、払っている金も金なんで、やってもらわないといけないけど、そういう選手こそハズレるのが世の常。平成のゲイルになってちょ。
渡辺ナイスピッチング&祝初勝利!どんな状況でもていねいに仕事をしている。立派立派!
最後は久保田でなきゃダメですか?桟原じゃダメですか?ああそうですか。
暴走やら好走塁やら紙一重やら、いろいろあったけど、常に前のめりはOK。のめってナンボ。のめらな次に繋がらん。
右の方がやけにムズムズする試合だった。
カープとの対戦成績2勝9敗。現在8連敗中。交流戦を挟んで、さらにDGDGDのカミカゼ編成もあって久々の対戦。今となってはなんでカープに勝てなかったのか、まったく思い出せないくらい(笑)。あの頃は、こっちがどん底で、そっちが天井。もうそうはならないよ。
ただどうしても気になるのが、この日カープの6番ライトでスタメンの喜田剛の存在。交流戦前にトレードで移った未来の虎ゴジラ。喜田について過去に書いたものを読み返して見る(退団者:喜田剛カテ)。チャンスをもらう→甘い球を見逃す→ボール球をムチャ振りが年をまたいで繰り返される。二軍で安定した成績を残していたが、今年は二軍でも不調に悩んでいた。転機が必要だったのだ。交流戦で喜々として活躍する喜田の姿を見て、こっちも心から喜んだ。こっちにもらった山田はまったく出てこないけど、まあそれはそれ、くすぶっていた選手が一人、日の目を見たんだからね。
阪神球団が喜田放出の踏ん切りがついたのは、林の活躍が決め手だったと思う。外国人クラスの打撃が見込める林を外野、一塁手で使えるめどが立ち、同じ左打ち、同年代で守備位置に制約のある喜田がレギュラーに食い込む可能性がほぼ消えた。望まれて行く口があるのなら行かせた方が喜田のためになる。
そんな喜田がライトの守備位置にいる。タイガース時代に外野を守っていた記憶はほとんどない。喜田が打ちまくって「恩返し」で負かされたらイヤだなぁ、そんなことばかり考えてしまう。タイガースの選手たちにもそんな意識がチラッチラッとあったんじゃないだろうか。なんだかムズムズする。
喜田といえば桜井。二軍左右の大砲二門。いつ出てくるのやらの二人。なにをするにも二人一緒の仲良しユニットを強制解散させたのは大正解だった。試合に出て活躍する喜田が桜井開花の直接原因だっただろう。今や6番ライトのスタメンを得るまでになった。
開幕前は、当然その場所でどっしり構えるのは濱中だと思われていたが、不調に故障で忘れかけられた存在になる。傷も癒え、調子も上がり、ようやくベンチにまで戻って来たが、見方の右の方に居座る、林、桜井への挑戦から始めなければならない。
その濱中の相方と言えば、同期の関本。濱中同様極度の不振で、若手ブームの中でまったく目立たぬ存在になっていた。次の世代に追い立てられて尻に火がついた。ようやく本当の姿を取り戻し、今は右側二塁のポジションを確かにしつつある。
ムズムズするような意識し合いが揮発性ガスとしてグラウンド上を漂っていたが、7回ウラ喜田の勝ち越しヒットが種火となる。
8回表、先頭代打濱中。打ちたい打ちたいのハマちゃんじゃなかった。ボール球を見極め、甘いボールを強く叩こうという意識が見えた。迷惑をかけた分、チームに貢献する、そういう謙虚な姿勢で打席に入っているのが見えた。フルカウントから6球目、内角直球。押し込まれても不思議じゃないボールだったが、見事にタイミングを合わせ、レフト頭上をライナーが伸びる、一直線にそのままスタンド最前列に飛び込んだ。決して簡単な球じゃなかったが、自然と反応できると言うことは、相当良い状態なんじゃないかな。どん底まで落ちて、地道な苦労を重ねて、ようやく出た今季1号。いつもはどこかのんきな濱中の顔が引き締まったままなのが印象的だった。
濱中の強烈なライナーでボワっと引火、試合終盤に燃え上がる。個人のさまざまな感情が燃え上がった後、「チームの勝利」で風の向きが一定しているタイガースがグラウンドを焼き尽くした。
ジャンはよう頑張ったね。何もなくてもイライラするような蒸し暑い広島で、まあ自業自得とはいえ、そらあんた「知覚過敏」やわというボーク2つ。イライラピークで乱闘騒ぎ。よくあれでガタガタにならなかったもんだ。こんな感じで中4日、しっかり試合の土台を作ってくれりゃ言うことなし。たとえ勝ち星がつかなくともね。85年優勝した年、ゲイルという投手がいた。四球も多いし防御率も4点台半ばで、すごく良い投手という印象はない。でもスーパー強力打線の陰に隠れて目立たなかったが、ローテはきっちり守って、出てくればそこそこのイニングを投げ13勝8敗。シリーズも2勝して、日本一に大きく貢献した投手だった。まあジャンは、払っている金も金なんで、やってもらわないといけないけど、そういう選手こそハズレるのが世の常。平成のゲイルになってちょ。
渡辺ナイスピッチング&祝初勝利!どんな状況でもていねいに仕事をしている。立派立派!
最後は久保田でなきゃダメですか?桟原じゃダメですか?ああそうですか。
暴走やら好走塁やら紙一重やら、いろいろあったけど、常に前のめりはOK。のめってナンボ。のめらな次に繋がらん。
右の方がやけにムズムズする試合だった。
カープとの対戦成績2勝9敗。現在8連敗中。交流戦を挟んで、さらにDGDGDのカミカゼ編成もあって久々の対戦。今となってはなんでカープに勝てなかったのか、まったく思い出せないくらい(笑)。あの頃は、こっちがどん底で、そっちが天井。もうそうはならないよ。
ただどうしても気になるのが、この日カープの6番ライトでスタメンの喜田剛の存在。交流戦前にトレードで移った未来の虎ゴジラ。喜田について過去に書いたものを読み返して見る(退団者:喜田剛カテ)。チャンスをもらう→甘い球を見逃す→ボール球をムチャ振りが年をまたいで繰り返される。二軍で安定した成績を残していたが、今年は二軍でも不調に悩んでいた。転機が必要だったのだ。交流戦で喜々として活躍する喜田の姿を見て、こっちも心から喜んだ。こっちにもらった山田はまったく出てこないけど、まあそれはそれ、くすぶっていた選手が一人、日の目を見たんだからね。
阪神球団が喜田放出の踏ん切りがついたのは、林の活躍が決め手だったと思う。外国人クラスの打撃が見込める林を外野、一塁手で使えるめどが立ち、同じ左打ち、同年代で守備位置に制約のある喜田がレギュラーに食い込む可能性がほぼ消えた。望まれて行く口があるのなら行かせた方が喜田のためになる。
そんな喜田がライトの守備位置にいる。タイガース時代に外野を守っていた記憶はほとんどない。喜田が打ちまくって「恩返し」で負かされたらイヤだなぁ、そんなことばかり考えてしまう。タイガースの選手たちにもそんな意識がチラッチラッとあったんじゃないだろうか。なんだかムズムズする。
喜田といえば桜井。二軍左右の大砲二門。いつ出てくるのやらの二人。なにをするにも二人一緒の仲良しユニットを強制解散させたのは大正解だった。試合に出て活躍する喜田が桜井開花の直接原因だっただろう。今や6番ライトのスタメンを得るまでになった。
開幕前は、当然その場所でどっしり構えるのは濱中だと思われていたが、不調に故障で忘れかけられた存在になる。傷も癒え、調子も上がり、ようやくベンチにまで戻って来たが、見方の右の方に居座る、林、桜井への挑戦から始めなければならない。
その濱中の相方と言えば、同期の関本。濱中同様極度の不振で、若手ブームの中でまったく目立たぬ存在になっていた。次の世代に追い立てられて尻に火がついた。ようやく本当の姿を取り戻し、今は右側二塁のポジションを確かにしつつある。
ムズムズするような意識し合いが揮発性ガスとしてグラウンド上を漂っていたが、7回ウラ喜田の勝ち越しヒットが種火となる。
8回表、先頭代打濱中。打ちたい打ちたいのハマちゃんじゃなかった。ボール球を見極め、甘いボールを強く叩こうという意識が見えた。迷惑をかけた分、チームに貢献する、そういう謙虚な姿勢で打席に入っているのが見えた。フルカウントから6球目、内角直球。押し込まれても不思議じゃないボールだったが、見事にタイミングを合わせ、レフト頭上をライナーが伸びる、一直線にそのままスタンド最前列に飛び込んだ。決して簡単な球じゃなかったが、自然と反応できると言うことは、相当良い状態なんじゃないかな。どん底まで落ちて、地道な苦労を重ねて、ようやく出た今季1号。いつもはどこかのんきな濱中の顔が引き締まったままなのが印象的だった。
濱中の強烈なライナーでボワっと引火、試合終盤に燃え上がる。個人のさまざまな感情が燃え上がった後、「チームの勝利」で風の向きが一定しているタイガースがグラウンドを焼き尽くした。